【動画】カニを食べるラッコ | Wild Sea Otter Eating Crab

ラッコがカニを食べていました。
バリバリと殻をかみ砕く音が聞こえます。

撮影地:Moss Landing, CA

撮影:らっこちゃんねる

Moss Landingで見かけたラッコ。
群れから離れて、一人(一頭?)でカニを頬張っていました。

 

前回のコメントにも書きましたが、Moss Landingのラッコたちは比較的小さな餌を食べていることが多いので、遠くからでもカニと分かる大きさのものを食べているのは珍しいと思います。

観察していると、Moss Landingのラッコたちは、餌を食べるときには入り江と外海の境界線あたりまでやてきて、餌を獲っているようです。入江から外海のほうに出ることはほとんどないようです。おそらく、外海から海流と一緒にエビやカニなどがエルクホーン・スルーに流れ込む流れ込んでくるのを捕まえて食べているのではないかと思われます。

ここのラッコたちは入江の中とエルクホーン・スルー(湿地帯)の中の餌をみんなでシェアしている状態です。

ラッコは体重の25%程度を1日に食べますが、捕食の対象になる生き物(エビやカニ、貝類)が繁殖するスピードよりも、ラッコの消費スピードのほうがはるかに速いことは明らかです。

ラッコ密度が高くなるほど、餌を確保することも難しくなります。かといって人間が勝手に餌をまくわけにもいきません。カニやウニなどの生きたエサをまけばそれが生態系のバランスをまた崩すことにもなりかねません。

 

なんとも難しいですね。