本日は、2018年9月24日付のモントレーベイ水族館のラッコ啓蒙週間ニュースレターから、"So, What’s It Like Being an Aquarium Sea Otter?"をお届けします。ラッコらしさを失わないために、飼育員も奮闘しています。
他の展示動物同様、私たちはラッコが身体にとっても心にとってもよいアクティビティに参加できるよう心掛けています。いつもラッコに身近に接し、正の強化トレーニング法を使って、恐怖感を与えずストレスもなくラッコもトレーナーもポジティブになれる雰囲気を作り出しています。
セルカが、ラッコ飼育員のクリスと訓練している様子を見て、ラッコが野生や水族館でどのようなものを食べているか学んでください。
私たちは飼育している動物たちのために、エンリッチメントアクティビティを開発しています。こうしたアクティビティは食べ物を打ち付けたり振ったりするような自然な行動を刺激します。私たちが使うエンリッチメントには、エサが入った凍ったチューブ、浮き、ボールなどがあります氷やおもちゃの中にエサを隠すというシンプルなものであっても、ラッコの興味を引き出すことができます。
シニア飼育員の一人が、こうした素晴らしいエンリッチメントを作ることについて話した動画をご覧いただき(翻訳済み:【記事】ラッコとエンリッチメント | Fun And Games With The Sea Otters!)、また、飼育員らが頭のよい展示ラッコたちをエンリッチメントに参加させるために新しいパズルをどのように作るか、ご覧ください。
こうしたトレーニングに必要な行動やエンリッチメントは見ていて楽しいですが、私たちはラッコにエンターテイメントやパフォーマンスをさせるためのトレーニングはしません。私たちが行っているトレーニングは、日々のラッコのケアの中で重要な部分を占めているおです。健康診断やその他の日常的に必要なことを行う際、トレーナーや獣医師や体重計やケージなど目新しいものに慣れる機会があれば、より快適になれるのです。
当館の飼育員らの様子が見られるラッコライブカメラを見て、トレーニングの裏にある目的について学んでください。
本日のフィーディングタイム
10:30 a.m., 1:30 p.m., 3:30 p.m.(太平洋標準時)
今日のラッコ:ギジェット
ギジェットは2008年の10月、生後10週間の時にサンルイスオビスポ群のモロストランド州立ビーチで座礁しているところを発見されました。ギジェットは海洋哺乳類センターとカリフォルニア魚類野生生物局の生物学者により保護され、モントレーベイ水族館へケアのため運ばれてきました。
ギジェットは野生に返すことができないと判定され、ロングビーチのパシフィック水族館へ移され、そこで育てられました。2013年1月、4歳になったギジェットはモントレーベイ水族館に戻り、展示水槽に加わりました。ギジェットはおもちゃやエンリッチメントアクティビティに忙しくしています。ギジェットは白みがかった顔で分かります。
Monterey Bay Aquarium
September 24, 2018
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