本日は2017年3月2日付のLong Beach Postから、"Aquarium Staff, Patrons Celebrate Charlie the Sea Otter’s 20th
Birthday"をお届けします。
長生きしてくれるということは、ラッコたちに素晴らしい飼育環境を与えてこられたスタッフの皆さんへの何よりのねぎらいになるでしょうね。
木曜の午後、カリフォルニアラッコのチャーリーの20歳の誕生日を祝い、アクアリウム・オブ・パシフィックじゅうに「ハッピーバースデー」の歌が響いた。
パーティー・ハットを被った来場者が、貝とエビのピューレでできたケーキで誕生日を迎えるオスラッコを一目見ようと北太平洋ギャラリー(ラッコ水槽があるコーナー)のラッコ水槽の前に集まった。
20歳になるチャーリーは動物園・水族館にいるオスのラッコの中で最年長になる。膵臓間の哺乳類・鳥類アシスタントキュレーターのミシェル・ソウサによると、通常ラッコの寿命は8年から15年ほどだそうだ。
「当館の素晴らしいプログラムの一つに、私たちのトレーニングにおける3つの理由が挙げられます。心の刺激、肉体的な運動と飼育管理です」とソウサは言う。「当館のような飼育環境にあるので、こうした様々な行動が長生きに寄与しているのです」
水族館ではチャーリーは館内の獣医師による診察を受けることができる。チャーリーはまた、1年に2万5千ドル(約280万円)相当の海産物を食べる。
水族館のウェブサイトによると、ラッコは毎日体重の25~30%ほどを食べるが、オスのラッコの場合1日に15ポンド(約6.75kg)ほど食べる。
しかし、チャーリーはずっと現在のような贅沢な暮らしをしてきたわけではない。
チャーリーはまだへその緒がついた生後1日の時に、北太平洋の海岸で親とはぐれているところを発見された。
チャーリーは野生での経験がないため、「野生に返すことができない」と判定され、水族館へ送られたとソウサは言う。
チャーリーは2年間アクアリウム・オブ・パシフィックを離れモントレーベイ水族館へ行き、聴覚のしきい値の研究に参加した最初のラッコとなった。
「私たちが知るラッコの聴覚に関する知識はすべてチャーリーに教わったことです。それって素晴らしいことです」とソウサは言う。
ラッコは毛皮目的で捕獲し殺されたため、現在「絶滅危惧種」のリストに載っている。ソウサによると、現在約2,800頭ほどのラッコしかいないそうだ。
「ラッコがリストから除外されるには程遠い状況です」とソウサは言う。
チャーリーは大きな記念日をお祝いする一方、ケーキをブルーク(19)、マギー(16)、オリー(6)、ベティー(5)、クロエ(4)といった他のラッコたちと分かち合った。
ブルークは6月に20歳を迎える。
Long Beach Post
Aquarium Staff, Patrons Celebrate Charlie the Sea Otter’s 20th Birthday
MARCH 02 2017
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