本日は2018年7月16日付のKiro 7 Newsから、"Rare Sighting of Sea Otter on Sunday Near Port Angeles"をお届けします。ワシントン州ではオリンピック国立公園付近でラッコが繁殖していますが、内海のほうにも目撃情報がでてきたようです。
北西太平洋沿岸の海洋哺乳類に熱心な人々は、最近ラッコの目撃情報が増えていることを喜んでいる。保全活動が効果を発揮しているようだからだ。
アイランド・アドベンチャー・ホエール・ウォッチングのナチュラリスト、マッキーな・ハンソンは日曜日、エルホワ川の河口付近でメスのラッコを撮影した。そのラッコはエルホワ川の河口付近で目撃され、サリッシュ海で確認された3頭目のラッコだ。このエリアでは、ラッコはめったに目撃されることがない。
魚類野生生物局によると、ラッコはその魅力的な毛皮目的で1700年代終わりから1900年代始めにかけて毛皮商人によりほぼ絶滅状態まで追い込まれてしまった。
かつて、このエリアではラッコの個体数は30万頭にものぼった。オットセイ保護条約によりラッコの狩猟が禁じられると、60年代70年代にラッコをかつての生息域に再導入する試みが、アラスカを始め、カナダ、ワシントン、オレゴンで行われた。最終的には、カリフォルニアでも更なる試みが行われた。
ワシントン州のラッコの個体数は、魚類野生生物局によると現在1,000頭ほどと推定されており、ほとんどはデストラクション島やフラタリー岬近くの外海沿いで目的されている。
しかし、ハンソンが目にしたようなケースはラッコが内部の海へと進出しつつあるということを示しているようにも考えられる。
最近ワシントン州近くでは、2頭のラッコが目撃されている。フライデー港のマヤ・レガシー・ホエール・ウォッチングのナチュラリスト、サラ・ハンソン-シマズが「オディン」と名付けたラッコは、サンフアン島の南端で目撃されている。
左目に傷があることから判別することができるそのオスのラッコは、知恵と引き換えに目を失った北欧神話の神からその名前をもらった。「オリー」は2015年にブリティッシュコロンビア州南西部のレースロック・エコロジカル保護区で発見されている。
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