記事一覧 - ラッコの研究 | Articles - Sea Otter Study
記事はシステムの都合上、最新のものから100件しか表示されません。
より多くの記事をご覧になりたい場合は、左下の「サイト内検索」にキーワードを入れてお探しください。
2020年
2月
17日
月
【記事】シェッド水族館のルナ、がん予防のため手術を受ける | Shedd’s famous otter Luna goes under the knife to prevent cancer
本日は2020年2月13日付のChicago Tribune紙より、"Shedd’s famous otter Luna goes under the knife to prevent cancer"をお届けします。2014年にカリフォルニアからシェッド水族館へやってきたルナ。今後起こりうる生殖器系のがんの予防措置として、卵巣と子宮の摘出を行いました。翻訳に時間がかかって遅くなってしまいました(汗
2020年
2月
08日
土
【記事】カトマイのクマがラッコを捕食 | Hungry Alaskan Bears Find a New Prey
本日は2020年2月7日付のHakai Magazineより、"Hungry Alaskan Bears Find a New Prey"をお届けします。アラスカ州カトマイ周辺ではラッコの増加に伴い生態系に様々な影響がでています。そこに住むブラウンベアは、増えるラッコを食べるようになっているようです。
2020年
2月
07日
金
【記事】ラッコの経済的価値 | What is the Value of a Sea Otter?
本日は2020年2月4日付のMiddlebury Institute of International Studies / CBE Newsより、"What is the Value of a Sea Otter?"をお届けします。
カリフォルニアでラッコが復活するにつれ、観光産業などラッコに関する経済活動も興ってきました。ミドルベリー国際大学院モントレー校がその経済効果の調査を行っています。
2020年
2月
06日
木
【記事】サンフランシスコ湾にカリフォルニアラッコが再定着すれば個体数が3倍になる可能性 | Study finds California could triple southern sea otter population by recolonizing San Francisco Bay
本日は2019年12月9日付のソノマ州立大学のニュースより、Study finds California could
triple southern sea otter population by recolonizing San Francisco Bayをお届けします。サンフランシスコ湾にはかつて多くのラッコが生息していたと考えられており、ラッコが再定着することで現在の個体数を大きく増やせる可能性を指摘した論文が発表されました。
昨年中に翻訳する予定だったのですが遅れてすみません。
2019年
10月
28日
月
【記事】失われたオレゴンのラッコ(4):未来 | The Lost Sea Otters of Oregon: Part Four
本日は2019年10月23日付のOregon Wild のブログから、シリーズ最終回The Lost Sea Otters of Oregon: Part Fourをお届けします。
現状を理解し、その影響を知ることは「ラッコがいる未来」のための第一歩です。
全くレベルは違いますが、らっこちゃんねるがこうして細々とラッコのに関する情報をお届けしているのも、日本に戻りつつある野生のラッコたちをどのように受け入れ、守っていくか皆さんが考えるきっかけとなって欲しいと思っているからです。
2019年
10月
19日
土
【記事】2019年ワシントン州ラッコ個体数調査に協力 | One, Two, 200! The 2019 Sea Otter Count
本日は2019年10月10日付のPoint Defiance Zoo Blogより、"One, Two, 200! The 2019 Sea Otter Count"をお届けします。ポイントデファイアンス動物園水族館のスタッフが、今年のワシントン州のラッコ個体数調査に参加した際の記録です。
2019年
9月
30日
月
【記事】ラッコ啓蒙週間:シーオターサビークイズ | Sea Otter Awareness Week 7 Days of Sea Otter Savvy
本日は、2019年9月22日~28日のラッコ啓蒙週間にかけて、Sea Otter Savvyが毎日発信していたラッコに関する投稿をまとめてお届けします。これらの投稿に関するクイズが出題されています。Sea Otter Savvyは、人間のラッコに対するハラスメントがどのように影響しているかを調査したり、そうしたハラスメントを防止するべく啓蒙活動を行っている非営利団体です。海外から応募ができるのかは分かりませんが、クイズに挑戦してみてください。
2019年
9月
25日
水
【記事】2019年カリフォルニアラッコ個体数調査 | Slight dip in California sea otter numbers, according to 2019 survey results
本日は2019年9月24日付のU.S. Fish and Wildlife News Releaseより、"Slight dip in California sea otter numbers, according to 2019 survey results"をお届けします。2019年春に行われたカリフォルニアラッコの個体数調査の結果がでました。2016年から18年までの3年間、絶滅危惧種法の「節滅危惧種」リストから除外される参考地である3090頭を超えていましたが、今年の3年平均値は3000頭を割り込みました。サメによる噛みつきが多い地域で個体数の減少が顕著になっているようです。
2019年
9月
25日
水
【記事】代理母ラッコプログラムを裏打ちする研究 | The feel-good science behind sea otter surrogacy
本日は2019年9月23日付の Conservation & Science at the Monterey Bay Aquariumより、"The feel-good science behind sea otter surrogacy"をお届けします。モントレーベイ水族館の代理母プログラムで育ったラッコたちは野生に帰って適応し生き延びているだけでははなく、質が劣化した沿岸環境を立て直すという大きな役割も果たしています。
2019年
9月
04日
水
【記事】気候変動を遅らせるラッコ | Researcher: Sea otters help to slow climate change
本日は2019年9月3日付のPeninsula Daily Newsより、"Researcher: Sea otters help to slow climate change"をお届けします。8月下旬にワシントン州のクジラ博物館で行われたショーン・ラーソン博士の講演からです。
2019年
9月
01日
日
【記事】ワシントンのラッコを追って | Paws Up for Science
本日はNational Marine Sanctuaries Earth is Blue Magazine 4より、"Paws Up for Science"をお届けします。ワシントン州のラッコは20世紀初めに絶滅してしまいましたが、1960年代から70年代にかけ再導入され、その後順調に数を回復してきました。今回はオリンピックコースト海洋保護区でラッコを研究する研究者の話です。
2019年
8月
26日
月
【記事】ラッコの死に繋がるトキソプラズマ株を特定 | What’s Killing Sea Otters? Scientists Pinpoint Parasite Strain
本日は2019年8月22日付のUC Davis Newsより、"What’s Killing Sea Otters? Scientists Pinpoint Parasite Strain"`をお届けします。カリフォルニア沖のラッコの実に7割ほどがトキソプラズマに感染していることが分かっていますが、直接の死因となっているものは多くありません。研究により、トキソプラズマのうちある種の株が特に毒性が高くラッコに影響を及ぼしていることが分かりました。
2019年
8月
18日
日
【記事】毛皮か肉かー先住民のラッコ利用の歴史を紐解く | ur or food? To answer modern-day sea otter question, Alaska Native org looks to the past
本日は2019年8月6日付のJuneau Empire紙より、"Fur or food? To answer modern-day sea otter question, Alaska Native org looks to the past"をお届けします。アラスカ先住民は昔からラッコの毛皮を利用していましたが、肉も食用になっていたのか。遺跡から発見される骨の傷から、それを紐解く試みがなされています。
2019年
8月
03日
土
【記事】ワシントン州沖のラッコ個体数調査 | Counting Sea Otters Along Washington’s Coast
本日は2019年7月31日付のシアトル水族館のブログより、"COUNTING SEA OTTERS ALONG WASHINGTON’S COASTをお届けします。6月に行われたワシントン州沖のラッコ個体数調査。最終的な結果が出るのは年末とのことですが、過去最高の個体数になりそうだということです。ワシントン州のラッコが順調に回復しているということだといいですね。
2019年
7月
15日
月
【記事】新たな発見をうむラッコ研究 | Sea Otter research nets new marine discoveries
本日はnorth shore newsより、"Sea Otter research nets new marine discoveries"をお届けします。カナダのサイモンフレーザー大学で博士号と同時に名誉ある総督メダル賞を受けたジェン・バートさんは、ブリティッシュコロンビア州沿岸のラッコを含む生態系について研究を行い、また一方で沿岸住民や研究者・利害関係者を含めたグループを結成し、ラッコの回復をどのように管理・受入れするかを見極めています。
2019年
6月
20日
木
【記事】遺伝子の多様性が失われてしまったラッコ | Sea otters have low genetic diversity like endangered species, biologists report
本日は2019年6月18日付のUCLA Newsroomから、"Sea otters have low genetic diversity like endangered species, biologists report"をお届けします。ボトルネック効果という言葉を聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。同じ生き物でも遺伝子が多様であるほど、環境の変化や病気など様々なリスクを種として生き延びていける可能性が高くなります。しかし、ラッコのように個体数が激減し遺伝子の多様性が失われれば、種としての生存の可能性が難しくなります。
2019年
6月
07日
金
【記事】オレゴン州へ再導入されたラッコが消えた謎を解くカギ | Otter Bones Provide a Clue to an Enduring Conservation Mystery
本日は2019年6月7日付のHakai Magazineから、"Otter Bones Provide a Clue to an Enduring Conservation Mystery"をお届けします。1970年代、アリューシャン列島のアムチトカ島からアラスカ州、ワシントン州、オレゴン州、およびカナダのブリティッシュコトンビア州へラッコが再導入されましたが、オレゴン州のみ唯一定着することはありませんでした。前回の試みから50年、オレゴン州の生物学者や保全活動家は再びラッコの再導入について考えています。導入の経緯については、記事「アムチトカ島のラッコたち」をご覧ください。
2019年
6月
04日
火
【記事】ラッコとサメ-保護動物の保全の難しさ | When One Protected Species Kills Another, What Are Conservationists to Do?
本日は2019年6月3日付のScientific Americanより、"When One Protected Species Kills Another, What Are Conservationists to Do?"をお届けします。ここ数年、ホホジロザメによる噛みつきがラッコの死因の多くを占めています。サメはアザラシなどを間違ってラッコを噛んでしまうのですがラッコにとっては致命傷となります。ラッコもホホジロザメも保護動物であるため、サメを駆除するということもできず、また駆除してもそれにより生態系のバランスが崩れて予期せぬことが起きてしまう可能性もあります。ある種の保全が、結果的に多くの種に影響を与える可能性があるということを理解することが重要なのです。
2019年
5月
20日
月
【記事】ラッコは回復するもサメの餌食に | Sea otters are bouncing back - and into the jaws of great white sharks
本日は2019年5月17日付のNew Scientistより、"Sea otters are bouncing back - and into the jaws of great white sharks"をお届けします。カリフォルニアでは生息域の北端・南端でサメに噛まれるラッコが増加しているため、生息域の拡大が阻まれています。サメの行動研究もラッコの保全において重要になるでしょう。
2019年
5月
16日
木
【記事】ラッコ保全ワークショップ:ハイライト | Sea Otter Conservation Workshop: Highlights
本日は2019年5月15日付のSea Otter Savvyのブログから、"Sea Otter Conservation Workshop: Highlights"をお届けします。前回は初参加の大学院生による参加記録でしたが、今回は20年の研究実績を持つSea Otter Savvyのプログラムコーディネーター、ジェナ・ベントールさんの記録です。北海道のラッコの回復にも関心を持っていただいたようです。
2019年
5月
13日
月
【記事】第11回ラッコ保全ワークショップのハイライト | Highlights from the 11th Sea Otter Conservation Workshop
本日は2019年4月8日付のGeospatial Ecology of Marine Megafauna Laboratoryより、大学院で海洋資源管理を研究するドミニク・コーンさんの"Highlights from the 11th Sea Otter Conservation Workshop"をお届けします。隔年で行われるラッコ保全ワークショップに初参加したコーンさん。数十年の研究経験がある多くの参加者の中で、駆け出しの研究者は何を思ったのでしょう。
2019年
3月
26日
火
【記事】都会のラッコと田舎のラッコ-資源豊度と人的ストレス要因の結果を探る | Southern Sea Otter (Enhydra lutris nereis) Population Biology at Big Sur and Monterey, California
本日は2019年3月22日に発表されたUSGSの論文"Southern Sea Otter (Enhydra lutris nereis) Population Biology at Big Sur and Monterey, California—Investigating the Consequences of Resource Abundance and Anthropogenic Stressors for Sea Otter Recovery"より、アブストラクト(摘要)部分をお届けします。専門用語が間違っているかもしれませんのでお気づきの点がありましたらお知らせください。
2019年
3月
15日
金
【記事】考古学が明らかにするラッコの道具利用 | Sea otter archaeology reveals the most smashing rocks
本日は2019年3月14日付のScience Magazineより、"Sea otter archaeology reveals the most smashing rocks"をお届けします。ラッコがいつごろから、道具を使うようになったのか、そのうち明らかになるかもしれません。
2019年
1月
26日
土
【記事】ラングリーとスプラウト、新しい生体トランスミッターを装着 | Pair of Rehabbed Otters to Carry New Biological Transmitters
本日は2019年1月3日付のNBC Bay Areaのニュースから、Pair of Rehabbed Otters to Carry New Biological Transmittersをお届けします。サンフランシスコの北にある海洋哺乳類センターでリハビリを行っているラングリーとスプラウトは今月末リリースされる予定です。
2018年
9月
26日
水
【記事】2018年カリフォルニアラッコ個体数調査 | California sea otter numbers take a slight dip from last year, but average count exceeds 3,090 for third consecutive year
本日は2018年9月25日付の米国魚類野生生物庁のウェブサイトより、"California sea otter numbers take a slight dip from last year, but average count exceeds 3,090 for third consecutive year”をお届けします。ラッコが絶滅危惧種でなくなることはよいことではありますが、最終的なリスト除外は種を守るためにも慎重に判断してほしいです。
2018年
9月
18日
火
【記事】ラッコの驚異的な触覚 | Decisive sea otters distinguish differences by touch
久しぶりにラッコに関する記事があがってきました。2018年9月17日付のカリフォルニア大学サンタクルーズ校のニュースから、"Decisive sea otters distinguish differences by touch"をお届けします。暗い海の底でエサを探す際、ラッコは驚異的に敏感な手とヒゲの触覚を使っていることが分かりました。1ミリ以下の差が一瞬で判別できるって本当に驚きです。
2018年
7月
30日
月
【記事】ケルプの森の複雑な関係 | SFU researcher discovers unique relationship between sea stars and kelp forests
本日は2018年7月24日付けのVancouver Sunより、"SFU researcher discovers unique relationship between sea stars and kelp
forests"をお届けします。
ケルプーウニーラッコの関係は生態学の基礎とされていますが、実際の生態系はそれほど単純なものではありません。ヒトデはラッコが食べない小型のウニを食べ、ケルプを守っています・
2018年
7月
27日
金
【記事】青いイルカの島のラッコたち(2) | Sea Otters on the Island of Blue Dolphins, Part 2
本日は2018年7月27日付のSea Otter Savvyのブログより、"Sea Otters on the Island of Blue Dolphins, Part 2"をお届けします。カリフォルニア沖のサンニコラス島でラッコの調査を行っている生物学者のお話です。
2018年
7月
26日
木
【記事】青いイルカの島のラッコたち(1) | Sea Otters on the Island of Blue Dolphins, Part 1
本日はSea Otter Savvyのブログより、"Sea Otters on the Island of Blue Dolphins, Part 1"をお届けします。Sea Otter Savvyはモントレーベイ水族館や米国魚類野生生物局などが共同で設立した、人間の活動がラッコに及ぼす影響や、ラッコに対するディスターバンスやハラスメントを防ぐための啓蒙活動を行っています。このブログは、このプログラムのコーディネーターであるジェナさんが、ラッコ研究を始めた頃から今に至るまでの、サンニコラス島における活動を振り返る連載記事です。
2018年
6月
26日
火
【記事】原油流出によるラッコの汚染対応訓練 | Annual sea otter oil spill drill focuses on new protocols
本日は2018年6月1日付のCDFW CAL SPILL WATCHより、"Annual sea otter oil spill drill focuses on new protocols"をお届けします。カリフォルニア州魚類野生生物局の油流出防止対策室では毎年、起こりうる原油流出によるラッコの汚染に備え、毎年油で汚染されたラッコの洗浄とケア、リハビリの訓練を行っています。
2018年
6月
05日
火
【記事】霧多布で生まれたラッコ | Baby sea otter born in Kiritappu
今回はらっこちゃんねるオリジナル記事になります。昨年、北海道浜中町霧多布でゲストハウスを営み、特定非営利活動法人エトピリカ基金の理事長でもある片岡義廣さんから、お問い合わせがあり、霧多布にラッコが定住しているということを伺いました。今回、ラッコに赤ちゃんが生まれたとのことで、記事にする許可をいただきましたので、ご紹介します。
2018年
5月
26日
土
【記事】ラッコとハクトウワシのつながり | Eagles Deck Out Their Nest With Kelp
本日は2018年5月25日付のHakai Magazineより、"Eagles Deck Out Their Nest With Kelp"をお届けします。ラッコが以前の生息地へ戻ることでその地域の生態系に様々な影響をもたらしていますが、それが海だけでなく陸地で暮らす動物にも出始めているという内容です。
2018年
5月
02日
水
【記事】ワイオミング大学のラッコに関する研究 | UW Researchers Study How to Improve Southern Sea Otters’ Chances of Survival
本日は2018年5月1日付のUniversity of WyomingのNewsより、"UW Researchers Study How to Improve Southern Sea Otters’ Chances of Survival"をお届けします。ワイオミング州はアメリカ大陸中西部にあり、イエローストーン国立公園で有名です。少し専門的な話になりますが、ボトルネック効果についてはこちらの記事に説明があります。
2018年
5月
01日
火
【記事】グスタフでオオカミがラッコを捕食 | Wolves are eating sea otters near Gustavus. What does that mean for the deer?
本日は2018年4月27日付のKTOO Public Mediaから"Wolves are eating sea otters near Gustavus. What does that mean for the deer?"をお届けします。同じアラスカのカトマイ国立公園やカナダのバンクーバー島でもオオカミによるラッコの捕食がみられています。
2018年
3月
21日
水
【記事】カリフォルニアラッコ復活への危険な道のり | Sea otters’ perilous path to recovery
本日は2018年3月16日付のConservation & Science at Monterey Bay Aquariumより、"Sea otters’ perilous path to recovery"をお届けします。
数が順調に増えているアラスカやワシントンに比べてカリフォルニアのラッコは様々な条件から増加率は鈍いままです。長年のラッコ調査は、今後の保全活動の支えになるでしょう。
2018年
3月
16日
金
【記事】空腹なサメに囲まれるラッコ | Sea Otters Are Walled in by Hungry Sharks
本日は2018年3月16日付のHakai Magazineから、"Sea Otters Are Walled in by Hungry Sharks"をお届けします。ラッコがウニを食べてケルプを守っていることは知られていますが、ケルプもまたラッコをサメから守っており、それが今後のカリフォルニアのラッコの生息域の拡大のカギになるというお話です。
2018年
3月
10日
土
【記事】アラスカ南西部でラッコが大量死 | Officials investigate otter deaths in southwestern Alaska
本日は2018年3月8日付のKTOO Public Mediaから、"Officials investigate otter deaths in southwestern Alaska"をお届けします。
2015年、アラスカ州カチェマック湾でストレプトコッカス症によるラッコの大量死がありましたが、同様の事件が今回アラスカ南西部で起きており、当局が調査の準備を開始しています。
2018年
2月
24日
土
【記事】ワシントン州のラッコの現状報告 | DRAFT Washington State Periodic Status Review for the Sea Otter (2018)
本日は、Washington Department of Fish and Wildlifeによる"DRAFT Washington State Periodic Status Review for the Sea Otter
(2018)"をお届けします。今月発表されたワシントン州のラッコの状態に関するワシントン州魚類野生生物局の報告書の要約です。
報告書の完全版はこちらからご覧いただけます。記事中の図表は完全版の報告書から抜粋しています。
2018年
2月
23日
金
【記事】USGSとNASAが野生生物の「ソーシャルネットワーク」研究を助ける | USGS and NASA Team Up to Help Scientists Study the “Social Networks” of Wildlife
本日は2018年2月22日付のUSGS(アメリカ地質調査所)のニュースから、"USGS and NASA Team Up to Help Scientists Study the “Social Networks” of Wildlife"をお届けします。以前からタグ付きのラッコをみていてタグにGPS機能を付けられないのかなぁと思っていたので、まさに同じことをすでに開発していると知り、さすが素人が考えることは専門家も考えるよなぁ!と思いました。こうした技術の発達が、動物の保護や生息圏の保全に活かされるって素晴らしいですよね。
2018年
1月
17日
水
【記事】ワシントン州のラッコ資源評価 | Northern sea otter bounces back in Wash.
本日は2018年1月16日のGreenwireより"Northern sea otter bounces back in Wash."をお届けします。ワシントン州では順調にラッコの個体数が増加しています。
2017年
12月
04日
月
【記事】強い顎がラッコの食習慣に影響 | Robust jaws and crushing bites allow sea otters to specialize their diets
本日は2017年10月25日付のPhys Orgより、"Robust jaws and crushing bites allow sea otters to specialize their diets"をお届けします。
2017年
11月
24日
金
【記事】オットーとヤンキー・ドゥードゥル | OTTO AND YANKEE DOODLE ARE DOING WELL!
本日は2017年11月17日付のアラスカシーライフセンターのブログ60° North Scienceより、"OTTO AND YANKEE DOODLE ARE DOING WELL!"をお届けします。
カリフォルニア州でドウモイ酸中毒で保護された2頭の成獣はリハビリ後LHXタグが装着されリリースされました。アラスカシーライフセンターはこのタグを開発し、アザラシなどでテストを行ってきました。データが回収できるのは動物が死んでからになるので少し先になりますが、こうした新しい技術が今後のラッコ保全に役立つといいですね。
2017年
11月
03日
金
【記事】ラッコの個体数調査は至難の業 | Counting Noses: Not an Easy Feat
本日は2017年11月3日付のFriends of the Sea Ottersから"Counting Noses: Not an Easy Feat"をお届けします。ラッコの個体数調査は非常に困難を伴い、信頼性に疑問が残ります。しかし保全努力を行ううえで個体数の傾向を理解することが必須であるため、少しでも数値の信頼性を高めるため、3年平均値が個体数指数として使用されています。
2017年
10月
29日
日
【記事】市民科学者、エルクホーン湿地帯のラッコ研究に貢献 | Citizen scientists at Elkhorn Slough aid in sea otter research
本日は2017年10月28日付のMonterey Herald紙より、"Citizen scientists at Elkhorn Slough aid in sea otter research"をお届けします。ラッコ啓蒙週間の時、エルクホーン湿地帯基金のオフィスで行われたイービーさんの講演会に参加してきました。ボランティアとして10年ラッコを観察し続け、それが形になり、ラッコの研究や保全に貢献しているって素晴らしいですね。今回の研究について詳しくはこちらの記事(【記事】湿地帯におけるラッコのホールアウト調査 | Serendipity in a salt marsh: detecting frequent sea otter haul outs in a marsh ecosystem)をご覧ください。
2017年
10月
26日
木
【記事】ヤンキー・ドゥードル、海へ帰る | Otter returns to wild as Marine Mammal Center ramps up efforts to heal endangered species
本日は2017年10月26日付のSF GATEより、"Otter returns to wild as Marine Mammal Center ramps up efforts to heal endangered species"をお届けします。ラッコのリハビリ施設が増えたことで、今後の保護活動や研究が進むといいですね。
2017年
10月
25日
水
【記事】血液、骨そして能力:ラッコのDNAを探る | Blood, bone and brainpower: A deep dive into sea otter DNA
本日は2017年10月23日付のMonterey Bay Aquarium Future of the Oceanより、"Blood, bone and brainpower: A deep dive into sea otter DNAをお届けします。ラッコは短期間に激減し、その後ごく少数から数が増えてきたため、回復したため、遺伝子の多様性が失われています(ボトルネック効果)毛皮貿易以前のラッコのDNAと現在のラッコのDNAを比較することで、どのような特質が残され、どのような特質が失われたのかを知ることができます。
2017年
10月
16日
月
【記事】ラッコの個体数・分布調査 | Monitoring the Distribution and Abundance of Sea Otters
本日は2017年9月26日付のMethods in Ecology and Evolution Blogから、"Monitoring the Distribution and Abundance of Sea Otters"をお届けします。ラッコの個体数や分布の調査は非常に多くの困難を伴います。そのため、航空写真や統計学的手法を用い、個体数や分布を算出し、より信頼性・確実性のある予想を導き出しています。統計学はこのような分野でも応用されているんですね。少し専門性の高い難しい記事なので誤訳があればご指摘いただけましたら幸いです。
2017年
10月
07日
土
【記事】湿地帯におけるラッコのホールアウト調査 | Serendipity in a salt marsh: detecting frequent sea otter haul outs in a marsh ecosystem
本日はアメリカ生態学会のジャーナル(学術誌)Ecology誌2017年10月号から、"Serendipity in a salt marsh: detecting frequent sea otter haul outs in a marsh ecosystem"をお届けします。以前、ボランティアの記事(【記事】ラッコの楽園:ボランティアが変えるラッコ研究 | OtterEden :How two volunteers changed our understanding of sea otters)でご紹介したボランティアのロン・イービーさんらがついに学術誌に発表された論文です。学者ではない一般のボランティアがこうして論文を発表できるというのは本当にすごいことだと思います。
2017年
10月
04日
水
【記事】カリフォルニアラッコ、回復への遠い道のり | California’s sea otters need more space to grow
本日は2017年9月29日付のMonterey Bay Aquarium Future of the Oceanより、" California’s sea otters need more space to grow"をお届けします。2017年の個体数調査の発表を受け、保全活動に関わる人々や研究者らは、カリフォルニアラッコが直面する困難についての考えを深めています。
2017年
9月
30日
土
【記事】2017年カリフォルニアラッコ年次個体数調査速報 | Annual Southern Sea Otter Survey: Despite Small Population Dip, Species Moves a Step Closer to Recovery
本日は2017年9月29日アメリカ地質調査所が発表した2017年のカリフォルニアラッコの個体数調査"Annual Southern Sea Otter Survey: Despite Small Population Dip, Species Moves a Step Closer to Recovery"をお届けします。絶滅危惧種から外れるためのしきい値は2年連続超えたものの、昨年より個体数は減少しており、ラッコが引き続き様々な問題に直面していることを示しています。
2017年
9月
25日
月
【記事】オットー、モロ湾に帰る | 3 months ago, a sick Otto the sea otter was rescued in Morro Bay. On Friday, he came home
本日は、2017年9月22日付のThe Tribuneから、"3 months ago, a sick Otto the sea otter was rescued in Morro Bay. On Friday, he came home"をお届けします。ちょうどリリースされる日にモロ湾に行っており、オットーらしきラッコを見かけました。オットーがうまく生きていき、そしてラッコ科学に貢献してくれることを願ってやみません。
2017年
9月
24日
日
【記事】ラッコと栄養カスケード | Saving sea otters: Sharing a trophic cascade
本日は2017年9月20日付のPatricia Newmanから、"Saving sea otters: Sharing a trophic cascade”をお届けします。
2017年
9月
18日
月
【記事】子どもたちへー科学に関するアドバイス | Saving sea otters: Science tips for kids
本日は2017年9月11日付のPatricia Newmanから、"Saving sea otters: Science tips for kids"をお届けします。著者はラッコに関する児童書「Sea Otter Heroes」の著者でもあります。今回は海洋生物学者でエルクホーン湿地帯の栄養カスケードを発見したブレント博士へのインタビューです。ヒューズ博士の発見についてはこちらの記事(【記事】エルクホーン湿地帯におけるラッコの「栄養カスケード」| Elkhorn Slough Otters Trophic Cascade)をご覧ください。
2017年
9月
17日
日
【記事】オリンピックコースト国立海洋保護区のラッコ研究 | Paws up for science: Foster Scholar Jessica Hale tracks sea otter habits in Olympic Coast National Marine Sanctuary
本日は2019年8月30日付NOAA's Office of National Marine Sanctuariesのブログから、"Paws up for science: Foster Scholar Jessica Hale tracks sea otter habits in Olympic Coast National Marine Sanctuary"をお届けします。ワシントン州オリンピック国立海洋保護区はラッコの再導入後順調に個体数を増やしていますが、ラッコの数の増加はラッコ自身や人間にも影響を与えています。
2017年
9月
13日
水
【記事】ウエアラブル機器を身につけるラッコ | In Bay Area, Even Sea Otters Have Wearable Med
本日は2017年9月13日付のKQED Scienceより、"In Bay Area, Even Sea Otters Have Wearable Med"をお届けします。体に装置が埋め込まれるのは少しかわいそうですが、同様に毒性藻類で苦しむラッコたちのためにも、オットーたちがドウモイ酸がラッコに及ぼす影響に関する新しい発見を手伝ってくれることを期待したいですね。
2017年
9月
11日
月
【記事】パート2:カトマイラッコ調査2017 | Part 2: Katmai sea otter research trip 2017
本日は2017年8月14日付のSeattle Aquariumのブログより、"Part 2: Katmai sea otter research trip 2017"をお届けします。専門家が離れ島でのラッコ調査を行った際の記録の後半です。パート1も併せてご覧ください。
2017年
9月
08日
金
【記事】ラッコに対するトキソプラズマの影響 | Toxoplasmosis Poses Threat for Sea Otters Like Yankee Doodle
本日は、2017年9月6日付のMarine Mammal Center News Roomより、"Toxoplasmosis Poses Threat for Sea Otters Like Yankee Doodle"をお届けします。トキソプラズマとラッコについては、こちらの記事(【記事】ネコの寄生虫がラッコを殺すまで | How a Parasite in Cats is Killing Sea Otters-THE JOURNEY OF TOXOPLASMA GONDII)もぜひ合わせてお読みください。
2017年
9月
07日
木
【記事】ラッコがカニ産業を活動不全にした毒の犠牲者になっている可能性 | Sea otters may be victims of toxin that crippled crab industry
本日は2017年9月1日付のSF GATEから、"Sea otters may be victims of toxin that crippled crab industry"をお届けします。先日の海洋哺乳類センターで保護されている2頭のラッコたちに関する記事に関する記事です。
2017年
9月
03日
日
【記事】カリフォルニアラッコ保全の新しいマイルストーン | New milestones in southern sea otter conservation
本日は2017年9月1日付のAlaska Sealife Center 60 North Science Blogから"New milestones in southern sea otter conservation"をお届けします。保護されたラッコが自然に帰ったあとどのように生きているのかを知ることが今後の保全活動に大きく役立ちます。
2017年
9月
01日
金
【記事】新改装リハビリ施設でラッコ保全を支援 | Otter Conservation Efforts Bolstered By New Rehabilitation Space
いよいよ9月。ラッコ啓蒙週間が近づいてきました。本日はMarine Mammal Center Latest Newsから、"Otter Conservation Efforts Bolstered By New Rehabilitation Space"をお届けします。ラッコの保護とリハビリの両方を手がける施設はそれほど多くありません。あまり名前は出てきませんが、サンフランシスコのゴールデンゲートブリッジを渡ったところにある海洋哺乳類センターもラッコのリハビリを怒っている施設の一つです。
2017年
8月
23日
水
【記事】エルクホーン湿地帯のラッコ研究 | Studying Sea otters at Elkhorn Slough
久しぶりの投稿となります。2017年8月6日付のVoices for Biodiversityより、"Studying Sea otters at Elkhorn Slough"をお届けします。エルクホーン湿地帯にラッコが戻ってきてから劇的な環境の変化が起こりました。
2017年
8月
08日
火
【記事】パート1:カトマイラッコ調査2017 | Part 1: Katmai sea otter research trip 2017
本日は2017年8月7日付のSeattle Aquariumのブログより、"Part 1: Katmai sea otter research trip 2017"をお届けします。専門家が離れ島でのラッコ調査を行った際の記録です。ラッコだけでなく、ラッコが生息する環境やそこに住む生き物も調べています。
2017年
7月
06日
木
【記事】ラッコに再び命を吹き込む | An Old Sea Otter’s Final Dive
本日は2017年7月4日付のHakai Magazineより、"An Old Sea Otter’s Final Dive"をお届けします。死んでしまったラッコに再び命を吹き込む、あるラッコ生物学者のお話です。
2017年
7月
05日
水
【記事】ラッコは情報の宝庫 | A Furry Treasure Trove of Information
本日は2016年9月23日付のHakai Magazineより、"A Furry Treasure Trove of Information"をお届けします。少し前の記事になりますが、最近このラッコについての後日談があがったので、先にこちらの話をお届けします。
2017年
6月
14日
水
【記事】ラッコの祖先の歯の化石がアメリカ大陸横断を示唆 | Ancient otter tooth found in Mexico suggests mammals migrated across America
本日は2017年6月13日付のUniversity of Baffalo News Centerより、"Ancient otter tooth found in Mexico suggests mammals migrated across America"をお届けします。
ラッコの祖先がアメリカ大陸を東から西へと移動したという説、面白いですね。
2017年
5月
23日
火
【記事】ラッコ保全ワークショップの概要 | Toxins, hormones, a studbook and more: highlights from our Sea Otter Conservation Workshop
本日は2017年5月22日付のSeattle Aquarium Blogより、"Toxins, hormones, a studbook and more: highlights from our Sea Otter Conservation Workshop"をお届けします。このワークショップは2年に1度、ラッコ保全をテーマに世界中の水族館や研究者、保護団体が参加し最新の研究や情報を交換するために行われています。
2017年
3月
22日
水
【記事】ラッコの道具の利用は遺伝的な繋がりと無関係 | TOOL USE BY SEA OTTERS HAS LITTLE TO DO WITH GENETIC TIES: SMITHSONIAN STUDY
本日は2017年3月22日付のSmithsonian Insiderから、"TOOL USE BY SEA OTTERS HAS LITTLE TO DO WITH GENETIC TIES:
SMITHSONIAN STUDY"をお届けします。
ラッコが道具を使うのは本能的なことであるということが研究から明らかになったようです。
2017年
2月
06日
月
【記事】ホホジロザメがカリフォルニアラッコの個体数増加を阻む |Otter populations reach a new high, but great white sharks keep their numbers at bay
本日は2017年1月30日付のThe Mercury Newsから"Otter populations reach a new high, but great white sharks keep their
numbers at bay"をお届けします。
カリフォルニアではラッコの個体数は増加傾向ですが、生息域がそれに伴って広がっていません。生息域北端・南端でサメの噛みつきによる死が主な原因と考えられていますが、生態系は様々な生物が絡み合って構築されており、一つの種を守るために他を排除するということは難しい状況にあります。記事の内容自体に目新しい部分はあまりありませんが、最近ラッコに関する記事が少ないので翻訳しました。
2016年
12月
26日
月
【記事】ラッコの影響の2つの面 | The Two Sides of Sea Otters
本日は、Canadian Wildlife Magazine November / December 2016から"The Two Sides of Sea Otters"をご紹介します。ラッコが沿岸に戻ってくることで、プラスとマイナス両方の影響があります。人間とラッコが共存していくために、多くの人々が解決策を探しています。
2016年
11月
16日
水
【記事】ロングマリン研究所-科学者と動物は研究パートナー | At Long Marine Lab, scientists and marine mammals are partners in research
本日は2016年11月14日付のUniversity of California Santa Cruz News CenterからAt Long Marine Lab, scientists and marine mammals are partners in researchをお届けします。
カリフォルニア大学サンタクルーズ校は海洋生物学では全米でもトップクラスで、大規模な研究所を擁しています。国の機関やNPOなどとも協同し、海洋環境や海洋生物の研究で多くの成果を上げてきました。
2016年
10月
25日
火
【記事】ラッコを救うことが日々の仕事 | Saving sea otters is just part of her normal day at work
本日は2016年10月24日付のThe Washington Postから"Saving sea otters is just part of her normal day at work"をお届けします。
アラスカ州カチェマック湾でラッコが大量死していますが、原因をさぐる調査が引き続き行われています。
2016年
9月
20日
火
【記事】代理母に育てられたラッコ、湿地帯の再構築に貢献 | Our surrogate-raised sea otters are helping restore a wetland
本日は、2016年9月19日付のConservation & Science at the Monterey Bay Aquariumから、”Our surrogate-raised sea otters are helping restore a wetland ”をお届けします。
モントレーベイ水族館で代理母による養育プログラムが始まって15年、プログラムを卒業したラッコたちはエルクホーン湿地帯に放されてきました。そうしたラッコたちが個体数回復だけでなく、湿地帯の回復にも大きく貢献していることが明らかになりました。
2016年
9月
19日
月
【記事】2016年のカリフォルニアラッコの個体数指数3,272に増加 | Sea Otter Survey Encouraging, but Comes Up Short of the “Perfect Story”
本日は、今日付けのUSGS(アメリカ地質調査所)のニュースリリースから、”Sea Otter Survey Encouraging, but Comes Up Short of the “Perfect
Story” "をお届けします。
今年のカリフォルニアラッコの個体数は前年を大きく上回り、3,272頭と過去最高になりました。回復の傾向にはあるものの、依然として生息域北端・南端での死亡率は高いままとなっています。
2016年
9月
03日
土
【記事】ラッコが藻類から海草を守る | Sea Otters: Your Defence Against The Algal Apocalypse
本日は2016年8月26日付のNational Geographicから、"Sea Otters: Your Defence Against The Algal Apocalypse"をお届けします。ラッコがケルプの森の生態系の健全性の維持に大きな役割を果たしていることは知られていますが、湿地帯における海草の生態系においても同様の影響力を持っています。ラッコ的にはただ食べているだけなのですが、それでもラッコがいなければ崩壊してしまうような状態を豊かな生態系に変えてしまう魔法のような影響力を持っています。
2016年
8月
17日
水
【記事】陸地の開発がラッコに与える影響 | RESEARCHERS ATTEMPT TO UNDERSTAND WHY LAND DEVELOPMENT IS BAD NEWS FOR SEA OTTERS
本日は2016年8月16日付のPOPULARSCIENCEより、"RESEARCHERS ATTEMPT TO UNDERSTAND
WHY LAND DEVELOPMENT IS BAD NEWS FOR SEA OTTERS "をお届けします。
人間が暮らすようになるとそこからは生活排水や産業排水が必ず排出され、それは結果的に海へ流れ込みます。こうした排水がラッコを始めとする海の生物や海の生物を食べる人間自身にとっても影響を及ぼします。関連性は判明しつつあるものの、根本的な解決は困難を極めます。
2016年
8月
11日
木
【記事】ラッコとサメの研究者が海の謎の解明に挑む | Shark, otter researchers work together in Morro Bay to solve ocean mysteries
本日は2016年8月1日付のTHE TRIBUNE紙より、"Shark, otter researchers work together in Morro Bay to solve ocean mysteries"をお届けします。カリフォルニア沿岸で急増する、ホホジロザメの噛みつきによるラッコの死。ラッコ研究者とサメ研究者が共同でその原因の解明に挑んでいます。一部、不快になる可能性のある画像・映像が含まれています。
2016年
8月
08日
月
【記事】カナダのラッコを訪ねて | Visiting the Canadian cousins of Monterey Bay’s sea otters
本日は2016年8月3日付のConservation & Science at Monterey Bay Aquariumから、"Visiting the Canadian
cousins of Monterey Bay’s sea otters "をお届けします。
モントレーベイ水族館の研究者がカナダのアラスカラッコの調査に参加、様々な違いを実感します。
2016年
8月
04日
木
【記事】子育て中のラッコは代謝率が急上昇 | Energetic cost of rearing a pup seen in soaring metabolic rate of sea otter mom
本日は2016年8月3日付のUC Santa Cruz Newscenterから、"Energetic cost of rearing a pup seen in soaring metabolic rate of sea otter mom"をお届けします。
最近生後4か月ほどの子どもを連れた母親ラッコがエサを獲っているところをよく見るのですが、とったエサを次から次へと子どもに渡しているため、母親が自分のエサも十分確保するのは本当に大変だと思います。
2016年
7月
25日
月
【記事】ワシントン州に687頭のラッコの群れ | Sea otter madness close to Hoh Head
本日は2016年7月21日付のPeninsula Daily Newsより"Sea otter madness close to Hoh Head"をお届けします。ワシントン州では1969年と70年に59頭のラッコが再導入され、それから個体数が増加しています。687頭のラッコの群れはきっと壮観でしょうね!
2016年
7月
21日
木
【記事】ラッコは地球を救う | How sea otters help save the planet
本日は2016年7月10日付The Guardianより、"How sea otters help save
the planet "をお届けします。ラッコが生態系に及ぼす影響は、私たち人間が想像するよりずっと大きなものです。自然は絶妙なバランスで成り立っています。ラッコがあるべき姿、あるべき場所にあるべき数で自然な形で生息できるようサポートすることが、私たち人間の役割ではないでしょうか。
2016年
6月
27日
月
【記事】ホホジロザメによる謎のラッコ襲撃が増加 | Mysterious Great White Shark Attacks on Sea Otters Surge
本日は2016年6月23日付のNational Geographicより"Mysterious Great White Shark Attacks on Sea Otters Surge "をお届けします。現在カリフォルニアではラッコの死因の半分以上をサメの噛みつきが占めそれがラッコの回復の妨げとなっています。なぜ食べもしないラッコを噛むのか、はっきりした理由はまだ謎のままです。
2016年
6月
19日
日
【記事】キーストーン種と栄養カスケード~ヒトデとラッコの例から~ | Some Animals Are More Equal than Others: Keystone Species and Trophic Cascades
本日はbiointeractiveのYouTubeから"Some Animals Are More Equal than Others: Keystone Species and Trophic Cascades "の書き起こしをお届けします。生態学を学ぶ際ラッコと沿岸生態系の例は基本の例として出てくるのだそうです。それまでの生態学の概念を覆したロバート・ペインらの功績についてのインタビュー動画です。ペイン氏は去る6月13日にお亡くなりになりましたが、この功績は輝き続けることでしょう。タイトルの"Some animals are more equal than others" は、ジョージ・オーウェルの『動物農場』という小説に出てくる言葉です。
2016年
5月
29日
日
【記事】アラスカでオオカミがラッコを捕食 | WHERE LAND MEETS SEA, ALASKA'S WOLVES SOMETIMES EAT OTTERS
本日は2016年5月29日付のEarth Touchより、"WHERE LAND MEETS SEA, ALASKA'S WOLVES SOMETIMES EAT OTTERS"をお届けします。以前、カナダのバンクーバー島でオオカミがラッコを捕食しているのではないかという記事をご紹介しましたが、アラスカでも同様のことがあるようです。
2016年
5月
17日
火
【記事】ラッコの研究にドローンが活躍 | Eco-Friendly Multirotors
本日はRotor Drone Magazineの2015年11月・12月号より"Eco-Friendly Multirotors "をお届けします。以前もご紹介いたしましたが、アラスカでは無人航空機(ドローン)がラッコの研究に取り入れられはじめています。あくまで専門家が許可のもと使用しています。一般の方は動物たちにハラスメントになる可能性がありますので、野生動物の近くでは使用しないようにお願いします。
2016年
5月
04日
水
【記事】上手に道具を使うラッコ | Sea otters are handy with tools
本日は2016年4月27日付のConservation & Science at the Monterey Bay Aquariumから、"Sea otters are handy with tools "をお届けします。
ラッコは母親から多くのことを学び、それが次の世代に受け継がれていきます。
2016年
4月
28日
木
【記事】エステス博士、著書でアラスカでの先駆的な研究を回想 | New book by ecologist James Estes recounts pioneering research in Alaska
本日は2016年4月27日付のUC Santa Cruz News Centerから、"New book by ecologist James Estes recounts pioneering research in Alaska"をお届けします。ラッコと生態系の強い繋がりを見出したジェームス・エステス博士の最新の著作の紹介です。
2016年
4月
11日
月
【記事】生態系のバランスを再構築するラッコ:ヒューズ博士への5つの質問 | Sea Otters Restoring the Balance: 5 Question for Dr. Brent Hughes
前回の記事で、ワッソン博士のもとでブレント・ヒューズ博士が湿地帯の健全性とラッコの関わりを突き止めたという話がありましたが、折よく2016年4月4日付のHuffpost Greenに
そのヒューズ博士へのインタビュー記事"Sea Otters Restoring the Balance: 5 Question for Dr. Brent Hughes"が上がっていましたのでご紹介します。
2016年
4月
07日
木
【記事】ラッコの楽園:ボランティアが変えるラッコ研究 (3) | OtterEden :How two volunteers changed our understanding of sea otters (3)
本日から2016年3月31日付のMonterey County Nowから、"Otter Eden : How two volunteers
changed our understanding of sea otters."の3回目です。
ボランティアによる「市民の科学」が、研究を次のステージへと導きます。
2016年
4月
06日
水
【記事】ラッコの楽園:ボランティアが変えるラッコ研究 (2) | OtterEden :How two volunteers changed our understanding of sea otters (2)
本日から2016年3月31日付のMonterey County Nowから、"Otter Eden : How two volunteers
changed our understanding of sea otters."の2回目です。
時間のない研究者に代わり現場でデータを集める二人のボランティア。現場につねにいるからこそ気づくことも多く、そうした気づきに研究者らも動かされます。
2016年
4月
04日
月
【記事】ラッコの楽園:ボランティアが変えるラッコ研究 (1) | OtterEden :How two volunteers changed our understanding of sea otters (1)
本日から2016年3月31日付のMonterey County Nowから、"Otter Eden : How two volunteers changed our understanding of sea otters."を3回に分けてお届けします。生物学の学位のない一般のボランティアがラッコの研究に大きな足跡を残しました。こうしたボランティアがラッコの研究や保護活動を大きく支えているんですね。
2016年
3月
28日
月
【記事】海、私たちの裏庭:ラッコの生息域拡大はいいことなのか | Dan Haifley, Our Ocean Backyard: Would sea otter range expansion be a good thing?
本日は2016年3月26日付のSanta Cruz Sentinnel ENVIRONMENTより、"Dan Haifley, Our Ocean Backyard: Would sea otter range expansion be a good thing?"をお届けします。
ちょっともとの記事の編集がおかしくて、前回と重複しているところがあります。
2016年
3月
14日
月
【記事】海、私たちの裏庭:ラッコの生息域は拡大するか | Our Ocean Backyard: Can the sea otter range expand?
本日は2016年3月12日付のSanta Cruz Sentinnel ENVIRONMENTより、"Our Ocean Backyard: Can the sea otter range expand?"をお届けします。
翻訳後、大きく編集されておりましたので3月28日に翻訳を修正しています。
2016年
2月
28日
日
【記事】海、私たちの裏庭~カリフォルニアラッコの保護活動の成功と未来 | Dan Haifley, Our Ocean Backyard: California sea otters: Success but more work ahead
本日は2016年2月27日付の Santa Cruz Sentinel ENVIRONMENTから、"Dan Haifley, Our Ocean Backyard:
California sea otters: Success but more work ahead"をお届けします。
長年にわたるラッコの保全活動が実を結びつつありますが、更なる活動が必要です。
日本でも野生のラッコそのものや、日本の沿岸におけるラッコと生態系との関わりついての研究がもっと盛んになり、野生のラッコの保全活動が本格的に始まることを期待したいです。
2016年
2月
22日
月
【記事】エルクホーン湿地帯はラッコのベビーブーム | Elkhorn Slough is booming with baby otters
本日は2016年2月19日付のSanta Cruz Sentinel Environmentから、"Elkhorn Slough is booming with baby otters"をお届けします。エルクホーン湿地帯は外海の厳しい環境から守られた場所で、十数年の間にカリフォルニアラッコの個体密度が最も高い場所となり、多くのメスラッコが出産・子育てをしています。
2016年
2月
13日
土
【記事】モントレー湾のラッコは他のラッコより道具を使う | Monterey Bay sea otters use tools more than other otters
本日は2016年1月28日付のSanta Cruz Sentinelより、"Monterey Bay sea otters use tools more than other otters"をお届けします。 以前の、道具に関する記事(【記事】考古学からみたラッコの道具の使用| The Quest for an Archaeology of Sea Otter Tool Use)も併せてご覧ください。
2016年
2月
05日
金
【記事】ネコの寄生虫がラッコを殺すまで | How a Parasite in Cats is Killing Sea Otters-THE JOURNEY OF TOXOPLASMA GONDII
本日はカリフォルニア大学デイビス校ワンヘルス研究所のニュースEVOTISから、”How a Parasite in Cats is Killing Sea Otters - THE JOURNEY OF TOXOPLASMA GONDII”をお届けします。昨年10月ごろに見つけた記事だったのですが、翻訳が後回しになってしまっていました。日本では「トイレに流せる猫砂」が販売されています。北海道沿岸に住む僅かな野生のラッコもトキソプラズマの影響を受けているかもしれません。ネコの糞はトイレに流さず、必ず燃えるゴミとして処理をお願いします。
2016年
1月
31日
日
【記事】ラッコの毛を模したウエットスーツ素材 | Wet suits with hair?
本日は2016年1月25日付のStudent Scienceから、"Wet suits with hair?"をお届けします。
ラッコの毛は冷たい水の中で体温を保持するため重要な役割を果たしています。その特徴から着想を得て、ダイビングスーツの素材が開発されているそうです。
2016年
1月
28日
木
【記事】ラッコの個体数増加と生態系の変化 | Rising sea otter population signals major ecological changes
本日は2016年1月25日付のTHE PEAKから"Rising sea otter population signals major ecological changes"をお届けします。ラッコの復活により沿岸生態系にはさまざまな影響が生じます。生態系自体の変化、そして人間の文化や生活、経済活動への影響。対立するだけでなく、異なる立場への理解を深めることで全ての関係者にとってより良い未来を探します。
2016年
1月
13日
水
【記事】オオカミがラッコを捕食 | Do wolves hunt sea otters?
本日は2016年1月7日付のTHE SQUAMISH CHIEFから、"Do wolves hunt sea otters? "をお届けします。バンクーバー島のカイウクォット湾で研究を行っている研究者が、沿岸に住むオオカミがラッコを捕食している証拠を発見しました。
2016年
1月
09日
土
【記事】ラッコのゲノムを解析 | Decoding the sea otter genome
本日は2016年1月8日付のConservation & Science at Monterey Bay Aquariumから、"Decoding the sea otter genome "をお届けします。初のラッコのゲノム解析のプロジェクトが始まっています。かなり学術的な内容なので、翻訳の間違いはどうぞご容赦ください。間違いにお気づきの方はご連絡いただけましたら幸いです。