らっこちゃんねる
SEA OTTER CHANNEL
本日は2018年9月23日付のシーワールドサンディエゴのブログより、"These Otter-ly Adorable Animals Are Also Very Important in Helping Our Oceans"をお届けします。
シーワールドサンディエゴには現在4頭のカリフォルニアラッコたちが暮らしています。
Otters Ocean Helpers | SeaWorld San Diego Blog
Did you know sea otters are not just super cute, but very important to helping our environment? Find out how they help our oceans.
そう、ラッコはとてもかわいいが、ラッコが海でケルプの森を保存する鍵だということをご存じだろうか。どういう意味だろうとお思いだろうか。この記事を読んで、学んでいたきたい。
シーワールドサンディエゴのオッター・アウトルックには4頭のメスのラッコが暮らしている。クローバー（7歳）、モカ（6歳）、ココ（6歳）、パンプキン（3歳）だ。4頭ともみな、赤ちゃんの時に座礁して保護され、米国魚類野生生物庁から野生に帰せないと判定されている。シーワールドサンディエゴは赤ちゃんから自立するまで（およそ生後6か月）ラッコの赤ちゃんを育て、展示水槽の他の成獣のラッコたちと一緒にすることができる数少ない施設の一つだ。
私たちのラッコは、1日に3度、来場者に対してプレゼンテーションを行っている。動物専門家がエサや凍ったエンリッチメントのおやつを与えながら、ラッコに関する幅広く重要な話題について話す。
キーストーン種として、カリフォルニアラッコはカリフォルニアのケルプの森の生態系の健全性を保つという重要な役割を果たしている。ラッコは様々なものを食べるが、150種類以上の生き物を食べることが知られている。わずかの例外を除き、ラッコのエサは動きの鈍い底生の無脊椎動物や魚介類だ。
ラッコが1日に体重の20％を食べるということをご存じだろうか。シーワールドサンディエゴのラッコたちは、日々カニ、ウニ、ムラサキガイ、巻貝、エビ、二枚貝、イカ、シルバーサイド（魚の一種）、アワビ、タコ、ホタテなど幅広いエサを食べている。ラッコの主なエサはケルプの森を破壊するウニだ。従って、ラッコはケルプの森と健全な生態系を維持するために不可欠なのだ。
こうしたラッコ-ウニ-ケルプの流れは北太平洋の多くで広く怒っている。この捕食者-被捕食者の直接的な関係が合わさって、ケルプに対するラッコの間接的な良い影響を生じさせている。逆に、生態系がウニに支配されている状態（ラッコがいない状態）はその状態を保つ傾向になるが、それは腹を空かせたウニが動き回り、新しく生えたケルプの芽を食べつくしてしまい、ケルプが根付くことができないからだ。
生態系がケルプに支配されている場合はその状態を保つ傾向にある。なぜなら、ケルプの葉が落ちたものがウニにとって十分な栄養資源となり、ウニが食べ物を探して動き回り生きているケルプに破壊的な影響を与える可能性を排除するからだ。ウニがエサを探して動き回ると、ケルプの付着根（植物の根のようなもの）を食べっ尽くしてしまい、ケルプが海底に付着することができなくなってしまう。
ケルプの森は何百もの無脊椎動物や魚、海洋哺乳類に健全な生息地と保護を与えている。もう一つ有益なことは、ケルプは大気から炭素を大量に吸収するということだ。ケルプは大気から二酸化炭素を吸収し、日光と水とともに糖燃料に変え、木のように酸素を放出する。ラッコはケルプの森で、サメや嵐から身を守る。
カリフォルニアラッコ（シーワールドサンディエゴにいるラッコ）は絶滅に瀕する種の保存に関する法律で絶滅危惧種に指定されている。今日カリフォルニア沿岸のサンマテオ郡から南はサンタバーバラ郡とサンニコラス諸島まで約3,200頭のラッコが生息している。
シーワールドのオッターアウトルック展示水槽では、ラッコが寝る時に模造品のケルプ（洗車用の布）に包まっているのが見られる。
ラッコやカリフォルニアラッコがカリフォルニア沿岸の健全性に果たしている重要な役割について来場者に伝えることは、今後もシーワールドサンディエゴの使命だ。
Sea World San Diego
These Otter-ly Adorable Animals Are Also Very
Important in Helping Our Oceans
September 23, 2018
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