ラッコ動画 | Sea Otter Videos

らっこちゃんねるが撮影した野生のラッコ動画です。
一部、教育目的で他の動画(パブリックドメイン)に字幕を付けたものもあります。

らっこちゃんねるのYou Tubeチャンネルで公開している動画は広告表示をしておりますが、収益は全てラッコ保全活動(California Sea Otter Fund 他)に寄付されます。

再生リストはこちらをご覧ください。
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2019年

7月

24日

【動画】ラッコのフリング 海で元気に | Fling the rehabilitated sea otter thriving in the wild again

2月にトキソプラズマ症などにより救助されたラッコ、フリングは7月初めふるさとの海へ戻りました。

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フリングはオスのカリフォルニアラッコで、2019年2月28日にカリフォルニア州モスランディングで保護されました。サウサリートにある海洋哺乳類センターへ運ばれ、肺炎、栄養不良、トキソプラズマ症の治療およびリハビリを受けました。

フリングには、リリース前にライフヒストリータグという小さな発信機が埋め込まれています。これは新しい技術を使い個体の生活状況を記録する装置です。タグのセンサーが明るさや温度、体内の働きなどを記録し、その個体の死後体が腐敗しタグが水面に浮かび上がるとデータが衛星を通じて送信されるようになっています。これらのデータはラッコがいつどのように繁殖活動を行うかや、死因などを理解する手がかりとなるのです。

こちらは、2019年7月1日にフリングがリリースされた際の映像です。

まだ自分がもといた場所に戻ってきたことがよくわかっていないのかもしれません。少し躊躇する様子を見せていますが、ゆっくりと水の中へ入っています。

 

私たちがフリングを見かけたのは7月12日の午後7時ごろ。
そのラッコがフリングかどうかその時は分からなかったのですが、足ヒレにピンクと黄色のタグが付いているのは分かりました。リリース時の写真にピンク色のタグが見えたので同センターに問い合わせてみたところ、タグにある番号からそれがフリングであったことが分かりました。通常、モントレーベイ水族館がラッコをリリースする際はVHFタグ(無線追跡装置)が体内に埋め込まれますが、アンテナを使ってその個体の無線が発信する信号から個体を特定することができます。しかし、海洋哺乳類センターによるとフリングにはVHFタグは装着されていないので、アンテナで探すことはできず、目視による発見だけが頼りになるそうです。今回は偶然フリングを撮影しましたが、同センターのレスキュー部門の方にもリリース後のフリングの様子を見ていただくことができたので良かったです。


ずいぶん日が傾いており、手持ちの望遠で撮影しているので少し見ずらいですが、フリングが一生懸命グルーミングをしている様子が分かります。

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2018年

7月

14日

【動画】寝落ちする野生のラッコ | Wild sea otter falls asleep

眠たくて仕方ないラッコです。

撮影地/Location:Moss Landing, Monterey, CA, USA

撮影/Credit:らっこちゃんねる | Sea Otter Channel

撮影日/Date:2018年7月13日

ラッコがグルーミングしていたので撮影していたのですが、どうも睡魔に勝てないようでグルーミングしながらこっくりこっくりしはじめました。そのまま寝るのかなと思ったら、意識が遠くなったように後ろに倒れてしまったのでびっくりしました。

時々、通勤電車の中とか、古典や歴史の授業にこういう人いますよね。特に、お腹がいっぱいになった午後の授業とか。


ちなみに、ラッコの左後ろのほうに見えるオレンジ色っぽいかたまりは、ラッコのふんです。

 

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2018年

6月

17日

【動画】Wild sea otter cleaning his fur | グルーミングする野生のラッコ

一生懸命にグルーミングしているラッコです。
撮影日: 6/15/2018

撮影地: Moss Landing,CA, USA

撮影: らっこちゃんねる | Sea Otter Channel

ラッコは1日のうち5~6時間をグルーミングに費やします。ラッコは冷たい海から体温を守るための脂肪層がありません。その代わり、非常に密な毛の中に空気をたっぷりため込んで断熱しています。だから、グルーミングはラッコにとっては命に係わる大切な仕事なのです。

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2018年

5月

10日

【動画】ケルプの中でくつろぐ野生のラッコの親子 | Sea otter Mom and Pup in kelp

ケルプで遊ぶ子どもが可愛らしいです。
撮影日: 3/18/2017

撮影地: Coast Guard Pier, Monterey, USA

撮影: らっこちゃんねる | Sea Otter Channel

ラッコの母親は子どもが一人でエサを獲れるようになるまで約半年間、子どもに付きっ切りで献身的に世話をします。この幼獣はまだ毛が生え変わっていないため、潜ることができません。母親は子どもの毛づくろいをし、乳を与え、エサを獲りますが、子育て期間中は母親は通常の倍近くのエネルギーを必要とするため、子育てが終わる頃には衰弱して病気になったり、様々なストレスから死んでしまうことも少なくありません。

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2018年

5月

07日

【動画】野生のラッコの群れ | Raft of wild southern sea otters

穏やかな午後のラッコの群れです。人による邪魔もなく、平和な時間です。
撮影日: 4/28/2017

撮影地: Moss Landing, CA, USA

撮影: らっこちゃんねる | Sea Otter Channel

 

ラッコの群れはラフト(いかだ)と呼ばれています。モスランディングの港にはオスの群れがあり、集まって休んだり、グルーミングをしたり、遊んだりしている様子を見ることができます。これらのラッコは若いオスや高齢のラッコなど、縄張りを持っていないラッコです。時折メスが混ざっていることもあります。

 

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2018年

4月

30日

【動画】ウニとカニを食べるラッコ | Sea Otter Buffet

ラッコがウニとカニを食べていました。
撮影日: 9/22/2017

撮影地: Morro Bay, CA, USA

撮影: らっこちゃんねる | Sea Otter Channel

ウニやアワビなど高級食材とされるものをエサにしているため、ラッコは贅沢な動物と思われるかもしれません。しかし、ラッコは海に進出した数百万年前からこうした比較的浅い海に住む無脊椎動物を食べていますので、人間よりはずっと海産物を食べる歴史は長く、むしろ人間があとで「贅沢な食べ物」というラベルを貼ったのです。

 

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2018年

4月

24日

【動画】戯れる野生ラッコのカップル | Pair-bonded sea otters hanging out in the harbor

マリーナでラッコのカップルが戯れていました。

撮影日/April 23,2018

撮影地/Moss Landing, CA, USA

撮影/らっこちゃんねる | Sea Otter Channel

ラッコは複婚で、特定の相手と繁殖行動をするわけではありません。オスの中には縄張りを持つものもおり、オスどうしは排除し合いますが、メスはオスの縄張りの間を自由に行き来できます。

 

ドックの上で休んでいるのはメスラッコで、基本的にこの港の中で過ごしています。水の中にいるのはオスで、のっぺらっこことミスター・エンチラーダが死んでしまってから(こちらの記事参照)、しばらくこの場所を縄張りとしています。オスはここ数か月、港の別の場所を定宿としていたようなのですが、ここにエサを食べにくるメスと交尾中らしく、終日ここで過ごしていました。このメスが過去に2頭の子どもを育てていたことを知っています。非常に面倒見のいい母親で、うち1頭はたしか9か月ほど一緒にいたと思います。このオスは実はあまりメスにもてないラッコで、今まで何度もメスにアタックしていましたがかなり振られていました。可愛い顔をしているのですが、メスがエサをとってくるのを待ち構えて横取りするという性格なので、あまりメスの覚えがめでたくないのかもしれません。

 

実はこの2頭は、隣接する湿地帯でエサを食べることがあり、港と湿地帯を繋ぐ土管が閉まってしまうと、道路を渡って港に帰ります。運がよければラッコ専用横断歩道を横切るところを見られるかもしれませんが、非常に危ないので本当は渡ってほしくありません。もし渡る可能性がありそうな時は、私たちはラッコの保護団体へ連絡することになっています。

 

この日はお昼すぎに交尾が始まったのですが、観光客が多く、ある人は「ラッコにはプライバシーがないね」と笑っていました。何度見ても、(ラッコにとっては普通のことなんだと思いますが)どうしても鼻先を噛まれ、たまに苦しそうに「フギャァ」と息継ぎをしているメスに同情してしまいます。今年の終わりか来年初めごろには、うまく行けば赤ちゃんラッコをつれたこのメスに会えるかもしれません。

 

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2017年

8月

07日

【動画】砂で遊ぶ野生のラッコ | Wild sea otter playing in the sand

ラッコが一生懸命砂を掘っていました。
撮影地/Location:Moss Landing, CA, USA

撮影/Credit:らっこちゃんねる | Sea Otter Channel

撮影日/Date :2017年7月14日

砂の中の貝を掘る時は、水の中で逆立ちしてこんな感じで砂を掘っているのかなと思いました。

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2017年

7月

13日

【動画】横断歩道を渡るラッコ | Sea otter using crosswalk

ミスター・エンチラーダの事故現場に昨年末設置されたラッコ専用横断歩道。実際にラッコが使用している現場の撮影に成功しました。
撮影地/Location:Moss Landing, CA, USA

撮影/Credit:らっこちゃんねる | Sea Otter Channel

撮影日/Date :2017年6月30日

ラッコが横断歩道を使うかもしれません。

この横断歩道はカリフォルニア州モスランディングに設置されました。昨年、ミスター・エンチラーダという有名なラッコがこの場所で車にひかれて死ぬという痛ましい事故が起き、港に住むラッコに隣接する湿地帯を行き来するための安全な道を提供し、同時にドライバーに注意を促すために設置されたのです。

ラッコを含む野生生物はエサや繁殖、寝る場所などを探して場所を移動します。そうした見えない道が、人間が道路や高速道路を建設することで分断されてしまうのです。動物たちはそれでもそうした見えない道を使うので、車にひかれてしまうのです。

モスランディングにはラッコが道路を横断する場所が2か所あります。この場所には「Sea Otter Xing(ラッコ横断注意)」という標識がたてられています。このエリアを運転するときはスピードを落とし、道路にラッコがいないか十分注意してください。

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2017年

6月

12日

【動画】エサを探すラッコ | Wild sea otter foraging

エサをとるのも一苦労です。

撮影地/Location:Moss Landing, CA, USA

撮影/Credit:らっこちゃんねる | Sea Otter Channel

 

撮影日/Date:2017年4月28日

ラッコは海底に住む無脊椎動物を主なエサとし、エサをとるために潜ります。一般的にラッコのエサになる生物は60種類ほどあるようですが、これまで観察している限りでは、1頭のラッコが食べるエサはそのうち数種類になっているようです。ラッコは何か所か自分のエサ場と決めている場所があるようで、同じ場所にエサを食べに現れることがあります。この動画のラッコは比較的若いオスで、主に二枚貝やユムシを食べます。慣れたラッコであれば一回の潜水でいくつもエサをとってくるのですが、このラッコはたいてい一度に一つのエサしかもってきません。この時は、2回潜ってエサが取れず、3回目でやっと大きな貝をもって上がってきました。エサをとるのも一苦労です。

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2017年

4月

25日

【動画】ラッコのポケット | How many mussels can a sea otter store in its pocket?

ラッコのポケットには思ったよりたくさん入るんですね!
撮影地/Location:Moss Landing, CA, USA

撮影/Credit:らっこちゃんねる | Sea Otter Channel

撮影日/Date:2017年4月21日

ラッコは一度のダイブで複数のエサをとることもあれば、一つしかとらないこともあります。大きい貝なら一つだけのことが多いですが、小さな貝やユムシなどの場合はいくつかまとめてとって水面に上がって来ることがあります。カニを2~3匹持っているラッコも見たことがあります。
もちろん、潜るのはそれなりにエネルギーを費やすので、一度のダイブでいくつもエサをとるにこしたことはありません。

いくつもエサをとるときには、とったエサを前足の下のいわゆるポケットに入れておきます。このメスのラッコは土管の中に生えているムラサキガイ(ムール貝のような5センチくらいの黒い貝)をとって食べていたのですが、思ったより一度にたくさんとってきていて驚きました。

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2017年

3月

07日

【動画】ダンジネスクラブを食べるラッコ | Wild sea otter enjoying a dungeness crab

ラッコがダンジネスクラブを食べていました。

撮影地/Location:Moss Landing, CA, USA

撮影/Credit:らっこちゃんねる | Sea Otter Channel

 

撮影日/Date:2016年5月27日

港の中でメスの成獣がダンジネスクラブを食べていました。
2016年の秋以降、カニから藻類由来の毒素が発見されたため、カニ漁が長く閉鎖されていました。
おそらくこのカニは、港を利用しているカニ漁船から捨てられたものではないかと思います。

このラッコは同じ日に2つダンジネスクラブを食べていました。
撮影は2016年5月でしたが、その2か月後、元気な赤ちゃんラッコを産みました。きっとこの時はお腹の赤ちゃんの分までしっかり食べていたんでしょうね。

長い動画ですが、カニをどのように食べているかよくわかる動画ですのでじっくりご覧ください。

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2017年

1月

15日

【動画】野生のラッコ、グルーミングのお手伝い | Wild sea otter helps her friend groom

ラッコが仲間のグルーミングをしていました。
撮影地/Location:Morro Bay, CA, USA

撮影/Credit:らっこちゃんねる | Sea Otter Channel

撮影日/Date:2016年12月23日

母親が子供のラッコのグルーミングをするのはよく見かけるのですが、成獣のラッコどうしがグルーミングするのは初めてみました。水族館では時々見られるそうです。

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2016年

12月

27日

【動画】エボシガイを食べる野生のラッコ | Wild sea otter pup eating gooseneck barnacles

ラッコの子どもがエボシガイを食べていました。
撮影地/Location:Moss Landing, CA, USA

撮影/Credit:らっこちゃんねる | Sea Otter Channel

撮影日/Date:2016年12月22日

見た目かなりグロいこの生き物はエボシガイという無脊椎動物の一種で、貝という名前がついていますがエビやカニの仲間で、甘味があっておいしいそうです(食べたことはありませんが・・・)。スペインなどでよく食べられれているようです。専門家の方の話では、ラッコがエボシガイを食べるということは知られているようですが、カニや貝などに比べてあまり見られないエサなのだそうです。
このラッコの子どもは生後5~6か月ほどでまだ母親と一緒にいますが、自分でかなりエサを獲れるようになりました。この場所ではよくムラサキガイを食べていますが、ムラサキガイは殻を割らなければならないのに比べて、このエボシガイはそのまま食べられるので、子どものラッコにとっては食べやすいエサなのかもしれません。

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2016年

12月

06日

【動画】アマモの中のラッコ | Wild sea otter in the eelgrass

ラッコがアマモの中でグルーミングしていました。

撮影地/Location:Elkhorn Slough, CA, USA

撮影/Credit:らっこちゃんねる | Sea Otter Channel

 

撮影日/Date:2016年9月16日

ラッコが沿岸生態系においてケルプの森を健全に保つ役割を果たしていることは、生物の教科書で例として取り上げられるほどよく知られています。しかし、海だけでなく湿地帯においてもラッコが大切な役割を果たしていることが研究により明らかになっています。

エルクホーン湿地帯はカリフォルニアで最も大きな湿地帯の一つですが、ここはラッコが来る前はひどい有様でした。周囲に農地が多く、そこからの排水で水が富栄養化し、アマモなどの海草は藻類に覆われてしまっていました。カニが多く、藻類を食べるウミウシや等脚類が少なかったからです。
20年ほど前にラッコが徐々に定着するようになり、こうした状況は一変しました。ラッコが旺盛な食欲でカニを食べ始めると、カニが穴をあけてもろくなっていた湿地帯の土手の崩落が防がれ、またカニがエサとしていたウミウシ類や等脚類が増加したため、アマモの表面に生えていた藻類がそうした小動物に食べられ、きれいになっていきました。アマモが繁茂することにより、幼魚が増え、多様性を帯びてきました。エルクホーン湿地帯は周囲の農場からの排水が多く富栄養化しているにも関わらず、他のラッコがいない湿地帯と比較しても健全な環境になっています。

 

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2016年

9月

29日

【動画】ラッコとごみ | Sea otters and Trash

海をきれいに。お願いします。
撮影地/Location:Moss Landing, Monterey, CA, USA
撮影/Credit:らっこちゃんねる | Sea Otter Channel
撮影日/Date:2015-2016

ラッコ観察をするようになって、ラッコがゴミと遊んでいるのを見かけ、気分が悪くなることが何度もありました。ラッコに危害が及ぶ可能性があるような状況も何度か見かけました。ただ、一般人はラッコに近づいたり触れたりすることができないため、そのような状況でも何もすることができません。せめてレスキューへ通報するくらいですが、極めて危ない状況でない限りなかなかすぐに対応してもらうこともできません。

 

陸からのゴミや汚染物質は最終的にラッコや他の野生生物がすむ海へ流れ込みます。動物たちがゴミや汚染物質のない場所で元気で暮らせるよう、ご協力をお願いします。

 

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2016年

8月

03日

【動画】野生のラッコ大暴れ | Wild sea otters wrestling

若いラッコたちが群れの中で大暴れしていました。
撮影地/Location:Moss Landing, Monterey, CA, USA

撮影/Credit:らっこちゃんねる | Sea Otter Channel

撮影日/Date:2016年7月15日

若者たちは元気です。
ちょっと年をとったラッコたちは迷惑そうです。

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2016年

7月

23日

【動画】野生の手つなぎラッコ | Wild sea otters holding hands

野生のラッコの親子が手を繋いで寝ていました。

撮影地/Location:Moss Landing, Monterey, CA, USA

撮影/Credit:らっこちゃんねる | Sea Otter Channel

撮影日/Date:2016年7月22日

水族館のラッコで手をつないでいるものはいくつもYouTubeなどにアップされていますが、野生のラッコの手つなぎ動画は見たことがありません。野生のラッコが住んでいるところはケルプの生息地と重なっています。休むときはほとんどケルプを体に巻き付けており手をつなぐ必要がないため、これまでほとんど手をつないでいる野生のラッコは目撃されたことがなかったのかもしれません。以前何かで読んだラッコ生物学者の方も、10数年ラッコを見ていて野生のラッコが手をつないでいるのは見たことがないとおっしゃっていました。別の方は、親子で手をつないでいるのは見たことがあるとおっしゃっていました。

 

この動画のラッコは親子です。鼻に傷があるほうが母親です。以前からこの親子はよく見かけており、母親が子どもに手を寄せて流されないように寝ているのを見ることはありましたが、このようにしっかり手をからめているのは初めてみました。子どもは3月生まれですので、もう4~5か月ほどになり、一人である程度エサも取れるようになっていますが、まだ母親のミルクを飲むこともありますし、母親に貝をねだることもあります。一人立ちは冬ごろになるのではないでしょうか。こうして母親に甘えるのももう少しの間です。

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2016年

7月

06日

【動画】Wild sea otter mom feeding her pup 2 | 子どもにエサを分け与える野生のラッコ

ラッコの親子がエサを食べていました。
撮影地/Location:Moss Landing, Monterey, CA, USA

撮影/Credit:らっこちゃんねる | Sea Otter Channel

撮影日/Date:2016年6月24日

ラッコの母親は大変です。

子どもは成長するとより多くのエサを食べるようになり、母親はより多くのエサを子どもと自分のために取らなければなりません。この動画でもわかるように、この母親はエサのほとんどを子どもに分け与えています。ラッコの母親は子育てのために必要な莫大なエネルギーをとるのに苦心しています。子どもが自立するころには、母親は栄養不足になり、ストレスや病気に対し敏感になるという、「授乳末期症候群」に陥るものが少なくありません。それが生殖可能な年齢のメスのラッコの死亡率が高い一つの理由になっています。

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2016年

5月

24日

【動画】頭をグルーミングする野生のラッコ | Wild sea otter grooming his head

癒し系です。
撮影地/Location:Moss Landing, Monterey, CA, USA

撮影/Credit:らっこちゃんねる | Sea Otter Channel

撮影日/Date:2016年4月9日

人間にとってはなごむ光景ですが、ラッコにとってグルーミングは生死に関わる仕事です。

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2016年

5月

15日

【動画】野生のラッコのバトントワリング | Wild sea otter's baton twirling

華麗なバトンさばきをご覧ください。
撮影地/Location:Moss Landing, Monterey, CA, USA

撮影/Credit:らっこちゃんねる | Sea Otter Channel

撮影日/Date:2016年5月14日

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2016年

5月

12日

【動画】グルーミング中に寝落ちする野生のラッコ | Wild sea otter falls asleep while grooming

うとうとしてはっ!と目が覚めてキョロキョロあたりを見回すのが、人間っぽいですね。

撮影地/Location:Moss Landing, Monterey, CA, USA

撮影/Credit:らっこちゃんねる | Sea Otter Channel

 

撮影日/Date:2016年1月22日

ラッコは毎日数時間をグルーミングに費やします。他の海洋哺乳類と異なり、ラッコには脂肪層がないため、体毛をいつも整えて断熱の役割を果たすよう空気を溜め込めるようにしなければなりません。体全体で8億本もの毛がありますから、グルーミングはそれは大変な仕事です。途中で眠くなるのも無理ないですね。

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2016年

4月

26日

【動画】母親のまねをする子どものラッコ | Sea otter pup learning from mom

ラッコの子どもが母親のまねをしています。

撮影地/Location:Moss Landing, Monterey, CA, USA

撮影/Credit:らっこちゃんねる | Sea Otter Channel

撮影日/Date:2016年4月15日 

ラッコは生まれながらにしてラッコなのではありません。ラッコになる方法を母親から学ぶのです。この小さな生後4~5週間のラッコは母親をよく見て真似ようとしています。まだ潜ることはできませんが、干潮で浅いので、海の底から海草や貝殻をひろっています。小さな手を貝殻にぱたぱたしている様子がカワイイですね。

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2016年

4月

19日

【動画】穴を掘るラッコ | Wild sea otter digging the beach

このラッコは穴を掘るのが好きなようです。
撮影地/Location:Moss Landing, Monterey, CA, USA

撮影/Credit:らっこちゃんねる | Sea Otter Channel

撮影日/Date:2016年4月15日 

砂浜に穴を掘るのが好きな人がたまにいますが、ラッコにもそういう性格のラッコがいるようです。

エサをとるとき、海の底を掘って貝などを探すこともあると思うので、特別な仕草ではないとは思いますが、なぜ浜に穴を掘るのか?何かを探しているのか?寝心地がいいように砂の形を変えているのか?真相は謎です。

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2016年

4月

14日

【動画】巨大な石で貝を割る野生のラッコ | Wild sea otter cracking clams on a huge rock

大きな石をお腹に乗せて貝を割っているラッコがいました。
撮影地/Location:Moss Landing, Monterey, CA, USA

撮影/Credit:らっこちゃんねる | Sea Otter Channel

撮影日/Date:2016年2月19日

ラッコはずっとお気に入りの石をポケットに入れて持ち歩くという小ネタ?のようなものがありますが、一生持ち歩くわけではありません。長くてもせいぜい数時間程度で、案外すんなりぽいっと捨ててしまいます。

このラッコのように、エサと一緒にその都度石を拾ってあがってきて、殻を割ったらぽいっと捨てるラッコのほうが多いように思います。

 

小さい石を使うラッコは、食べる間は道具の石をキープしている場合はありますが、その間だけで、すぐに捨ててしまいます。

まあ、こんな漬物石みたいなのは不便で持ち歩けませんしね・・・

貝を割る時に手元を見ないので、確かに大きい石のほうがかすったり外れたりしないのでいいのかもしれないですが、ここまで大きくなくても、他にもっと’適当な大きさの石があると思うんですが。。。

何を基準に石を選ぶのか、ラッコなりに何かこだわりがあるのかもしれません。

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2016年

3月

24日

【動画】交尾を迫るオスから逃げるラッコの親子 | Wild sea otter mom struggles to protect her pup

生まれたばかりの子どもを抱える母親ラッコに、オスが交尾を迫っていました。

撮影地/Location:Moss Landing, Monterey, CA, USA

撮影/Credit:らっこちゃんねる | Sea Otter Channel

撮影日/Date:2016年3月18日 

ラッコの母親は大変です。子どもは完全に母親に依存しており、母親は自分自身のために食べたりグルーミングをしたりするのに加えて子どもにミルクを与え、グルーミングをし、エサを与えなければなりません。

 

この母親ラッコは昨年の3月ごろに子どもを産みました。このラッコはあまりエサを獲るのが上手ではありません。子どもと一緒に浜に上がって休んでいるときに、貝殻をかじっていたこともありました。それほど、子育てしながら自分の食べるものを獲るのが難しかったのかもしれません。弱って死んでしまったのか、母親が諦めてしまったのか分かりませんが、1週間後には子どもはいなくなっていました。


1年たってまたこのラッコが出産していたことはとても嬉しく思いました。
しかし、船やカヤックの往来が多いこのハーバーで子育てするのはやはり大変なことです。それに加えて、交尾を迫るオスラッコの執拗なストーキング行為から逃げなければなりません。まだ泳げない子どもを抱えて逃げるのも一苦労です。

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2016年

3月

10日

【動画】野生のラッコの赤ちゃん、母親を呼ぶ | Wild sea otter pup crying for mom

ラッコの赤ちゃんの声はかなり甲高く、遠くまで聞こえます。

撮影地/Location:Moss Landing, Monterey, CA, USA

撮影/Credit:らっこちゃんねる | Sea Otter Channel

撮影日/Date:2016年2月26日 

ラッコの赤ちゃんが母親を追って鳴いていました。

ラッコは通常でも体温を維持するため1日に体重の25%相当のエサを食べなければなりませんが、子育て中の母ラッコは更に多くのエネルギー源を必要とします。子どもがそばにいることを確認しつつ、母親は短い時間でエサをたくさん食べています。子どものラッコの周りにぶくぶくと泡が上がっていますが、これは水の底でエサを探す母親の毛に含まれる空気が水圧で押し出されて出てきたものです。

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2016年

2月

08日

【動画】子どもに貝を与える野生の母親ラッコ | Wild sea otter mom feeding her pup

ラッコの母親が子どもにエサを与えています。
撮影地/Location:Moss Landing, Monterey, CA, USA

撮影/Credit:らっこちゃんねる | Sea Otter Channel

撮影日/Date:2015年11月06日

野生のラッコには後ろ足にタグがついているものがいます。怪我や健康上の理由で保護されたものや、もしくは調査のために捕獲されたものです。

この母親(オレンジと白のタグ)は、おそらくモントレーベイ水族館に保護されている間、この子ども(緑と黄いろのタグ)を養子にしたのだろうと思われます。子どもは自分でエサを獲れるようになりましたが、まだ母親におねだりしているようです。母親は貝を割って食べやすくしてから子どもに与えています。

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2016年

1月

18日

【動画】小石で遊ぶ野生のラッコ3 | Wild sea otter playing with rocks

 野生のラッコが石で遊んでいました。

撮影地/Location:Moss Landing, Monterey, CA, USA

撮影/Credit:らっこちゃんねる | Sea Otter Channel

撮影日/Date:2016年1月15日

このラッコはたまにしか見かけませんが、見かけたときはいつも面白い姿を見せてくれます。
他にもこのラッコの石遊びの動画がありますのでご覧ください。

 

Wild southern sea otter playing with rocks | 小石で遊ぶ野生のラッコ2

Wild sea otter juggling!! | 野生のラッコ、ジャグリングの練習

Wild southern sea otter playing with a pebble | 小石で遊ぶ野生のラッコ

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2016年

1月

11日

【動画】浜を歩く野生のラッコ | Wild sea otter walking on the beach

ラッコが浜にあがってきました。ずいぶん長い距離を歩いています。

撮影地/Location:Moss Landing, Monterey, CA, USA

撮影/Credit:らっこちゃんねる | Sea Otter Channel

撮影日/Date:2015年12月24日 

撮影時はKing Tide(大潮?)という、潮の満ち引きの差が大きい日でした。
潮が引いてもいつもは露出しないところが、この時ばかりは露わになっていました。

ラッコはモノや場所に執着する習性があるのか、いつもだいたい同じ場所に上がって休みます。
引き潮のせいで、いつも休んでいる浜が波打ち際からずいぶん遠くなってしまい、長い距離を歩かなければならなくなりました。

ラッコは歩くのはあまり得意ではないのですが、このラッコは頑張って50mくらい(もっと?)歩いて、やっといつもの場所へたどり着いたようです。

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2015年

12月

25日

【動画】浅瀬でグルーミングするラッコ | Wild sea otter grooming in shallows

ラッコがグルーミングしていました。
撮影地/Location:Moss Landing, Monterey, CA, USA

撮影/Credit:らっこちゃんねる | Sea Otter Channel

撮影日/Date:2015年9月26日

人はそれぞれ、何かこだわりがあるようですがラッコも自分のこだわりがあるようです。

グルーミングの仕方や格好はそれぞれラッコによって少しずつ違います。また、念入りにグルーミングする体の部分も、それぞれ違うようです。
このラッコは、なぜか後頭部にこだわりがあるようで、いつも毛をかき分けてはごしごしこすっています。

 

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2015年

11月

29日

【動画】野生のラッコ、港の中を流れる | Sea Otter drifting in the harbor

ラッコが港の中を流されていきました。
撮影地/Location:Moss Landing, Monterey, CA, USA

撮影日/Date:2015年10月17日

撮影/Credit:らっこちゃんねる | Sea Otter Channel

このラッコはモスランディングハーバーのある場所でいつも寝ています。
この日はハーバー内の別の場所で寝ていたのですが、自分が流れ着く先を知っているのか、あるいは意図的に舵をとって進んでいたのか、この後いつもの場所にたどり着いていました。
目の前をラッコがゆらゆらと流されていく様子は、なんともなごむ風景でした。

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2015年

11月

17日

【動画】ケルプに包まるラッコ | Wild sea otter wrapped in kelp

ラッコがジャイアントケルプの切れ端に包まってグルーミングしていました。

撮影地:Moss Landing, Monterey, CA, USA

撮影日:2015年10月17日

撮影:らっこちゃんねる | Sea Otter Channel

 ラッコは潮に流されないよう、ケルプに包まることが知られています。

しかし、潮の流れが激しくない入り江で、ちぎれて海底につながっていないケルプに包まるラッコもいるようです。

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2015年

10月

22日

【動画】カニを食べるラッコ | Wild California Sea Otter Crunching a crab

野生のカリフォルニアラッコがカニを食べていました。

撮影地/Location:Moss Landing, CA, USA

撮影日/Date:2014年11月21日

撮影/Credit:らっこちゃんねる | Sea Otter Channel

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2015年

10月

17日

【動画】荒れた海から避難する野生のラッコ | Wild sea otter escapes from the stormy water

海が荒れている日、ラッコが浜に上がってきました。
撮影地/Location:Moss Landing, Monterey, CA, USA

撮影/Credit:らっこちゃんねる | Sea Otter Channel

撮影日/Date:2015年8月8日

ラッコは交尾、出産、子育てなど一生を陸に上がらなくても過ごせるように進化していますが、陸に上がって来ることもあります。岩礁に住んでいるラッコは比較的よく岩の上で休む姿が見られます。砂浜沿いの沿岸に住むラッコも、危険が及ばないと判断した時に浜に上がって休むこともあります。
カリフォルニアは一年を通じて温暖ですが、海水は冷たく、年間を通じて平均10℃ほどです。他の海洋哺乳類と異なり脂肪層を持たないラッコは、常に水に体温を奪われていきます。そのため、密度の高い体毛の中に空気を貯め、また代謝を高くすることで体温を維持しています。束の間とはいえ、海から上がって休むことで、エネルギーを節約することができるのです。


ラッコがもし岩場や浜に上がっていたら、決して近づいてはいけません。

危険を感じて海へ戻っていったら、それはストレスを与えることに加え、ラッコに無駄なエネルギーを消耗させることに他ならないからです。

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2015年

10月

05日

【動画】おもちゃで遊ぶモントレーベイ水族館のラッコ | Sea Otter at Monterey Bay Aquarium playing with plastic toys

モントレーベイ水族館のラッコが、プラスチックのおもちゃをぶつけています。
撮影日:2015年9月25日
撮影地:モントレーベイ水族館
撮影:らっこちゃんねる

今年のラッコ啓蒙週間、モントレーベイ水族館では大きなイベントはありませんでしたが、せっかくなので行ってきました。
696号を育てていたローザが戻ってきて、久しぶりに5頭のラッコが全員展示水槽にそろっていました。
全員、代理母としてこの水族館で働いています。

このメスのラッコたちは、病気など様々な事情があって野生に帰ることはできませんが、親とはぐれた子どものラッコたちにラッコとして生きるために必要なスキルを教えることで、野生のラッコの繁栄に大きく寄与しています。
ラッコのエサになる動物の中には、貝など殻をこじあけないと中身を食べることができないものもあります。ラッコはみな母親からその方法を学びます。(とはいえ全てのラッコが道具を使うわけではありません)バックヤードで子育てする際は、殻付きの貝やカニなどそのまま与えられますので、ラッコたちは野生の部分を忘れずにいることができるのです。

 

展示水槽ではガラスを割ってしまう可能性があるため、殻付きのエサは与えられませんが、その代りプラスチックのオモチャにエビなどを仕込んだものを与えられます。叩いたり舌や歯を上手に使ったりして中身を取り出すことで、ラッコは精神的にも肉体的にもよい刺激を受けることができるのです。

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2015年

9月

22日

【動画】子どもにミルクを与えるラッコ | Wild sea otter nursing

 野生のラッコの母親が子どもにミルクを与えていました。
撮影地:Moss Landing, CA USA
撮影日:2015年9月19日
撮影:らっこちゃんねる

ラッコの母親は、6か月から12か月間、子どもに授乳を行います。
このラッコの子どもはすでに貝などの固形のエサも食べられますが、母親のミルクもまだ飲んでいます。ずいぶん大きくなって母親のお腹の上からはみ出していますね。一人立ちするまでもう少し。子どもも、お母さんもがんばれ!

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2015年

9月

10日

【動画】小石で遊ぶ野生のラッコ2 | Wild southern sea otter playing with rocks

 ラッコが石を二つカチカチぶつけて遊んでいました。
撮影地:Moss Landing, CA, USA
撮影日:2015年7月4日
撮影:らっこちゃんねる

このメスのラッコは、以前モントレーベイ水族館に保護され、リハビリ後自然に返されたラッコです。
非常に遊び好きで、よく石を投げたりカチカチぶつけたりして遊んでいます。見ていて非常に楽しいラッコですが、あまり人間に対する警戒心が強くないため、人間に近寄ることもあります。実際にこのラッコにエサを与える人もいます。野生動物は例えそれが厳しい条件下であっても自然の中で生きていくべきで、人間に飼いならされることが幸せではありません。

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2015年

8月

06日

【動画】浜に上がる野生のラッコの親子 | Wild southern sea otter mom and pup come ashore

 ラッコの親子が浜にあがってきました。急な坂を、子どもを転がしながら上がっていきます。
撮影地:Moss Landing, CA, USA
撮影日:2015年1月2日
撮影:らっこちゃんねる

この親子は2015年1月から2月にかけて、モスランディングハーバーに出没していました。
メスとその子どもは隣接するエルクホーン湿地帯で暮らしているものが多いのですが、船やカヤックの行き来が多いこの場所がそれでも好きな親子もいるようです。

24時間お休みのない母親の、つかの間の休息です。

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2015年

7月

30日

【動画】大きな貝を食べるラッコ | Wild southern sea otter munching a big clam

 ラッコが大きな貝を食べていました。

撮影地:Moss Landing, CA USA

撮影日:2014年9月19日
撮影:らっこちゃんねる

モスランディングに住むラッコたちの主なエサは、ハマグリのような二枚貝、ムラサキガイ、マテ貝、ユムシ、カニなどです。貝を主食にしているラッコが比較的多いようです。


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2015年

7月

13日

【動画】ムラサキガイを食べる野生のラッコ | Wild southern sea otter feasting on mussels

 野生のラッコがムラサキガイを食べていました。
撮影地:Moss Landing, CA, USA
撮影日:2015年5月1日
撮影:らっこちゃんねる

このメスのラッコは以前モントレーベイ水族館に保護されたことがあるからか(タグがついている)、非常に人馴れしています。野生動物としては、もう少し人を警戒したほうがいいのではないかと思ってしまいます。
モスランディングハーバーを横切る道路の下に土管が数本埋められており、潮の満ち引きに合わせて水が行き来できるようになっています。その中にムラサキガイが生えているらしく、土管の中に潜っては貝を食べています。ポケットに大き目の石を持っていますが、その石は遊び用なので貝を開けるのには使わず、岩にぶつけています。

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2015年

7月

06日

【動画】顔をグルーミングする野生のラッコ | Wild southern sea otter grooming his face

 野生のラッコがグルーミングをしていました。

撮影地:Moss Landing, CA USA
撮影日:2015年6月27日
撮影:らっこちゃんねる

野生のラッコが顔をもじもじしていました。

緩やかな時間が流れていました。

 

様々な危機に直面しながらも、当の本人(ラッコ?)たちはそんなことを気にせず、その時間をのんびりと、しっかりと生きています。


生き生きと活動的なラッコたちを見ているのも楽しいですが、子のラッコのように穏やかな時間を過ごしているラッコを見るのもまた別の楽しさがあります。6分ほどと長い動画ですが、実際はもっと長い間見ています。
何かオチがあるわけでもなんでもありませんが、心洗われるような気がします。

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2015年

6月

23日

【動画】浜で休む野生のラッコたち | Wild southern sea otters on the beach

 野生のラッコたちが浜で休んでいました。
撮影日:2015年6月19日
撮影地:Moss Landing, CA, USA
撮影:らっこちゃんねる

何かを確認しているのか、仲間のラッコに近づいてにおいをかいでいるラッコが数頭います。
ラッコ同士、お互いをどのように認識し合っているのか気になります。

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2015年

6月

15日

【動画】子どものお世話をする野生のラッコの母親 | Wild sea otter mom grooms her pup

 ラッコの母親が子どもの毛をグルーミングしていました。子どもはまだ生まれてあまり日がたっていないようです。

撮影地:Fisherman's Wharf, Monterey, CA USA
撮影日:2015年4月10日
撮影:らっこちゃんねる

野生動物の多くは、生まれてすぐに立ったり、泳いだりすることができます。天敵から身を守るため、自力で移動しなければならないからです。アザラシやアシカ、シャチやイルカなどの海棲哺乳類も生まれてすぐに泳ぐことができます。しかし生まれたばかりのラッコは、浮かぶ以外何もできません。生まれつき持っているのはフワフワの体毛だけ。唯一、この体毛が赤ちゃんラッコを溺れないようにしてくれます。ただ、この体毛も空気を入れてお手入れしなければ役にたちません。母親ラッコは赤ちゃんラッコが溺れないよう、体温を維持できるようにせっせとグルーミングをします。ミルクを与える分、自分も多くの栄養をとらなければならないのですが、それに加えて赤ちゃんラッコの毛のお手入れもしなければなりません。母親ラッコを見ていると、本当に偉大だなと思います。

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2015年

5月

28日

【動画】 野生のラッコとカモメの追いかけっこ | A wild sea otter and a gull playing tag

 野生のラッコがカモメに追い回されていました。

撮影地:Moss Landing, CA USA

撮影日:2015年5月1日
撮影:らっこちゃんねる

餌を食べているラッコに付きまとっているのもよく見かけます。ラッコが取りこぼした餌をすかさず拾い食いします。

群れの中にいるカモメは時々ラッコの尻尾をつつくことがあります。寝ているラッコにしてみれば非常に迷惑ですね。カモメはただ意地悪しているわけでもなさそうです。

ラッコは毎日大量に餌を食べますが、その分大量に排泄します。カモメは栄養分たっぷりのラッコのふんを食べるのです。水の上に流れてくるふんを食べることもあれば、陸上でラッコが排泄したふんを食べることもあります。モスランディングがラッコのふんでいっぱいにならないのは、カモメがお掃除してくれているからなのかもしれません。


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2015年

5月

17日

【動画】Wild sea otter juggling! | 野生のラッコ、ジャグリングの練習

 野生のラッコが石で遊んでいました。

撮影日:2015年5月1日
撮影地:Moss Landing, CA
撮影:らっこちゃんねる

このラッコは、以前【動画】小石で遊ぶ野生のラッコ | Wild southern sea otter playing with a pebbleでご紹介したラッコです。

前回は白い小さな石で遊んでいましたが、今回はかなり大きな石を使っていました。お手玉のように放り投げ、落ちた石を慌てて拾いに潜ります。そしてしばらくぷかぷかと背中を見せていたと思ったら、びっくりするほど高くジャンプします。10人ほどが見守る中、得意げに石で遊ぶ様子は、みんなを笑顔にしていました。


終わりごろにこのラッコは土管のようなところに入って行きますが、その中にはムラサキガイがたくさんいるらしく、いくつか貝をむしって出てきます。そして近くの岩で貝を割り食べてから、ポケットに潜ませておいたこの石で遊び、また土管に入っていく、という一連の行動を何度も繰り返していました。

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2015年

5月

11日

【動画】カニを奪うラッコ | Wild sea otter his partner otter of a crab

メスのラッコがカニを食べていると、オスのラッコがカニを奪っていきました。


ラッコは普段はのんびりしていますが、しばしば獰猛な面を見せることがあります。

特にオスのラッコは、子育て中の母親ラッコなど自分より弱いラッコから餌を奪ってしまうこともあります。


カニを食べているラッコはメスで、もう1頭の頭の白い大きいラッコがオスです。この2頭はしばらく一緒にいるようで、おそらく交尾中のラッコのようです。ラッコは普段はオスメス別々に暮らしていますが、交尾中は数日間、行動を共にします。


2頭は最初、それぞれムラサキガイを獲って食べていたのですが、たまたまメスのほうがカニを獲って食べていたら、オスが襲い掛かってカニを奪っていきました。見ている間に、そのようなことが2度ほど起こりました。ずるいことに、このオスはメスが貝を食べていてもしらんぷりなのに、カニを食べ始めると寄ってきて奪っていくのです。メスのラッコは抵抗を見せていましたが、奪われてしまうと反撃することもなく、手元に残ったカニの脚を仕方なく食べていました。

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2015年

4月

30日

【動画】Wild southern sea otter wrapped in kelp | ケルプに包まるラッコ

 ラッコがケルプに包まって休んでいました。

撮影地:Point Lobos State Reserve, Carmel, CA

撮影日:2015年4月10日

撮影:らっこちゃんねる

ラッコといえば、ケルプに包まっている姿が印象的です。

ラッコの生息地はジャイアントケルプの生息域と大きく重なっています。それほど、ラッコとケルプは密接な関係にあります。


ケルプの森は、波を穏やかにするため、多くの生き物が集まります。魚、カニやエビなどの甲殻類、ウニ、貝類、そしてそれらをエサにする海洋哺乳類などです。ラッコもその一つです。


ある時1頭のラッコが「ケルプに包まって休んだら流されないんじゃないか?」と思いつき、それを他のラッコが真似したのかどうかは定かではありませんが、ケルプの森にすむラッコの多くは、身体をケルプに巻き付ければ流されないということを知っているようです。


棲家とエサを提供してもらうかわりに、ラッコはケルプの天敵であるウニを食べ、その数をコントロールしています。ケルプとラッコは上手に共生し、豊かな海を実現しているのです。

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2015年

4月

20日

【動画】野生のラッコとカリフォルニアアシカ | Wild southern sea otter and California sea lion

 ボートの上でお昼寝中のカリフォルニアアシカ。ラッコが貝をぶつける音がうるさく、なかなか寝付けません。

撮影地:Monterey, CA, USA

撮影日:2015年4月10日

撮影:らっこちゃんねる

モントレーのフィッシャーマンズワーフ。観光客でにぎわう展望台の真下に、小さなボートがいくつかつないであり、アシカがそこで休んでいます。

オスのラッコが1頭、建物の柱についた貝を獲ってきては、アシカが休んでいるボートにぶつけて割って食べています。その音がうるさくて、アシカもつい不満をこぼしているようです。

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2015年

4月

14日

【動画】潜るラッコ@モントレーベイ水族館 | Sea otters underwater at Monterey Bay Aquarium

 モントレーベイ水族館のラッコたちを下から撮ってみました。よく潜りますね。

撮影地:Monterey Bay Aquarium, CA, USA

撮影日:2015年4月11日

撮影:らっこちゃんねる

ラッコたちはよく潜ります。

野生のラッコのエサになる動物は海の底にいるので、潜水能力はラッコにとって非常に大切です。

子どものラッコは自分で潜って餌が獲れるようになってはじめて、母親から自立することができます。

毎日体重の25%を食べなければならないラッコにとって、生きることは食べることであり、潜ることでもあるのあるのです。


ここモントレーベイ水族館のラッコ水槽は4メートルほどの深さがあります。

自然環境と同じようにはいかなくても、潜水を忘れないようにするためとしては十分でしょう。

このラッコたちはみなメスで、代理母として働くワーキングマザーでもあります。保護されたみなしごラッコたちの代理母として、その子どもたちが自然に帰ることができるよう、生きていくために必要な潜水やグルーミング、餌の食べ方などを教えます。


水族館の展示にいるラッコたちはもちろん餌を探す必要はありませんが、よく潜ります。

沈んでいるオモチャをとって水面に上がることもあります。

ラッコがラッコらしく生きるために、こうした環境は非常に大切だと思います。

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2015年

4月

10日

【動画】小石で遊ぶ野生のラッコ | Wild southern sea otter playing with a pebble

あるメスのラッコがお気に入りの石で遊んでいました。

撮影地:Moss Landing, CA

撮影日:2015年3月20日

撮影:らっこちゃんねる

ラッコはお気に入りの石を持っているといいますが、このメスのラッコにとっては、この白い石がお気に入りのようです。ムラサキガイを食べている間、前足の付け根にある「ポケット」にこの石を置いておきます。ひとしきり食べたあとは、その石を取り出し、お手玉のようにしてポンポンと放り投げたり、いろんなところにぶつけて音を出したりして遊んでいました。石が水の中に落ちてしまうと、慌てて取りに潜ります。

 

全てのラッコがお気に入りの石を持っているわけではありませんが、石が好きなラッコはその石をなくしてしまうと、また別の気に入った石を見つけて持ち歩くようです。このラッコは前の週は別の石をもっていたので、きっとその石はなくしてしまったのでしょう。

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2015年

3月

29日

【動画】野生のラッコ、すべる | Wild Southern Sea Otter sliding down

 野生のラッコが岩に上がってグルーミングを始めましたが、斜めになった岩の上でどうにも体制が悪く、滑り落ちそうになります。

撮影地:Moss Landing, CA

撮影日:2015年3月20日

撮影:らっこちゃんねる

赤い鼻がトレードマークのやんちゃなラッコ「チンピラ」。

潮が引くと、時々岩の上に上がって休みます。岩といっても、防波堤のようなものなのであまり形のよいものがないのですが、その中でも具合のよさそうなものを選んでいるようです。

あまり人を怖がらないのか、あるいは人が害を及ぼさないのを知っているのか、目の前に上がってくることもあります。この時も、私たちがいるのを知っているのに目の前に上がってきました。

最初に岩にあがろうとしたときに、海草で滑ってなかなか上がることができませんでした。それでもなんとか這い上がり、グルーミングを始めますが、斜めになっている岩に海草があるため余計に滑りやすくなっているのでしょう。必死の抵抗にもかかわらず、あえなく水の中へ落ちていきます。落ちたあとの、気まずそうな表情、そしてそそくさと去っていく様子をご覧ください。


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2015年

3月

11日

 【動画】泳ぐ練習をする野生のラッコの子 | Wild southern sea otter pup's swimming lesson

野生のラッコの親子。子供が必死で母ラッコの後をおいかけています。

撮影地:Moss Landing, CA
撮影日:2015年1月9日

撮影:らっこちゃんねる

ラッコの赤ちゃんは生まれた時は特別な毛で覆われています。そのふわふわの毛のおかげで、水に沈むことはありませんが、文字通り浮かんでいることしかできないのです。方向を定めて泳ぐことも、潜ることもできません。これらは、母親と一緒に過ごすことで身に付けるスキルなのです。ラッコのエサとなるものはほとんど海底にあるため、子どものラッコは自分で潜り、道具などを使って食べられるようになるまでは母親による世話がなければ生きていけません。


この子どものラッコはまだ大人の毛に生え変わる前なので、うまく泳ぐことができません。それでも必死で母親についていこうとしています。このような必然性があるからこそ、ラッコとして生きるために必要な様々な技術を身につけていくのです。

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2015年

2月

11日

【動画】浜でグルーミングする野生のラッコ | Wild southern sea otter grooming on the beach

通称「バクさん」(※バクは下半身が白です)が浜でグルーミングをしていました。

撮影地:Moss Landing, CA

撮影日:2015年1月30日

撮影:らっこちゃんねる

この上半身が白いラッコを私たちは「バクさん」と呼んでいます。

マレーバクは実際下半身が白い動物なのですが、なんとなく呼び方が気に入ってそう呼んでいます。


バクさんはいつも夕方になると浜に上がってグルーミングを始めます。上半身がかなり白いのと、座り方に特徴があるので、遠目に見てもすぐにわかります。

まるで「お風呂上りのお父さんが新聞紙を広げて足の爪を切っている」ような姿に見えて、なぜか見ると笑ってしまいます。バクさんのほうは真剣にグルーミングをしているので、本当は笑ってはいけないんですけどね。

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2015年

2月

05日

【動画】Wild sea otter rubbing his muzzle | 顔をもじもじする野生のラッコ

野生のラッコが顔をもじもじしながら流されていきました。

撮影地:Moss Landing, CA

撮影日:2014年10月10日

撮影:らっこちゃんねる

通称「オレンジ」は、ごくたまにしか近くで見ることができませんが、少しとぼけた表情がいい雄のラッコです。いつもはモス・ランディングの群れの中で暮らしています。

この時は顔をもじもじグルーミングをしていて眠くなってしまったようで、なぜか口が半開きのまま寝入ってしまいました。

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2015年

1月

28日

【動画】岩についた貝をとる野生のラッコ| Wild southern sea otter harvesting mussels

野生のカリフォルニアラッコが、岩に貼りついたムラサキガイをむしって食べていました。

撮影地:Moss Landing, CA

撮影日:2015年1月23日

撮影:らっこちゃんねる

モス・ランディングハーバーの端、外海に近い防波堤の辺りを縄張りにしている小柄な雄ラッコです。

この防波堤のあたりでエサを取ったり、グルーミングしたり寝たりしているのをよく見かけます。

潮が引いて岩が露出しているところに、ムラサキガイがびっしり生えているのが見えます。このラッコは両手を使って器用にムラサキガイをむしって食べています。1つの貝がそれほど大きくはないので何度もとらなければいけませんが、潜って海底の貝をとるよりは労力が少なくて済むのではないでしょうか。これだけあったら食べ放題ですね!

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2015年

1月

24日

【動画】子どもを守るためアザラシと戦う野生の母ラッコ | Wild southern sea otter mom fights for her pup

野生のカリフォルニアラッコの親子が浜にあがって休もうとしたところ、アザラシが急襲。
泣き叫ぶ子どもを必死で守るため、大きなアザラシに立ち向かう勇敢な母親ラッコです。
撮影地:Moss Landing, CA

撮影日:2015年1月16日
撮影:らっこちゃんねる

のどかな午後、モス・ランディング・ハーバーは潮が引いて砂地が露出していました。
その場所はもともとアザラシや海鳥が多くたむろしているところでしたが、ハーバー内に住んでいるとみられる親子のラッコが、浜の上に上がっていきました。

同じハーバー内に住んでおり、この親子だけではなく、他のラッコもアザラシに紛れて休んでいることがあるので、特にお互い気にかけない存在なのだと思っていましたが、何か気に入らないことがあったのかもしれません。子どもを抱えて上がってきたラッコと一瞬目を合わせたかと思うと、アザラシが子どものラッコを攻撃しはじめました。母親は怯むどころか、自分の何倍ものおおきさのアザラシに立ち向かっていきます。他のアザラシも参戦してきますが、転がり落ちた子どもの声を聞き、すぐに助けに行きます。

親子は水上に避難しましたが、子どものラッコは低い声で「うー、うー」と震えており、母親はぎゅっと子どもを抱きしめていました。


子どもを思う親の気持ちは、どんな動物でも同じですね。

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2015年

1月

17日

【動画】貝を割るラッコ | Wild southern sea otter cracking open mussels

野生のラッコが貝を割って食べていました。

撮影地:Monterey, CA

撮影日:2014年9月5日

撮影:らっこちゃんねる

このラッコは、【動画】貝を食べるラッコの親子 | Wild sea otter mom and pup eating musselsに登場した親子のラッコと一緒に行動していたオスのラッコです。モントレーのフィッシャーマンズワーフで見かけました。
普通ラッコは一度餌をとりに潜るといくつか貝をとってポケットに保存し、道具の石をもって海面にあがってきます。食べるとまた餌をとりに潜らなければなりません。
このラッコの賢いところは、貝がたくさんくっついた石をとったことです。貝を開けるための道具としての石も兼ねており、また貝もたくさんくっついているので何度も潜らなくてもよいからです。
そこまで考えてこの塊をとったのかどうかわかりませんが、偶然にしても賢いですね!

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2015年

1月

05日

【動画】野生のラッコの親子、水に戻る | Wild southern sea otter mom and pup going back to the water

陸で休んでいたラッコの親子が、水に戻っていきました。
子どもをゴロゴロ転がしている間も、辺りを非常に警戒しています。

撮影日:2015年1月2日

撮影地:Moss Landing, CA

撮影:らっこちゃんねる

私たちがよくラッコを観察しているモス・ランディング・ハーバーにはラッコがたくさんいますが、そのほとんどは雄です。雌は、そこから続くエルクホーン湿地帯の奥で別に群れを作って住んでいます。

以前、【記事】ラッコの母親業は楽じゃない |Motherhood is no picnic for sea otter mumsでもご紹介しましたが、子育て中の母親ラッコは栄養不足とストレスから、非常に弱っています。その結果、生き延びるために仕方なく子どもを捨ててしまうこともあります。

そんな母親たちにとって、外海のように荒れることもなく一年を通じて穏やかで、上がって休む場所もあるエルクホーン湿地帯は子育てするのに最適なところなのでしょう。


雌の中には、エルクホーン湿地帯の奥からわざわざ河口付近のモス・ランディング・ハーバーへやってくるものもいます。潮の流れが強い河口付近のほうが、餌が多いからかもしれません。カヤックで行ってもそれなりに大変な距離ですが、子どもをお腹に乗せてわざわざ時間をかけて移動してくるのです。


この親子は最初、砂浜に上がって休んでいました。ちょうど、カヤック乗り場の向い側です。

母親は、水面のほうから自分の子どもが見えないように後ろに隠していました。近くにはアザラシの群れが同じように休んでいて、あまり目立たなかったからか、ラッコの親子であることに気が付かないで通り過ぎる人も多かったようです。しかし、一人が気づいて親子の前で止まると、他のカヤッカーたちも寄ってきます。みな間近でラッコの親子を見ることができて興奮しているのでしょう。気持ちは分かります。でも、あまりの興奮に、カヤックを借りる際にサインした契約書に必ず書いてある「動物とは最低15フィート(5メートル)離れなければならない」「動物にカヤックの鼻先を向けない」という約束をすっかり忘れてしまうのです。


子育て中のラッコは非常に警戒心が強く、このラッコも水に戻っていきました。

しかし運が悪いことに、相手のカヤックも水の上で、写真を撮ろうと必死に追い回してきます。この親子は、カヤックの追跡から逃げるため、ハーバーの中をぐるりと1周して戻ってきました。その一部始終を見ていて、非常に憤りを覚えました。


Youtubeの動画説明欄(英語)にはかなり手厳しいことを書いてしまったのですが、ラッコがかわいいと思うのであればどうしてラッコの生活をもっとリスペクトできないのでしょうか。あくまで相手のホームにお邪魔している立場なのだということが分からない人が多いのであれば、いっそのこと、カヤック禁止にすればいいのに、と思ってしまいます。


この親子が、余計なストレスを受けずに生き延びてくれたらいいのですが。

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2014年

12月

28日

【動画】 雨の中のラッコ | Wild California Sea Otter taking a shower |

野生のラッコが雨の中、グルーミングをしていました。
シャワーを浴びているみたいに見えます。
撮影:らっこちゃんねる
撮影地:Moss Landing, CA
撮影日:2014年10月31日

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2014年

12月

19日

【動画】一列になって泳ぐラッコ | Wild California sea otters marching in a line

野生のラッコたちが一列になって移動していました。

撮影地:Moss Landing, CA

撮影日:2014年12月13日
撮影:らっこちゃんねる

群れを形成する動物の中にはサルなどのように非常に厳しいヒエラルキーや上下関係をつくるものがありますが、ラッコの群れはその点、非常にゆるいものです。


何か合図を出しているわけではないのに、なぜか突然みんな同じ方向に移動しだすことがあるのが不思議です。

あまり主体性がなく、「おれ、あっち行こ」「おれも~」的なノリなのでしょうか。ラッコたちに聞いてみたいものです。

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2014年

12月

08日

【動画】 顔をもしゃもしゃしているラッコ | Wild California sea otter grooming

あまり船の出入りのないハーバーでのんびりグルーミングしているラッコを見つけました。

撮影:らっこちゃんねる
撮影日:2014年12月5日

撮影地:Moss Landing,CA


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2014年

11月

30日

【動画】大波に揺られる野生のラッコ | Wild California sea otters in the open sea

外海で大波に揺られるラッコがいました。

映像ではそれほど大きな波には見えませんが、実際見るとかなり大きいです。

撮影地:Point Lobos State Reserve, CA
撮影:らっこちゃんねる | Sea Otter Channel
撮影日:2014年11月28日

Point Lobos State Reserveはモントレーから車で10数分のところにある自然公園です。

かなり広大な敷地で、車でもあるところまでは入れますが、入場料($10)がかかります。車を通りに停めて徒歩で入ればかかりませんが、海に出るまでおそらく30分以上はかかるので、10ドルは寄付するつもりで車で行ったほうがいいでしょう。

東映のオープニングに出てくる荒波の10倍くらいすごい波が、岩肌を打ち付けています。注意書きを見ると、波打ち際から数十メートルの範囲は波が砕けるためか、危険な範囲のようです。少し沖は波自体は大きいですが、砕ける波がないので揺れているだけのように見えます。野生のラッコは、ちょうどその辺りのケルプベッドで休んでいました。しばらく見ていましたが、延べ10頭くらいはいたように思います。Moss Landingやエルクホーン湿地帯のような守られたエリアのラッコをずっと見てきたせいか、荒波の中に暮らすラッコたちがとても強く逞しく見えました。

 

 

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2014年

11月

23日

【動画】毛づくろいする野生のラッコの親子 | Wild California sea otter mom and pup grooming at Monterey Bay

ラッコの親子がグルーミングをしていました。

撮影:らっこちゃんねる

撮影地:Monterey, CA

撮影日:2014年9月19日

このラッコの親子は、以前こちらの動画でご紹介したラッコではないかと思われます。
2分過ぎのところで、子どものラッコが鳴きだすと、母親ラッコが子どもに寄っていき、抱っこしてあげています。

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2014年

11月

16日

【動画】岩の上でグルーミングする野生のラッコ | Wild California sea otter grooming on the rock

防波堤からラッコを見ていたら、すぐ目の前の岩場にあがってきました。

鼻の傷が痛々しいですね。

撮影地:Moss Landing, CA

撮影:らっこちゃんねる(2014/11/7)

ラッコが防波堤の傍で泳いだりグルーミングしたりしていたので、防波堤に座って観察していました。すると、そのラッコが急に目の前の岩場によじ登ってきました。


この動画を撮る前に、実は一度上がってきていました。

その時は、やはりラッコを見にきていた男性のすぐ足下に上がってグルーミングをしていました。撮影するとその方の足が写ってしまうくらい近くでした。もちろんその方に許可をいただくこともできませんし、それだけ近づいてもいいと誤解されてしまうかもしれないと思い、その動画は公開しないことにしました。


ラッコを観察している立場では、ラッコのほうから近づいてきてくれるのは非常に幸運といえますが、野生動物としてもう少し人間を警戒しないと困ることもあるでしょう。この時このラッコを何人か見ていましたが、どの方も静かに見ていました。全ての人がそのように「分かっている人」ばかりではないからです。


野生動物を見る場合は、その動物の行動にストレスを与えない程度に距離を保つことが需要です。

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2014年

11月

10日

【動画】雨の中ではしゃぐラッコたち | Wild California sea otters romping about in the rain

雨の季節がやってきました。

ラッコたちも久しぶりの雨の中、はしゃいでいるようです。

撮影地:Moss Landing, CA

撮影:らっこちゃんねる

雨の中、じゃれあっているラッコたちを見つけました。

ラッコは体の大きさの割に体重があるので、こんなに高くジャンプできるのを見て驚きました。

でもよく考えたら、身体が重いということはそれだけ筋力があるということなのでしょうね。
普段ののんびりした様子とは違って、機敏な動きのラッコもまた面白いですね。

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2014年

11月

02日

【動画】浮きに入って遊ぶラッコ | Wild sea otter playing with a dive float

外海で暮らすラッコはあまり岩場や陸にあがることがありません。

海で暮らせるように進化したとはいえ、やはり水からあがって休みたいこともあるようです。

撮影地:Monterey, CA

撮影:らっこちゃんねる

ここはカリフォルニア州モントレーの、コーストガード・ピア。防波堤が港と砂浜を分けているところです。

防波堤の砂浜側では時折ダイビングのクラスが行われており、ダイビングスポットの印になる浮きが設置されます。これは、タイヤチューブにカバーをかけたもので、中にロープなどをしまったりすることもできるものです。

 

以前他のYoutubeの動画で、ダイバーたちのすぐ近くにラッコが現れ、この浮きにのぼったりおりたりする動画をFacebookのほうでご紹介したことがありますが、今回実際にこうしたラッコをみることができました。おそらく、これは「上に乗って休めるもの」だということはすでに経験から分かっているのだろうと思います。

 

このあたりは外海になります。浜や岩場もありますが人が出入りするため、あまり近づかないようです。

ラッコは全ての生活を海上で行えるよう進化はしていますが、たまには水からあがって休みたいときもあるのかもしれませんね。

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2014年

10月

20日

【動画】大きなカニを食べるラッコ | Wild sea otter eating a large crab

ラッコが大きなカニを捕まえて食べていました。

殻がとてもかたそうです。

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2014年

10月

08日

【動画】波間に漂うラッコ | Wild Sea Otter drifting on the waves

ラッコが波に揺られてうつらうつらしていました。
小さい虫が顔の周りを飛んでいるのですが、あまり気にならないんでしょうか。

撮影地:Moss Landing, CA

撮影:らっこちゃんねる

このラッコはおそらく、らっこちゃんねるのトップ画像のラッコと同じラッコじゃないかと思います。
両足にオレンジ色のタグをつけていましたし、年齢も同じくらいのようでした。

Moss Landingの入江のほうでしばらく海草に巻き付いて寝ていましたが、そのうち波に揺られてどんぶラッコと流されていきました。

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2014年

10月

04日

【動画】Wild sea otter buddies 2 | 仲良しラッコ2

仲良しラッコたちが、翌週も一緒にいました。相変わらず、白い頭のほうは落ち着きがありません。
撮影地:Moss Landing, CA
撮影:らっこちゃんねる

冒頭にもあるように、このラッコたちは動画「ラッコの地獄突き」「仲良しラッコ」に登場したラッコと同じラッコたちです。その動画を撮った翌週に撮ったのがこの動画です。1週間ずっと一緒にいたのかどうかはわかりませんが、相変わらず白い頭のほうはせわしなくうろうろし、もう一頭(おそらく雌?)のグルーミングの邪魔

ばかりしています。

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2014年

9月

23日

【動画】夕日に染まるラッコ | Wild sea otter in the setting sun

夕方、ラッコが浜に上がって休んでいました。
夕日に照らされて美しく染まるラッコです。

Moss Landingの浜は人が立ち入りできるところろできないところがあり、立ち入ることができるほうの浜には昼間はめったに上がってきません。やはり陸上ではどうしても動きが鈍いため、警戒しているのかもしれません。しかし、人影がまばらになった夕方、ひっそりと陸に上がってくることがあります。ある程度距離を置いていれば、すぐに逃げるようなことはありません。
ラッコは生活の全てを水上で行うことができ、陸に上がらなければならないことはないのですが、やはり毎日必要な膨大なエネルギーを陸に上がることで多少でも節約しているのでしょう。

水に浮いているラッコより、陸にあがったラッコのほうがずんぐりむっくりに見えるような気がしますが、この体にはほとんど脂肪はありません。

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2014年

9月

14日

【動画】貝を食べるラッコの親子 | Wild sea otter mom and pup eating mussels

野生のラッコの親子が貝を食べていました。
子どものほうはずいぶん大きいのでもうすぐ独り立ちする頃かもしれません。

3頭のラッコが貝を食べていました。

2頭は母子とすぐ分かったのですが、もう1頭、この2頭にずっとついて回るラッコがいます。

はっきりとは分かりませんでしたが、このラッコはおそらく母親のラッコを誘っている雄ラッコではないかと思います。


子どもはもうずいぶん大きくなっているので、もうすぐ独り立ちの時がくるのでしょう。

自分で生きていくのは大変なことですが、なんとか生き延びていってほしいものです。

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2014年

9月

04日

【動画】仲良しラッコ | Wild Sea Otter Buddies

以前ご紹介した動画に登場する2頭が、陸に上がってから海へ帰るまでの動画です。
やや長いですが、掛け合いが面白くて笑ってしまいます。

こちらは、「ラッコの地獄突き」という動画のもと動画になります。撮影を何回かに分けたのですが、集めたら17分くらいの長編になってしまいました。ラッコが写ってるだけの無駄に長い動画を全部見る人なんてあまりいないと思いますが(笑)、コーヒーでも飲みながらご覧ください。


たまたま撮影していた2頭が、浜に上がってきました。1頭はマイペースにグルーミングをしているのですが、もう1頭(頭の白いラッコ)は何か気になるのか、落ち着きなくずっとキョロキョロしつつ、身体を押したりしてグルーミングの邪魔をします。あまりに邪魔されたラッコはちょっと怒って反撃に出ますが、本気ではありません。
交尾中のカップルなのか、ただの仲良しなのかは分かりませんが、掛け合いが面白いラッコたちです。

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2014年

8月

26日

【動画】交尾するラッコ | Wild Sea Otters mating

交尾しているラッコたちを見つけました。

撮影地:Monterey, CA

撮影:らっこちゃんねる

以前にもそれらしきラッコたちを見かけたことはありますが、これほど間近で見たのは初めてでした。

頭が白く、少し大きいのが雄ラッコ、仰向けにひっくり返されているのが雌ラッコです。

すごい体勢で、雌ラッコが窒息するんじゃないかと思えるくらいですが、ラッコは数分息を止めることができるので、多分大丈夫なのでしょう。

同じ海獣でも、アザラシやアシカは陸上で交尾することが多いようですが、ラッコはアザラシやアシカとは異なり生活のすべてを海で行うことができます。水の中でうまく体勢を保つためとはいえ、雌がけっこうな勢いで噛みつかれているのを見ると、可哀想になってきます。

交尾の後の雌はだいたい鼻が赤くなっているのですぐわかります。噛まれ方が悪かったのか、鼻がもげてしまっている雌ラッコも見たことがあります。ラッコにはどんどん繁殖してもらいたいけれど、交尾のたびに痛い思いをし、また傷口から感染症にかかるリスクを負う雌ラッコたちを思うと、複雑です。

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2014年

8月

22日

【動画】カニを食べるラッコ |Wild California Sea Otter Munching Crabs

ラッコがカニを3匹捕まえてきました。
カニは必死で逃げようとしますが・・・
撮影地:Moss Landing
撮影:らっこちゃんねる

水面に顔を出した時、カニを3匹抱えていました。ラッコは餌を獲る際、ポケットに貯めるそうですが、獲ったカニもポケットに入れて次のカニを獲るのでしょうか?ポケットから逃げたりしないんでしょうか。


カニの足はそのまま食べる(か、もしくは噛みちぎるだけ)ようです。さすがに甲羅の部分は残していますが、上手に腹側の蓋みたいな部分を外して中身を食べます。


カニも食べられまいと必死に抵抗していますが、空しくラッコの胃袋に収まりました。

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2014年

8月

15日

【動画】貝を割って食べるラッコ | Wild Sea Otter Cracks Open Clams

貝を割っているラッコを見つけました。石ではなく、貝どうしをぶつけているようです。
撮影地:Moss Landing, CA

撮影:らっこちゃんねる

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2014年

8月

09日

【動画】一斉に逃げるラッコ | What Happened to the Raft of the Wild Sea Otters?

お昼寝中のラッコたちの群れに、不穏な空気が漂いはじめました。

何が起こったのでしょうか?

撮影地:Moss Landing, CA

撮影:らっこちゃんねる

モスランディングにいるラッコたちは、カリフォルニアアシカやハーバーシール(アザラシの一種)、いろいろな鳥たちと共生しています。観察していると、それぞれ「このへんが自分たちのテリトリーね」と思っている場所はあるようです。たまにアザラシがラッコの群れに近づくこともありますが、脅したりするようなことはあまりなく、お互いにあたらずさわらず、といった関係のように見えます。

 

この場所はエルクホーンスルー入口で、カヤックの往来が頻繁な場所です。時々、近づきすぎたカヤックに驚いて一斉に逃げる場合もありますが、そのような時はこのようにバシャン!と潜るのではなく、泳ぎだすような感じです。

この時実際に何があったのか私にもわかりませんでしたが、何か危険を感じてしまったのでしょう。

 

みんなが一斉に潜ったあとに、1匹だけ「?」という顔をしているラッコがいます。

大勢いると、一人だけこういうマイペースな人っているんですよね。

 

いずれにしても、野生動物を驚かせることはストレスになってしまいますので、注意して観察したいものです。

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2014年

8月

06日

【動画】バンザイしながら寝ているラッコ | Young Sea Otter sleeping with his arms open

ラッコにも、それぞれ寝相に個性がありますね。

撮影地:Moss Landing, CA

撮影:らっこちゃんねる

バンザイしているこのラッコは、みたところまだ若いラッコのようですね。
前足を胸で合わせたり、まっすぐ突き出したり顔を覆ったりするラッコはよく見かけますが、文字通り大の字になって寝ているラッコをはじめてみました。

なんだかちょっと不器用そうに寝ているところが、微笑ましいですね。

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2014年

8月

03日

【動画】ラッコのヘッドマッサージ|Wild Sea Otter gives itself a Head Massage

波に揺られて頭をポリポリしていたラッコ。気持ちよくなって眠たくなってきたようです。

撮影地:Monterey, CA

撮影:らっこちゃんねる

ここにはカリフォルニアアシカや、Brandt's cormorant(アオノドヒメウ)という鳥がたくさんいます。

画面の右下のほうにちらちら顔を出す黒い鳥が、アオノドヒメウです。名前の通り、ノドが青い色をしています。(雄だけでしょうか?)この鳥は水に潜って魚を取るので、時々水しぶきをあげて水に飛び込む姿が見られます。

 

鳥やアシカの鳴き声などに邪魔されつつも、のんびりと午後の陽ざしを浴びているラッコなのでした。

 

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2014年

7月

28日

【動画】ケルプの中でくつろぐ野生のラッコたち | Laid-back Wild Sea Otters

ケルプにくるまってのんびりしている2匹のラッコたち。

Brandt's cormorant(和名:アオノドヒメウ)という鳥のコロニーがすぐ近くにあり、鳥たちが友情出演?しています。

撮影地:Monterey, CA

撮影:らっこちゃんねる

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2014年

7月

24日

【動画】ラッコ大行進|Great Sea Otter March

ラッコたちが通り過ぎていきました。
どうやって意思疎通をしているのか、みんな同じ方向へ進んでいきます。
撮影地:Moss Landing,CA

撮影:らっこちゃんねる

大行進、というほどの数ではありませんが・・・

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2014年

7月

20日

【動画】黄昏時のラッコ|Wild Sea Otters resting on the beach in the twilight

黄昏時のラッコたちが、それぞれ気の向くままに時間を過ごしています。

撮影地:Moss Landing, CA

撮影:らっこちゃんねる

撮影した時間は午後8時ごろ。

夏時間のため、まだ薄明るい時間です。ちょうど引き潮になってきたこともあり、砂地が現れたところに、ラッコたちがやってきて休んでいました。

 

寝ているラッコもいれば、毛づくろいするラッコもいて、他のラッコにちょっかいを出したりするラッコもいます。

陸地では動きはそれほど敏捷ではありませんが、水の上にいる時ほど体力を消耗せずに済むのかもしれません。

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2014年

7月

14日

【動画】ケルプで遊ぶラッコ |Wild California Sea Otters Playing in Kelp

流れてきたケルプの中に出たり入ったりして遊ぶラッコたち。

楽しそうですね。

撮影地:Moss Landing, CA

撮影:らっこちゃんねる

夜8時ごろだったので薄暗くなってしまいました。

 

外海のほうからケルプの塊が流れ込んできたのですが、ラッコたちがその塊を見つけて出たり入ったり、乗ってみたりして楽しそうに遊んでいました。

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2014年

7月

13日

【動画】顔を洗うラッコ | Wild California Sea Otter Washing Face

ラッコが顔をわしゃわしゃしていました。

いろんな表情をしていて、おもしろいですね。

撮影地:Monterey, CA

撮影:らっこちゃんねる

モントレーのヨットハーバーで見つけたラッコです。
以前アップしたお昼寝ラッコと同じラッコではないかと思います。

ときどき足を広げているのですが、扇子みたいですね。
ラッコの足はヒレ状になっていて、指の間に水かきがあります。

足を広げると思いのほか大きいので驚きました。

 

このラッコは別の若いラッコとずっと一緒にいました。様子からみて、おそらく交尾していたのではないかと思います。

一段落したあと、若いラッコはどこかへ行ってしまい、一人残ったこのラッコは、疲れたのかグルーミングをした後、ぐっすりと眠っていました。

 

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2014年

6月

30日

【動画】お昼寝ラッコ | Sleeping Wild Sea Otter

ラッコがお昼寝していました。

おじいちゃんっぽい顔ですね。

撮影地:Monterey, CA

撮影:らっこちゃんねる

モントレーのヨットハーバーでくつろぐラッコを見つけました。

 

ここにはヨットがたくさん停泊しているのですが、このラッコは風に流されてボートの角にぶつかってしまいました。それまでぼさーっとしていたラッコが、ぶつかった瞬間、フガッと声を出して水しぶきを上げて潜ってしまいました。残念ながらその時の映像は撮れませんでした・・・

群れで寝ているときは、お互いにぶつかり合ってもあまり気にする様子がないように見えますが、ぶつかった相手がラッコじゃない場合の半端ない驚きっぷりにこちらも驚きました。

たしかに、ラッコは寝ている時は非常に無防備な格好なので、身を守るためではあるのでしょうけれど。

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2014年

6月

27日

【動画】大きなカニの甲羅を抱えるラッコ | Wild Sea Otter Carrying a Huge Crab Body

ラッコが頭ほどの大きさもあるカニの甲羅を抱えていましたが・・・

撮影地:Moss Landing, CA

撮影:らっこちゃんねる

最初、何を抱えているのかよく分かりませんでしたが、どうやらカニの胴体(?)の部分のようです。

足は食べてしまったのでしょうか。いずれにしてもかなり大きなカニですね。

 

途中で他のラッコが襲い掛かってきますが、このカニを横取りしようとしたのか、単に意地悪しただけなのか分かりません。とにかく、急襲を逃れることはできますが、結局このカニの甲羅部分は忽然と無くなってしまいます。

 

ラッコの前足の下にはお気に入りの石や餌などを貯めておくポケットがあるそうですが、まさかこのサイズのカニは入らないでしょうから、おそらく邪魔になって捨ててしまったのかもしれません。

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2014年

6月

21日

【動画】野生のラッコの親子・お昼寝中 | Wild Sea Otter Mom and Pup

ラッコの親子を見つけました。

子どもはまだ生まれて間もないようです。

撮影地:Monterey, CA

撮影:らっこちゃんねる

最近のナショナルジオグラフィックの記事にもありましたが、ラッコにとって子どもを産み育てるということは非常にタフな仕事です。きっとこの母ラッコも、餌を獲ったり子育てしたりでクタクタなのでしょう。自分も休息が必要ですが、それでもずり落ちそうになる子どもを一生懸命腹の上に引き上げています。

残念ながら子どもの顔は見えませんでしたが、また次の機会に会えたらいいですね。

ガンバレ、ママラッコ!!

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2014年

6月

19日

【動画】カニを食べるラッコ | Wild Sea Otter Eating Crab

ラッコがカニを食べていました。
バリバリと殻をかみ砕く音が聞こえます。

撮影地:Moss Landing, CA

撮影:らっこちゃんねる

Moss Landingで見かけたラッコ。
群れから離れて、一人(一頭?)でカニを頬張っていました。

 

前回のコメントにも書きましたが、Moss Landingのラッコたちは比較的小さな餌を食べていることが多いので、遠くからでもカニと分かる大きさのものを食べているのは珍しいと思います。

観察していると、Moss Landingのラッコたちは、餌を食べるときには入り江と外海の境界線あたりまでやてきて、餌を獲っているようです。入江から外海のほうに出ることはほとんどないようです。おそらく、外海から海流と一緒にエビやカニなどがエルクホーン・スルーに流れ込む流れ込んでくるのを捕まえて食べているのではないかと思われます。

ここのラッコたちは入江の中とエルクホーン・スルー(湿地帯)の中の餌をみんなでシェアしている状態です。

ラッコは体重の25%程度を1日に食べますが、捕食の対象になる生き物(エビやカニ、貝類)が繁殖するスピードよりも、ラッコの消費スピードのほうがはるかに速いことは明らかです。

ラッコ密度が高くなるほど、餌を確保することも難しくなります。かといって人間が勝手に餌をまくわけにもいきません。カニやウニなどの生きたエサをまけばそれが生態系のバランスをまた崩すことにもなりかねません。

 

なんとも難しいですね。

 

 

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2014年

6月

14日

【動画】ユムシを食べるラッコ | Sea Otter Eating a Fat Innkeeper Worm

ラッコがユムシを食べていました。

撮影地:Monterey, CA

撮影:らっこちゃんねる

モントレーのフィッシャーマンズワーフで見かけたラッコです。

ユムシを食べていました。巨大なミミズのように見える生き物がユムシです。調べてみたら、韓国ではお刺身で食べるそうです。日本の一部でも、珍味とされているとか。

貝やカニを食べるラッコは何度も見ましたが、ユムシを食べているラッコは初めてみました。ユムシを食べるという話は聞いたことがありましたが、実際見たのは初めてです。

このラッコはユムシを食べてはまた潜って捕まえる、を繰り返していました。ラッコも好き嫌いがあるらしいので、このラッコはユムシが好物なのか、あるいはユムシがたくさんいて捕まえやすいとか。

でも考えてみれば、小さな貝やカニを何度も獲る労力を考えれば、ユムシのほうが大きいしそのまま食べられるしいいのかもしれませんね。以前翻訳した記事にもあったように、本来は高カロリーなウニやアワビなどを食べるのが効率的です。フィッシャーマンズワーフの辺りにはまだオオウキモが自生しているので、おそらくウニはある程度生息しているのではないかと思われますが、モスランディングでは小さな二枚貝や小さなカニを食べているラッコばかり見かけるので、少し心配です。

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2014年

6月

07日

【動画】ラッコの地獄突き | Sea Otter's knifehand strike

往年の名プロレスラーを彷彿とさせる技でした(笑)

 

撮影地:Moss Landing, CA

撮影:らっこちゃんねる

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2014年

6月

03日

【動画】ラッコの群れ | Raft of Sea Otters

ラッコの群れがのんびりしている様子です。

撮影地:Moss Landing, CA

撮影:らっこちゃんねる

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2014年

5月

26日

【動画】ヨットハーバーのラッコ | Sea Otter at Monterey Docs

モントレーのフィッシャーマンズワーフ近くでラッコを見つけました。

まだ若いラッコのようです。

撮影地:Monterey, CA

撮影:らっこちゃんねる

ラッコがいるかな~とブラブラ散歩していたら、ちらっと黒い影が。
見ると、ドックの横の歩道のすぐ下で、ラッコがグルーミングをしていました。あっという間に人が集まってきて、大撮影大会になっていました。

地元の人らしきおじさんが「あのタグは水族館が付けているんだ」とか「ここまで近くに来るのは珍しい」とかいろいろなことを話していました。

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2014年

5月

24日

【動画】お昼寝ラッコ | Sea Otter Sleeping

お昼寝中のラッコです。目が覚めたときのビックリしたような表情がいいですね。

撮影地:Moss Landing, CA

撮影:らっこちゃんねる

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2014年

5月

17日

【動画】ラッコ vs アシカ | Sea Otter vs. Sea Lion

浜辺に上がろうとするラッコ。ところが波打ち際に先客が・・・

撮影地: Moss Landing, CA

撮影:らっこちゃんねる

この動画を撮る前、他のラッコを観察していたら、突然「ブフォッ!!」という声が聞こえました。

驚いて振り向くと、浪打際にいた巨体のアシカが、ラッコを威嚇していたようでした。威嚇されたラッコは一度その場を離れましたが、再度浜に上がろうとしたところがこの動画です。2度めの挑戦もあえなく敗退・・・

 

いつも夕方近くになるとこの浜にラッコが上がってくるのを見かけることが多いのですが、昨日はずっとこのアシカがいたせいか、残念ながら最後までラッコは上がってきませんでした。

 

※アザラシと表記していましたが、アシカだというご指摘を受けましたので訂正させていただきました。

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2014年

5月

10日

【動画】海草にくるまって寝るラッコ | Sea Otter taking a nap in kelp

ラッコが海草に包まって寝ていました。最初に思いついたラッコは天才だし、このアイデアをラッコたちがみんなで採用しているということもすごいです。

撮影地:Moss Landing, CA

撮影:らっこちゃんねる

 

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2014年

5月

01日

【動画】くるくるラッコ | Rolling Sea Otter

ラッコを至近距離で見ることができました。
波が少し荒かったのですが、そんなことは気にせずグルーミングに精を出しています。

撮影地:Moss Landing, CA

撮影:らっこちゃんねる

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2014年

4月

25日

【動画】ラッコの貧乏ゆすり | Sea Otter shaking its leg fell asleep

波打ち際で、ラッコがうとうとしています。

泳いでいるつもりなのか、足がぴくぴくしていて、そのまま眠りに落ちます。

撮影地:Moss Landing, CA

撮影:らっこちゃんねる

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2014年

4月

22日

【動画】シンクロするラッコ | Sea Otters' Synchronized Grooing

今回は、グルーミング中のラッコたちの動画です。

2頭のラッコが浜にあがってグルーミングを始めましたが、なぜか動きがシンクロしていました。

撮影地:Moss Landing, CA

撮影:らっこちゃんねる

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2014年

4月

19日

【動画】上陸するラッコ | Sea Otters come ashore

ラッコが浜に上がってきたところを撮影した動画です。

ご覧の通り陸上では非常に動きが鈍いため、波打ち際から離れることはありません。

撮影場所:Moss Landing, CA

撮影:らっこちゃんねる

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2014年

4月

14日

【動画】カモメにクレクレされるラッコの親子 Wild Sea Otters vs. Seagulls

本日は、面白い映像をご紹介。
ラッコの親子がおいしく食事をいただいているところに、不気味な白い影が・・・

撮影地:Monterey, CA

撮影:らっこちゃんねる

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