本日は2019年3月27日付のGeorgia Aquarium Newsroomより、"Congratulations! It’s a girl…and a boy!"をお届けします。カリフォルニアで座礁した2頭のラッコの子どもたち。新しい家が見つかって本当に良かったですね。
救助された2頭のラッコの子どもがジョージア水族館に到着
カリフォルニアの沿岸付近で座礁しているところを発見され、保護された2頭のカリフォルニアラッコたちが、西半球最大の水族館へ到着した。マーラ(メス)は生後約10週間、ギブソン(オス)は生後約4週間だ。新しい住まいに慣れるまでの間、当水族館のバックヤードで過ごす。
マーラは2019年1月17日、カリフォルニア州サンルイスオビスポ郡のポートサンルイス近くで、生後1週間ごろの時に座礁した。マーラは救助され、母親を探す努力がなされたものの、見つけることができなかった。カリフォルニアの別の施設でケアを受けた後、米国魚類野生生物庁から野生に返すことができないと判定され、生涯の住まいとなる施設探しが始まった。
ジョージア水族館は、24時間のケアを必要とする幼いラッコのケアをすることができるため、マーラの新しい住まいに選ばれた。水族館の職員はカリフォルニアでマーラのアトランタへの旅の準備を行っていたが、その時、残念なことにもう1頭のラッコのラッコが座礁した。
ギブソンは2019年3月12日、生後約3週間の時、カリフォルニアのカーメル川近くで座礁した。ギブソンは大嵐の際に母親と離れ離れになってしまったのだ。対応チームは、鳴いている母親を発見し、ギブソンを母親のところへ戻そうと試みたが、大波のためほとんど不可能な状態だった。そうした試みが失敗に終わると、をギブソンに残された唯一の選択肢は安楽死だった。当館は専門家であり、すでにマーラをアトランタへ連れ帰る輸送計画をたてていたため、ギブソンもジョージア水族館で暮らすことができるよう、緊急で配置依頼が行われた。
この2頭のラッコの子どもたちにもし受入れ施設が見つからなければ、どちらも安楽死になったかもしれない。
2頭のラッコたちをできるだけ早くできるだけストレスを与えずにアトランタへ連れ帰るため、動物ケアと獣医スタッフが直接カリフォルニア州モントレーからプライベートジェットで空輸することになった。ラッコたちの健康と福祉を念頭において、ジェット機は気温15度~18度に設定され、冷水に適したラッコを涼しく他©持てるよう、大量の氷が装備された。
アトランタに到着すると、バックヤードへ運ばれ、そこで24時間監視とケアが行われる。マーラは現在固形のエサを食べ、自分で泳ぐことができるが、幼いほうのギブソンはまだ哺乳瓶で調合ミルクを飲んでいる。
どちらのラッコにとっても、ラッコとして成長し、新しい環境に慣れることが重要だ。その後、コールドウォータークエスト(ラッコがいるコーナー名)で他のラッコたち、ブライトン、ビクスビー、クルーズに合流する。
マーラもギブソンも、絶滅危惧種であるカリフォルニアラッコの大使であり、何百万人もの来場者と繋がり、よりラッコについて知ってもらう機会を与えてくれる。こうした繋がりを通じて、何百万人もの人々がこうした動物たちについて深く理解し、深く敬意を持ち、そしてこの先ずっと自然環境を守りたいと思ってくれることを期待したい。非常に幼いラッコたちのケアを行うことで、私たちはまたラッコの成長の形成期の間、ラッコについて学ぶ機会となる。
カリフォルニアラッコは絶滅危惧種に指定されており、ラッコは北太平洋からベーリング海南部に生息している。ラッコは岩礁が多く、泥状の海底やケルプの森を好む。そうした場所はウニなどエサが多いからだ。カリフォルニアラッコについて詳しくはジョージア水族館の動物ガイドをご覧いただきたい。
マーラとギブソンについて、そしてラッコたちへのケアについて、また成長を見守るため、ジョージア水族館のFacebook、Twitter、INstgramをフォローして最新情報を追ってください。5月末、アニマルプラネットの新しいシリーズThe Aquariumで、このラッコたちの旅路を見ることができる。
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