本日はYoutubeのAnimal Planetチャンネルから、"Wild Kingdom-
Vicious Otter Battle"の書き起こしをご紹介します。(ドキュメンタリーの一部です)
らっこちゃんねるの動画でも交尾の動画はなぜか人気ですが、ラッコの交尾は決してロマンチックなものではありません。メスのラッコを死の淵に追いやることもあります。
注意:ひどい傷のラッコの写真および映像があります。
あらすじ:
港に現れるある親子のラッコ。自分が食べるのもやっとな母親ラッコはそれでも子どものラッコに生きる術を必死で教えています。
しかし、この港に君臨するオスのラッコが、目を光らせていました。
この港は、大きなオスのラッコの縄張り内にあります。
このラッコはパトロールの一環として、定期的にこの港へやってきます。
タグの色から、このラッコは「ピンク・ブルー」と呼ばれています。
この港へ受け入れられるのが誰か、決めるのはこのラッコなのです。
このラッコは非常に獰猛なことで知られています。
昨年、このラッコはここに住んでいたラッコからこの縄張りを奪いました。
その過程で、ライバルを殺したのです。
縄張りを奪うということは、この港に現れる全てのメスのラッコと交尾する権利を得るということでもあります。
通常交尾の際、オスのラッコは滑りやすい体をつかむため、メスの鼻に噛みつきます。
しかし、ピンク・ブルーの抑えのきかない乱暴さは、メスのラッコに深刻な傷を残します。
ピンク・ブルーは今のところ、母親のラッコを放っておきましたが、その状態もすぐに変わってしまいます。
2日後、ジムは水族館の科学者たちに電話をかけました。
ひどい怪我をしたメスのラッコが保護されました。
おそらく、港にいた母親ラッコだと思われます。
「分かっているのは、このメスのラッコが生死の境にいるということで、このラッコがなんとか大丈夫になるかどうかは、誰もわかりません」
ピンク・ブルーはこの港にいた母親ラッコと交尾しようとしたようでした。
交尾を受け入れることで、母親ラッコは幼い子どもを守ろうとしたのです。
この母親ラッコが生き延びてくれるかどうかは分かりませんが、水族館のスタッフたちは回復のために精一杯力を尽くしてくれるでしょう。
しかし、子どものラッコについては誰も何の情報も持っていません。
子どものラッコは母親がいなくなり、なすがままになっています。
ジムはこの日の残りを、港を歩き回り子どものラッコを探し続けました。
しかし、子どもを見つけたとしても、できることはほとんどないと知ってはいました。
野生の動物に関与するか、あるいは自然のありように任せるかは、非常に難しい選択です。
動画はこちら
Animal Planet
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