本日は2014年10月15日付けのデンマークのメディアthe Copenhagen Postから、"Newly-arrived sea otter dies at aquarium"をご紹介します。先日ご紹介した、アラスカシーライフセンターからデンマーク水族館へ渡った3頭のラッコのうち1頭が残念ながらなくなってしまいました。
数週間前に他の2頭とともにアラスカシーライフセンターからやってきたラッコ、ローラがデンマーク水族館で亡くなりました。メトロエクスプレスのレポートです。
動物管理者のブレイト・ヴァルター氏は、メトロエクスプレスに語ったところによると、そのラッコについては当初から非常に心配していたとのことです。
「最初の2~3日は、3頭とも長旅による時差ボケと疲れの兆候が見られていました」
「しかし、他の2頭がもっと活動的で好奇心旺盛になっていった一方、ローラは寝てばかりであまりたくさん食べなかったのです」
腸閉塞の検査
ローラが身体的なものが原因で苦しんでいるのではないかという疑いから、水族館のスタッフが検査をおこないました。
「金曜日、私たちはローラを他の2頭から引き離し、よりきめ細かく面倒を見られるようにしました」とヴァルター氏は説明しました。
「ローラは医療施設へ移され、全身麻酔をかけ検査を受けました。胃腸のあたりに、腸閉塞のようなものがあることがわかりましたが、検査では完全に分かったわけではありませんでした」
検査後、目を覚ましはしましたが、ローラは土曜日に死亡しました。
デンマーク初
ヴァルター氏によると、ほかの2頭は良好な健康状態とのことです。
「2頭は非常にうまくやっています。ローラの死に対しても反応はありません」
3頭のラッコは、デンマークにおいて初めてのラッコとなりました。リスボン水族館が、ヨーロッパにおいてここ以外で唯一ラッコを見ることができるところです。
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