本日は2015年11月3日付のバンクーバー水族館のブログより、"A Sea Otter Celebration"をお届けします。銃で撃たれ瀕死の状態で保護された盲目のラッコウォリー。幼稚園のクラスでウォリーのことを知った4人の小学生たちが、誕生日のプレゼントの1部をウォリーへ寄付しました。子どもの頃からこのような寄付行為を自然に行える環境や教育は素晴らしいですね。
バンクーバー水族館のラッコ、ウォリーにはファンがいますが、誕生日の記念に訪れた女の子たちが贈り物を持って訪ねてくれるのは毎日のことではありません。
2年前にトフィーノで銃で撃たれ重症を負い、目が見えなくなってしまったラッコ、ウォリーを最近6歳になった4人の少女たちが訪ねました。Portia Nairne, Ariana Maxon, Bernie Bellと Ava Yipの4人です。この少女たちは自分たちの誕生日のお祝いだったのですが、誕生日プレゼントの一部をウォリーへ寄付することを決めました。
4人の少女たちは、ウエスト・バンクーバーにあるエコール・ポリン・ジョンソン小学校の1年生で、お互いの誕生日の1週間以内に迎えました。4人は1年生の女子全員を10月4日に開かれた誕生日パーティーに招待しました。4人は、個別に誕生部プレゼントをもらう代わりに、友だちに少しの寄付を現金でくれるようお願いし、その半分をウォリーのケアのため、残りの半分を4人で分け、プレゼントを買うことにしました。特別なニーズがあるため集中的なケアが必要なウォリーへ400カナダドルが寄付されました。
少女たちがウォリーのことを知ったのは昨年のことでした。子どもたちが通っていた幼稚園のクラスが、365give Challenge(市民権と教育を通じ博愛行為を促進するプログラム)に参加していたのです。そのクラスのプロジェクトの一つが動物保護とバンクーバー水族館について学ぶことだったので、ウォリーのために寄付金を集めたのです。ウォリーの物語は少女たちに胸に響いたのです。
10月18日、その日はウォリーが救出されて2年目の記念日でした。少女たちは誕生日の記念に水族館を訪れ、ウォリーへの寄付を持ってきてくれました。その日、少女たちは当館の海獣訓練士や開発部長のジェニファー・ファーガソンからウォリーや他のラッコ、タヌ、カトマイ、エルフィンたちについて少し学びました。そして、ウォリーにエサをやることもできました。他の展示も見学し、4Dシアターでビデオ撮影もしました。一緒に過ごし、後に残る誕生日の思い出を作ることはとてもいい機会でした。そしてそれは、ウォリーにとっても後に残るものでした。皆でお祝いできることだからです。
ウォリーのケアのための寄付、もしくは保護された他の海洋哺乳類への寄付は、こちらから。
Vancouver Aquarium Blog
A Sea Otter Celebration
Nov. 03, 2015
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