らっこちゃんねる
SEA OTTER CHANNEL
本日は、少し古い記事ですがSeaotters.comから"Did You Know Sea Otters Can Eat Birds?"をお届けします。ちょうどSeaotters.comのFacebookでこの記事を取り上げていたのでご紹介いたします。ラッコといえばシーフード、ですが、鳥を食べるものもいます。実際、私たちも目撃したことがあります。
ラッコは主にウニ、アワビ、カニ、巻貝等の底生無脊椎動物を食べるが、鳥を食べているところを目撃されることもある。モントレー湾ではラッコがウ(鵜)、クビナガカイツブリ、アラナミキンクロ、ハシグロアビ、カモメを殺して食べていた記録がある。海鳥を食べているラッコのほとんどはオスの成獣だ。ある場所では、ある同一のラッコが繰り返し鳥を捕まえていたこともあるようだ。
photos/ Wilipedia
ラッコは、水面で休んでいる鳥を潜って水面下から掴んで捕獲する。捕獲したら、ラッコはその鳥を繰り返し水の中へ引き込み、頭や首に噛みついて水面で戦う。鳥が抑えたら、前足で掴み、胸や首、足から肉を剥ぐ。食べるのにかかる時間はわずか10分から15分ほどで、その後ラッコは死体を捨てて泳ぎ去る。
ラッコが鳥を捕食するのは稀なことで、広くみられるものではないが、こうした行動はラッコが新しく採餌戦略を学ぶことができるという能力を示すものであり、ラッコの食生活が個々にバラエティがあることと矛盾しない。研究者らは、病気になったラッコが潜ってエサを探す必要性を少なくするため、付加的な栄養源を求めて食べ物を鳥に変える可能性も指摘している。ラッコはまた、エサが乏しくなってしまった場合、鳥のようなあまり好まないものを対象にすることもある。
参考文献:
Riedman, M. L., and Estes, J. A. 1988. Predation on seabirds by sea otters. Can. J. Zool. 66: 1396-1402.
Sea Otter Predation on Birds near Monterey, California | Author(s): Robert F. VanWagenen, Michael S. Foster, Frank Burns | Source: Journal of Mammalogy, Vol. 62, No. 2 (May, 1981), pp. 433-434
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