本日はNelson's News on
WSB-TVのYoutubeチャネルから、"See a Sea Otter brush his
teeth at the Georgia Aquarium"の書き起こしをご紹介します。
2014年10月にアップされた、世界最大の水族館、ジョージア水族館で暮らすカリフォルニアラッコたちとスタッフたちの紹介動画です。
ラッコが歯を磨いてもらったり、目の検査をしてもらったりするのを見たことがありますか?
ここジョージア水族館に住む5頭のラッコたちの日常です。
ジョージア水族館 ブライアン・マーティン
ラッコは素晴らしい動物です。このは、全てのラッコの啓蒙大使としてここにいるのです。
ラッコは遊び好きで、エネルギッシュで、賢く、魅力的です。ラッコたちと毎日一緒に仕事をし、ラッコたちが学び、育っていくのを見守っています。
この水族館のラッコたちはみな、カリフォルニアの沿岸で保護されたものです。
オズ17歳、グレーシー13歳、そして3頭の4歳になるラッコ、ビクスビー、クルーズ、ブライトンです。
ブライトンは自立する前に母親からはぐれてしまい、ビクスビーとクルーズはサメに襲われ母親を亡くしました。オズは一番大きく約65パウンド(約29.3kg)もありますが、この体重を維持するのは容易ではありません。この5頭のラッコたちは1日に8回も餌を食べるのです。
ジョージア水族館 ブライアン・マーティン
ラッコは海洋哺乳類の中で唯一脂肪層を持っていません。そのため、たくさんー1日に体重の25%ほども食べなければならないのです。ラッコは代謝が高く、熱を必要とします。体温を維持するため、ラッコは素晴らしい、きれいな体毛を持っています。1平方インチ(約6.25平方センチメートル)あたり、100万本もの毛が生えていて、皮膚に水が触れないようになっています。
今週はラッコ啓蒙週間です。ラッコが生態系で果たす重要な役割を知ってもらうために設定されました。もちろん、ラッコは見るだけでも楽しい動物です。しかし、ラッコは非常に重要な役割を果たしています。
ジョージア水族館 ブライアン・マーティン
もしこの環境にラッコがいなければ、ケルプの森は壊滅してしまいます。ラッコはウニを食べますが、ウニの数をコントロールするラッコがいなければ、ウニはケルプを食べ尽くしてしまい、ケルプやケルプの森に棲み餌を食べていた他の動物たちは、行き場を失ってしまいます。これは全て、ラッコがバランスを保っているからなのです。
ジョージア水族館に住むこの5頭のラッコたちの役割は確かに重要ですが、見ているだけでも楽しいです。しかし、マーティンとその同僚たちは、ラッコのトレーニングに非常に多くの時間を費やしています。それはエンターテイメントのためではなく、トレーナーたちがラッコをよりよく研究できるようにするためであり、その研究により、野生に生きるラッコたちに役立てるためなのです。
ジョージア水族館 主席獣医師 トーニャ・クラウス
ここで暮らす5頭のラッコや他の施設で暮らすラッコたちから学べることは、ラッコたちの健康評価や個体数評価をしたり、野生に暮らすラッコたちを観察する際に非常に役にたちます。ですから、ここにラッコがいるということは非常に幸運なことです。ラッコたちから本当に多くのことを学べるからです。またこのラッコたちは啓蒙大使としてつとめてくれていて、ラッコ啓蒙週間に見るべき動物として、非常にすばらしいからです。
次回ジョージア水族館を訪れる際は、カリフォルニアラッコにぜひ会ってください。
より身近に接したい方は、シーオター・エンカウンターへの参加をお忘れなく!
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