ラッコがいるあたりに出かける際、どのように注意したらよいかということを学ぶのがまさにラッコ啓蒙週間。米国野生生物庁のヒント(翻訳済み:【記事】ラッコを野生のままに | Keeping Sea Otters Wild: Kayakers, Paddlers and Boaters Can Help)もありますし、Sea Otter Savvyには野生のラッコを安全に見る方法が掲載されています。ノートとペンをとって、ラッコについてよりよく知りましょう。
ヒント1:ソーシャルメディアで、ラッコが誰かのカヤックに飛び乗るのを見たことがあるかもしれません。これは素敵な体験のように思えるかもしれませんが、決して勧められることではありません。ラッコが野生性を失ってしまうと、その結果はラッコにとって悲劇的な結果になりますし、人間にとっても非常に危険です。
ヒント2:ラッコがいる場所では、安全な距離を保ってください。ラッコがあなたに気づいたら、それは近すぎるということです。すぐに下がってく離れてください。少なくともカヤック5つ分、20m離れ、ラッコにカヤックの先を向けず、カヤックを平行にしたまま通り過ぎてください。ゆっくりと確実に動き続けてください。
ヒント3:ラッコがあなたのボートやカヤックに近づいてきた場合、最も安全なのは動き続けてラッコから離れることです。これは、ラッコがもしカヤックによじ登ろうとし続けた場合、水上で不安定にならないようにすることでもあります。30kg近くもあるラッコをカヤックに乗せれば、転覆してしまうかもしれないからです。
もし、ラッコから離れようとしてもずっとラッコがカヤックによじ登り続けようとした場合、パドルを使ってカヤックを遮ってください。ラッコがカヤックによじ登ることを許される度に、ますますラッコがカヤックによじ登ることが杖、それは全くSea Otter Savvyではありません。
ヒント4:決してラッコに触ったり、押したり手でつかんだりしないでください!ラッコは、海で暮らすイタチの仲間であり、戦う時には噛みつきます。
また、決してラッコや他の野生生物にエサを与えないでください。野生生物はエサを与えられると攻撃的になります。
そして、野生生物が遊んでいるように見えても、あなたのペットをその動物に決して近づかせないようにしてください。ペットには必ずリーシュを付けてください。
ヒント5:ラッコに十分なスペースを与えてください。カリフォルニアラッコは連邦法である絶滅に瀕する種の保存に関する法律及び海洋哺乳類保護法で絶滅危惧種に指定されています。ラッコに近づきすぎたり、ラッコの行動を変えさせてしまうことがあると、法律違反になります。
ヒント6:海にいる際は、よきラッコスチュワードになってください。こうした野生のラッコの自然な写真は、プロの写真家が注意深く撮影したものですが、人間に慣れたラッコの動画や写真は他の人が将来的に野生のラッコに対して不適切で危険な同様の行動をとらせてしまうかもしれないことを理解してください。ラッコを野生のままでいるのを手伝ってくださってありがとうございます!
今日のラッコ:キット
キットは2010年1月にモロベイハーバーで座礁しているところを発見されました。カリフォルニア魚類野生生物局の生物学者がキットを救助しましたが、米国野生生物庁の公的な判断に基づき、きっとは野生に返すことができなくなりました。2010年キットは当館の展示水槽に加わった最年少のラッコとなりました。当時生後11週間で、貝を割ったり、挟まれずに生きたカニを食べるというラッコに必要なスキルを学びました。2012年6月、きっとはシーワールドサンディエゴへ移動し、そこで成長しつつ他の展示ラッコたちを交流することを学びました。
2013年1月、きっとは当館へ戻り、裏でラッコの子どもの代理母や教育係になりました。チョコレート色のキットは、その名前をジョン・スタインベックの「気まぐれバス」の登場人物からもらいました。
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