ラッコがケルプに包まって休んでいました。
撮影地:Point Lobos State Reserve, Carmel, CA
撮影日:2015年4月10日
撮影:らっこちゃんねる
ラッコといえば、ケルプに包まっている姿が印象的です。
ラッコの生息地はジャイアントケルプの生息域と大きく重なっています。それほど、ラッコとケルプは密接な関係にあります。
ケルプの森は、波を穏やかにするため、多くの生き物が集まります。魚、カニやエビなどの甲殻類、ウニ、貝類、そしてそれらをエサにする海洋哺乳類などです。ラッコもその一つです。
ある時1頭のラッコが「ケルプに包まって休んだら流されないんじゃないか?」と思いつき、それを他のラッコが真似したのかどうかは定かではありませんが、ケルプの森にすむラッコの多くは、身体をケルプに巻き付ければ流されないということを知っているようです。
棲家とエサを提供してもらうかわりに、ラッコはケルプの天敵であるウニを食べ、その数をコントロールしています。ケルプとラッコは上手に共生し、豊かな海を実現しているのです。
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