本日は2019年2月21日付のGeorgia Aquarium Press Releaseより、"We Will Miss You, Oz"をお届けします。オレゴン水族館で生まれたオズは、ジョージア水族館の開館当時からラッコ大使としての務めを果たしてきました。脳障害があることが検査の結果分かったとのことです。
木曜日の午後、私たちの愛すべき私たちのラッコ、オズにお別れを告げなければなりませんでした。オズは18歳で2005年に最初にやってきたラッコのうちの1頭でした。今週はじめに予期せぬ発作が何度も起こり、その後急速にQOL(生活の質)が低下したため、安楽死させるという難しい決断がなされました。
当館の動物スタッフや獣医チームは発作いの後ずっとオズのそばについて、パートナー獣医施設でMRIが撮られ、その原因が特定されました。オズは高齢になり、動きが鈍くなったり関節炎のような兆候が見られましたが、以前はそれ以外に深刻な兆候は何もありませんでした。
オズはジョージア水族館で最高齢のラッコで、2017年に19歳で死んだグレーシーと共に2005年にアトランタへやってきました。オズは、ブライトン、ビクスビー、クルーズという他のラッコたちの仲間でした。
オズはその優しさや魅力、そして遊び好きの性格で、トレーナーたちの心にずっととどまり続けるでしょう。来場者もスタッフも、ラッコ展示水槽の岩に横たわったり、エンリッチメントを楽しんでいるオズをよく見たものでした。オズは、その生涯においてなん百万人もの来場者やスタッフ、ボタンティアの皆さんを絆を築き、この先ずっと忘れられることはないでしょう。
オズはオレゴン水族館からジョージア水族館へ来て、絶滅危惧種であるラッコの大使として、会う人々すべての心に感動を与えてきました。オズは、長く人々に愛される人生を送りました。私たちは、20年近くもオズのお世話をし、オズから多くを学べたことを光栄に思います。
オズの死は、人々の心に大きな穴をぽっかりと開けてしまいました。
ラッコは現在IUCN(国際自然保護連合)のレッドリストで「絶滅危惧種」に指定されており、漁網への絡まりや原油流出、サメによるかみつきなどによる脅威に晒されています。ラッコの寿命は、人間のケア下にある場合、メスで15年~20年、オスで10~15年と推定されています。自然の生息域では約10~12年です。カリフォルニアラッコについてより良く知り、どうやってこの素晴らしい動物を守れるかについては、ジョージア水族館の動物ガイドをご覧ください。
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