【記事】野生のラッコがモントレーベイ水族館で出産 | The squee heard ‘round the world!

本日は2015年12月20日付のMonterey Bay AquariumのBlogから、"The squee heard ‘round the world!" をお届けします。創立されて30年、ラッコの保護活動をしてきたモントレーベイ水族館の皆さんにとって、自分たちの目の前で野生のラッコが繁殖していく姿を見ることができたのは、最高のクリスマスプレゼントになったことでしょう。

もうすでにご存じかもしれませんが、今朝、当館のグレート・タイド・プール(潮だまりを観察できる、外海とつながっている池のような展示)で野生のラッコの赤ちゃんが生まれました!ここ数日間、野生のメスラッコが冬の嵐から身を守り休むのに、この守られたグレート・タイド・プールを利用していました。昨晩、水族館が閉館した頃、そのメスのラッコが休息を取ろうとしてタイド・プールにのそのそ入ってくるところが目撃されていました。健康なラッコがタイドプールにこんなに頻繁にやってくるのは非常に珍しいことです。私たちは、このメスのラッコが大丈夫なのか心配し始めたところでした。

でも、謎が解けました!午前8時半ごろ、水族館のスタッフが生まれたばかりの赤ちゃんラッコがそのメスラッコのお腹の上で一生懸命グルーミングをされているところを目撃したのです。赤ちゃんにはまだへその緒がついており、胎盤も見えたくらい、本当に生まれたばかりだったのです。

水族館のスタッフ、ボランティア、その日の来場者たちが次々と裏のデッキにやってきては、保護活動の成功物語が実際に目の前で起こり、赤ちゃんラッコがどんどんふわふわになっていくのを見ています。それほど昔ではない頃、ラッコは絶滅寸前まで乱獲されました。1800年代初めには、カリフォルニアには50頭ほどしか残っていなかったとみられています。しかし、現在、法による保護とこのフワフワの動物への気持ちの変化により、モントレー湾では堅実な水準まで、またカリフォルニア中央部では役3,000頭まで復活してきました。

この新しい家族についてはまた新着情報をお伝えします。しかし、母親はいつでも外海へ戻ることができます。この記事を書いている時点では、母親ラッコはまだ赤ちゃんをグルーミングしており、このグレート・タイド・プールの心地よさを楽しんでいます。この「超かわいい」は続きます。

Monterey Bay Aquarium Blog
The squee heard ‘round the world!
Dec 20th, 2015