【記事】ラッコの安楽死の背景 | No easy answer

While the otter pup rescued in Morro Bay still has a chance, not all rescued pups are so lucky. The Monterey Bay...

Posted by The Otter Project on 2015年11月2日

【The Otter Project】

モロベイで保護された赤ちゃんラッコにはチャンスがありましたが、全てのラッコたちが運よく助かるわけではありません。モントレーベイ水族館は最近2頭の赤ちゃんラッコを受け入れ、リハビリをし、最終的に野生に帰そうとしています。最近保護されたこの赤ちゃんラッコは安楽死となってしまいました。モントレーベイ水族館の代理母プログラムは一度に数頭しか受け入れることができませんし、施設の拡充は非常に高額です。保護されたラッコのリハビリは非常に難しく、簡単に答えを出すことはできません。みなさんはどう思いますか?

Rebekah Acosta モントレーベイ水族館が基本的に唯一のリハビリテーションセンターだということは悲しい。私はもし宝くじに当たったら、自分でリハビリテーションセンターを作るかもしれない。

いいね! · 返信 · Like 10 · 11月2日 11:52

 

Hunter Kilpatrick オスのラッコの場合、安楽死になることがあります。

いいね! · 返信 · 11月2日 11:53

 

Bo Dash 親に捨てられたラッコや怪我をしたラッコを全て救うことができないというのは胸が痛みます。同時に、モントレーベイ水族館やシェッド水族館、その他の水族館や海洋哺乳類センターは、限られた資源の中でできる限りのことをやってくれていると思います。彼らの努力を讃えたいです。

いいね!を取り消す · 返信 · Like 12 · 11月2日 11:54 · 編集済み

 

Barbara Wilson Wertz 良く言った。

いいね! · 返信 · 11月2日 12:08

 

Laura Lockwood ありがとう。私はこのプログラムでボランティアをしたことがありますが、動物の保護やリハビリテーションの現実をなかなか理解してくれない人がいます。安楽死させるというのは決して安易な決定ではなく、他の選択肢が万策尽きた場合のみ考慮されるのです。

いいね!を取り消す · 返信 · Like 4· 11月2日 14:58

 

Bo Dash Laura Lockwood、そうした決定を下さなければならない、あなたのような人たちにとっては特に胸の痛むことだろうね。 *ハグ*

いいね!を取り消す · 返信 · Like 2 · 11月2日 15:27

 

Laura Lockwood ありがとう Bo! 病気になったり怪我をしている動物や人間のために働いている人たちにとって、同情の思いでくたくたになってしまうということは本当にリアルな問題ですが、それでも動物だったり人間だったりを愛しているからすることができるのです。この業界に長くいる人は、みな動物のケアに対する情熱があるのです

いいね!を取り消す · 返信 · Like 2 · 11月2日 16:39

 

Melissa Phillips 可愛い子、安らかに眠ってください。

いいね! · 返信 · Like 2 · 11月2日 12:26

 

Chris Wells 安楽死なんかさせないで欲しい。人の手で育てなければならないなら、水族館に置けばいい。悲しすぎる!生き残るチャンスがあるのに安楽死させるような施設に私は寄付などしない。

いいね! · 返信 · Like 3 · 11月2日 12:29

 

Heather Jeppesen やめて!!!!!!!!!!!!!!!!!

いいね! · 返信 · Like 1 · 11月2日 13:02

 

Louloute Otter 本当に本当に残念です!

いいね! · 返信 · Like 2 · 11月2日 14:26

 

Laura Lockwood これは、通常、養母になるラッコが用意できるかどうかの問題だけではありません。水槽のスペース(ラッコは非常に特別な飼育環境が必要です)や、飼育場所のオプションの問題もあります。野生に返すことができない場合でも、水族館は他の施設に移送に耐えられるだけの大きさになるまでケアをしなければなりません(非常に幼いラッコを育てるだけの設備が整っている施設は多くありません)し、アメリカの大陸部の中(カリフォルニアラッコは国際的な取引が禁じられています)の水族館でそのラッコを飼育できるための確実な場所を確保しなければなりません。残念ながら、殆どの水族館ではラッコの飼育についてはキャパシティがいっぱいであるため、最終的に人道的な安楽死という選択肢が残されてしまうという状況です。動物の保護やリハビリの仕事をしている者にとって、全ての患者を救うことができないというのは非常に過酷な現実ですが、このプログラムに献身的に取り組むスタッフやボランティアたちにとって、安楽死は決して安易に選ばれる選択肢ではありません。

いいね!を取り消す · 返信 · Like 11 · 11月2日 14:55

 

Liz McDonnell 良くわかりました。

いいね! · 返信 · 11月2日 14:59


Jasmine Salter 説明してくれて感謝します! ありがとう, Laura.

いいね! · 返信 · 11月2日 15:25

 

Marie Grenet Angriness.... そんなことをしてはだめよ .... きっと他の方法があるはず。

いいね! · 返信 · Like 2 · 11月2日 15:04


Scott King 心が痛みます。ラッコは非常に大切な動物です。他のプログラムの資金を赤ちゃんラッコを救うために使えないのでしょうか。

いいね! · 返信 · Like 1 · 11月2日 15:05


Scott King 誰も言ってなかったけど、その赤ちゃんラッコを救うためになら寄付したのに。そう思ってた人は大勢いたと思うよ。

いいね! · 返信 · 11月2日 15:06


Lorie Zerweck ひどすぎる!その赤ちゃんラッコのために場所を見つけてあげるべきだったのに。納得できない! 

いいね! · 返信 · 11月2日 15:49


Marc Minemoto そんな..........

いいね! · 返信 · 11月2日 16:14

 

Jennifer DeVito Jigarjian 悲しい!

いいね! · 返信 · 11月2日 18:39


Sharon Bennett このラッコが一人で死ななかったことは少なくともかわいそうね。

いいね! · 返信 · 11月2日 19:07


Colleen Gallagher 悲しすぎる! :( 水族館の人たちはそのラッコのために場所を見つけてあげるべきだったと思う。ばかばかしい。かわいそうなラッコの赤ちゃん :(

いいね! · 返信 · 11月2日 20:35


Shanna Sanchez うちの近くでリハビリセンターを開いてくれたらボランティアします!

いいね! · 返信 · Like 1 · 11月2日 21:16


Tony Montenegro パッカード(訳者注:ジュリー・パッカードのこと。水族館の理事長で、ヒューレットパッカードの創始者の娘。創始者が海洋生物学者である娘のために資金を提供し、モントレーベイ水族館を作った)がお金に困っているとは知らなかった。たかがラッコの赤ちゃん1匹だもんな。MRARI(モントレーベイ水族館の海洋調査部門)がスノーウィー・プローバー(希少種である鳥)の生息地に穴を掘っていることを忘れるなよ。

いいね! · 返信 · Like 1 · 11月2日 22:41

 

Mike Dooley どうしてお金がかかるの?

いいね! · 返信 · 20時間前


Cheryl Merwin 悲しすぎる

いいね! · 返信 · 17時間前


Donna Beckett Laura Lockwood, この状況について、その現実と複雑さに光をあててくれてありがとう。

いいね! · 返信 · 12時間前


Fran Smith Abair アメリカ人がアスリートたちに何百万ドルも払ったり、アスリートたちを競技場で生でみるために何万ドルも払ったりするのは問題ないのに、地球や地球に住む素晴らしい動物を日々助けるためのお金がないというのはなんだかショックです。

いいね! · 返信 · 7時間前

The news (http://www.santacruzsentinel.com/article/NE/20151027/NEWS/151029715) that a sea otter pup was euthanized...

Posted by The Otter Project on 2015年11月4日

【The Otter Project】
ラッコの赤ちゃんが安楽死になったニュース【記事】地元の釣り人が保護した赤ちゃんラッコ、安楽死となる | Otter Pup rescued by local fishermen is euthanized)は、多くの人々の心を痛めました。これは、野生生物をケアする専門家たちにとって、決断しなければならないという常にもがき苦しんでいる悲しい現実なのです。オタープロジェクトにとって、これは自由な討論の場を開くという意識的な決断をするのはタブーな話題です。確かに、動物が酷い痛みを感じており、救うことができず、安楽死が唯一の最良の選択肢である場合もあるでしょう。しかし、それは私たちがここで討論すべきことではありません。赤ちゃんラッコが安楽死となった、それが「キャパシティ」の理由からだった。何か失敗してしまったように感じるため、こういうことが(あまりにも頻繁に)起こるたびに、私たちはみな悲しく感じてしまいます。

 

この問題を話し合うにあたり、礼儀正しくしましょう。現場でこの問題と格闘している人々や施設の皆さんは、野生生物を助けるヒーローです。それは間違いありません。

 

そこで、解決方法を考えることにしましょう。ラッコに関しては、いくつかのボトルネック(活動を妨げるもの)があります。
1)保護・回復にあたる施設の数
2)野生に帰すことができないラッコを長期にわたって受け入れることができる施設のキャパシティ
3)最終的には資金

 

保護・回復にあたる施設の数
カリフォルニアラッコは、
絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律(ESA)にリストアップされています。つまり、ラッコ(もしくはその一部についても)を所有することができる者については、アメリカ魚類野生生物局によって非常に厳しく制限されています。カリフォルニア州沿岸においてそのような保護・リハビリ施設は非常に少なく、主に海洋哺乳類センター、モントレーベイ水族館、シーワールド、そしてカリフォルニア州魚類野生生物局となっています。中でも断然モントレーベイ水族館が主にラッコの保護とリハビリに焦点を当てています。ラッコは特別な設備、清潔な水、コンスタントなエンリッチメント活動、膨大な魚介類を必要とするため、世話をするには非常に多くのお金がかかります。また、赤ちゃんラッコはほぼ24時間体制でのケアが必要になります。ラッコは人に慣れやすく、そのため野生に帰す際の成功の程度に幅が生じますが、それでもリリースは成功してきました。(エクソン・バルディース号原油流出事故の際、約360頭のラッコが保護されリハビリ施設でケアを受けた。そのうち195頭はリハビリ後無事に野生に帰った。(Baldwin, 1991))2005年からモントレーベイ水族館は赤ちゃんラッコのケアに代理母ラッコを使っています。人間と接触することにより刷り込みが起き、野生に帰すことが困難になるため、代理母プログラム用の水槽は、一般の展示用の水槽とは別に設置しなければなりません(余分な費用がかかる)。代理母ラッコの数も、スペースと費用によって制限されてしまうのです。

解決方法:
1) 代理母ラッコを飼育するため、追加の施設を作ることが望ましい。

2) 多くの心ある人々が非常に熱心に、何年にもわたって、リハビリやリリースの成功率を高めるために尽力してきているが、以前にリハビリをしたラッコが野生に適応できないと判断され再捕獲され、長期にわたるケアにおかなければならないことがたびたび起こっても、そうしたラッコたちを引き受ける施設がない。

 

野生に帰すことができないラッコが長期にわたるケアを受けることができる施設のキャパシティ
結局はラッコを飼育するための費用の問題に帰することになります。水族館はその費用を入場料でカバーしていますが、スペースや献身的なスタッフの仕事、エサの費用、技術的な知識には途方もない資金が必要です。2013年3月現在、北アメリカでは14の水族館と2つの研究施設に合計19頭のアラスカラッコ、32頭のカリフォルニアラッコが飼育されています。こうした施設は概してキャパシティに達しており、満室状態です。

解決方法:

1) 野生に帰すことができない多くのラッコたちを引き受けることができる、献身的な施設を作ることが明らかな解決方法だ。そのような施設は信じられないほどの費用がかかるが、数年前に検討されたことがある。そのような施設があれば、献身的な代理母ラッコのための水槽や、短期的なリハビリ後野生に帰すラッコのための水槽や、長期的なケアをするための水槽を設けることができるだろう。そうした施設は、何千万ドル(何十億円)もの費用がかかる。

2) 海外の水族館は喜んでラッコを受け入れたがるだろうが、絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律(ESA)やアメリカ魚類野生生物局の許可制度の下ではカリフォルニアラッコの「輸出」は困難だ。結果的に海外の水族館にとっては、絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律(ESA)で規制されているカリフォルニアラッコを引き受けるよりも、規制されていないラッコを捕獲し取引するか、もしくは規制されていない飼育下のラッコを繁殖させるほうが容易なのだ。これはおそらくキャパシティの問題でももっとも簡単な(とはいえ難しい)ものだろう。

費用
このトピックは、上記の問題を良くカバーできるものです。しかし、こうした非常に高額の費用は軽率に止めることができるものではありません。費用は非常に高額なため、野生のラッコの問題を解決するためなど他の用途に資金を使うことにたいして、評価が必要になります。

 

この投稿によって、簡単な答えがないことにがっかりする人もいるかもしれません。オタープロジェクトはこうした難しい問題について意見を述べるよう尽力してきました。簡単な答えはありません。ご意見があれば、私に直接ご連絡ください。
Steve Shimek, Executive Director, The Otter Project, PO Box 269, Monterey, CA 93942. exec@otterproject.org . 831-663-9460.

Patricia Rose Zehna 非常によく考えられたいい文章です。私は登録されている獣医師で、「キャパシティ」の問題については分かりすぎるほど理解できます。悲しい状況ではありますが、こうした決断をしなければならない人々の気持ちはよく分かります。広報活動や、ラッコが世界中で愛されている動物だという事実が、資金調達のチャンスを増やしてくれるといいですが。

いいね! · 返信 · Like 2 · 23時間前


Donna Beckett 困難なことへの挑戦について詳しく書いてくれてありがとうございます。

いいね! · 返信 · Like 2 · 23時間前


Vern Pratt こうした困難について、私たちのほとんどは知っているし、理解していますが、足りない空白を埋めてくれてありがとうございます。あなた方の努力に感謝します。

いいね! · 返信 · Like 3 · 22時間前


Louloute Otter こうした問題に取り組んでくださってありがとうございます。こうした討論を続けてください。よく理解できます。

いいね! · 返信 · Like 1 · 20時間前


Chris Wells 安楽死はやめてほしい。資金提供者を見つければいい。まずはラッコのケアをするのに必要なお金が必要だから提供してくれと人に聞いたらいいだろう。

いいね! · 返信 · 16時間前


Jeanée Natov なぜキャパシティの問題でラッコが安楽死させられなければならないのか、私には理解できない。環境というのは、全てが関係づいたシステムになっていて、ラッコは死ねば他の生き物のエサなどになるはずだ。だとしたら、そうしたラッコをなぜ自然に返して、自然のなすがままにさせないのだろう?犬や猫をキャパシティの問題で安楽死させることはあるかもしれないが、健康でないラッコが自然にその命を全うするまで海で生きられるのであれば、なぜそうしないのだろう?

いいね! · 返信 · 15時間前


R Marjorie Balsham 悲しい結論ではあるけれど、その結論は赤ちゃんラッコが飼育下に置かれようが野生にもどされようが、変わりないと思う。モントレーベイ水族館や他の施設は、できる限りラッコを保護しリハビリを行うため、非常にすばらしい仕事をしており、私たちはそのことに感謝している。その素晴らしい仕事をぜひ続けていってほしい。オタープロジェクト、このような思慮深いコミュニケーションをしてくれて感謝します。

いいね! · 返信 · 11時間前