本日は2017年10月18日付けのThe Tribuneから、"Skinned sea otter found near San Simeon"をお届けします。カリフォルニアではラッコを殺すことはもちろん、ラッコの死体の一部もしくは全部を許可なく所有することは犯罪です。ラッコが死ぬと毛皮は残りますが、恐らくこのラッコは全く毛皮が残っていなかったのか、犯罪の可能性が疑われているのではないかと思います。
2頭のラッコがモロ湾で手をつないで浮かんでいる。サンシミオンの海岸で皮をはがされたラッコが見つかったため、当局は答えを探している。
サンシミオン近くでラッコが不法に皮を剥がれた状態で死んでいるのが発見され、当局は答えを探している。
カリフォルニア魚類野生生物局とアメリカ魚類野生生物局の合同ニュースリリースによると、このラッコは9月26日サンシミオンのアロヨ・デ・ラ・クルスビーチで皮を剥がれた状態で発見された。
初期の死体解剖の結果、そのラッコは若いメスの成獣だったとニュースリリースは伝えている。残された部分は当局が回収する前にすでに動物や昆虫に食われてしまっていた。アメリカ魚類野生生物局法医学研究所はその死体の綿密な調査を行うとニュースリリースは述べている。
サザンシーオターはカリフォルニアラッコとして知られいるが、連邦の絶滅に瀕する種の保存に関する法律で絶滅危惧種に挙げられており、海洋哺乳類保護法では枯渇種とされており、カリフォルニアの州法でも保護されているとニュースリリースは伝えている。
ラッコを殺すことは最高10万ドル(約1,100万円)の罰金及び懲役の可能性がある。発見時にラッコがすでに死んでしまっていても、許可なくラッコの毛皮を剥がしたり所有したりすることもまた違法だとニュースリリースは伝えている。ラッコの生息域はかつてカリフォルニアの外まで及んでいたが、現在はサンタバーバラ郡からサンマテオ郡にかけての範囲となっている。
当局はこのラッコの殺害もしくは他のラッコの殺害に関する情報があればカリフォルニア魚類野生生物局888-334-2258もしくはアメリカ魚類野生生物局の特別局888-334-2258へ連絡するよう推奨している。
当局はまた市民に対し、死んだラッコもしくは怪我をしたラッコをカリフォルニアで見つけた場合は、そのままにしておき、可能であれば写真を撮りカリフォルニア魚類野生生物局805-772-1135へ通報してほしい。
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