【記事】アラスカシーライフセンターのラッコ、ヨーロッパへ | Alaska SeaLife otters to move overseas

 本日は、9月9日付けのKTVA ALASKAのニュース、"Alaska SeaLife otters to move overseas"をご紹介します。アラスカで保護されたラッコがヨーロッパへ行くことになるそうです。

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(C)KTVA
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【アラスカ州スワード】アグネス、オーロラ、モジョの3頭は、アラスカシーライフセンターにいるラッコたちです。

「この子たちと一緒にいてすごく楽しいんです。」哺乳類学者、エミー・ウッドは言っています。

「ラッコたちは常にスタッフたちに注意を払わせています。とっても好奇心旺盛で常に動き回っているのです。」

 

ラッコたちは、大食漢です。ウッド氏によると、センターのスタッフはラッコたちに1日に10回も餌をやるそうです。ラッコは体重の25%を食べるからです。

 

今日のメニューは、「貝入りアイスキャンディー」で、水に貝を入れて凍らせたものです。

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「これは本当にいいんです。中の貝を取り出すため、歯や筋肉を使って自然なラッコらしい動きがたくさんできるからです。」とウッド氏は言います。


アグネスとオーロラは1年半前、親とはぐれてしまっていたところを発見され、センターのリハビリテーションプログラムを受けてきました。モジョは2010年ボートに接触し怪我をした際センターに連れてこられました。


スタッフはラッコたちをケアし、健康な状態に戻しましたが、すぐに遊び好きなラッコたちにお別れを告げなければなりません。シーライフセンターが、初めて海外にラッコを輸送する許可を得たからです。

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「ラッコたちは、ラッコ大使となり、他の国の人々にラッコについて知ってもらう役割を担うことになります。」とウッズ氏は言います。

「ラッコは多くがアメリカの沿岸部に住んでいるため、世界の他の国にもラッコについて知ってもらうのは非常に、非常に素晴らしいことだと思います。」


この秋、3頭のラッコたちはヨーロッパの施設に移ることになりました。どの施設かはまだ決まっていません。ウッド氏は、どこに行くにしても、大事業になるだろうと言っています。


「移動している間も、ラッコたちが水に触れられるようにし、餌をやらねばなりません。ラッコは毎日、大量の餌を食べます。だから、移動中もちゃんと餌をやるということが非常に大切になります。」


アラスカシーライフセンターでは、ラッコの「舞台裏ツアー」を一人25ドルで行っています。約1時間のツアーですが、正午にはじまり、9月21日まで毎日行われています。

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