本日は2016年7月13日付のEDESKNEWSから、"Sea otters attack Kamchatka "をお届けします。おそらくロシアの英語メディアだと思うのですが、ロシア語から英語に直訳したのか、英語が意味不明な部分もあり、ざっくりの翻訳になっています。
カムチャツカ半島近くのコマンドルスキー諸島に生息するラッコの数は、長い間減少していたが回復に向かっている。その数は過去の記録数に向かっている。
コマンドルスキー諸島の保護区の生物学者ら"MK"の報告によると、Toporkov とAriy Kamenがベーリング海周辺268kmを船で11時間かけて調査し、成獣1,950頭を数えることができた。昨年は130頭少ない1,815頭だった。
1970年代にコマンドルスキー諸島で絶滅危惧種であったラッコの個体数は、2007年にはピーク(4,000頭)に達した。その後個体数は年々減少し、2度大きな減少があった。およそ2度にわたる同様の個体数減少がクリル諸島、カムチャツカ半島、また近隣のアリューシャン列島でも起こった。生物学者らはこうした現象はラッコが捕食されたことが原因であるとしている。現在、状況は安定している。
ラッコは通常沿岸付近の藻場との境目で多く観察することができる。調査中、生物学者らはGPS座標を記録し、その地点の深さを計測した。そのようにして専門家はラッコの好む場所と何を食べているかを記録することができる。深さにより、海底でとれるエサが異なるからだ。
エサは貝類やウニ、魚を食べることもあり、その種類は150種ほどにもなる。ラッコは胸の皮膚のたるみにウニを1ダースほども入れることができ、仰向けになって石で殻を割る。ラッコやサルは道具を使うが、これは知能が高いことを示している。
幼獣は別に数えていたが、このシーズン200頭だった。ラッコは1年を通じて出産するが、いーくは4月から6月にかけてになる。赤ちゃんは仰向けになった母親の腹の上で過ごす。母親がエサを取りに潜るときには、赤ちゃんは水面に浮かんで鳴いているだけだ。空気を多く含むふわふわの毛のおかげで、母親が潜っている間あかちゃんは溺れることがない。
オスは縄張りを守る。その縄張りの一部にはメスも数頭浮いている。交尾の間、オスはメスの鼻を噛むが、その傷はよく見られる。
「この愛らしく賢い動物は、現在レッドブックのリストに載り、かつて壊滅的に激減しました。厚く暖かい毛皮がその理由です」コマンドルスキー諸島保護区科学副部長で海洋哺乳類の専門家、ユージーン・ママエフは言う。1平方センチメートル当たり10万本の毛が生えており、これは動物の中では最も多い。
ラッコの毛皮は高価なため一般人は手に入れることができなかった。A.S.プーシキンは「エヴゲーニイ・オネーギン」で「彼のビーバーの毛皮の襟が白銀色」だったと書いている。インターネットによると闇市場でラッコの毛皮は3,000ドルだ。それに比べてセーブル(黒テン)はわずか5,000~12,000ルーブル(約200ドル)だ。
19世紀終わりから20世紀初めtにかけて、島々にいたラッコは完全に壊滅した。最初の大規模なラッコ猟はヴィトゥス・ベーリングの探検(1741年~1742年)で行われ、ベーリング島から700枚のラッコの毛皮が奪われた。その後の探検では1,500枚のラッコの毛皮を獲った。こうした集中的なラッコ猟で、1756年にはベーリング島でラッコを獲ることはできなくなてしまった。コッパー島に僅かな生き残りがいただけだった。20世紀になり70年たち、ラッコの生息数を回復するための努力が行われるようになった。
ビデオ参照 “the rare Population of sea otters began to recover on the commander Islands”
(訳者注:ビデオのリンクがありませんでした)
コマンドルスキー諸島のラッコの数は長い間減少したのち、復活に転じている。ラッコはレッドブックに掲載されており、現在1950頭が生息している。
Video: Ivan Rybakov
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