【記事】アラスカシーライフセンター、ラッコの赤ちゃんを保護 | Alaska SeaLife Center Admits First Stranded Animal of the Decade

本日は2020年2月25日付のアラスカシーライフセンターのニュースより、"Alaska SeaLife Center Admits First Stranded Animal of the Decade"をお届けします。2020年代になり始めて受け入れた保護動物は生後2週間のラッコだったようです。

アラスカ州スワード(2020年2月25日)-2020年1月17日、荒らすかシーライフセンター(ASLC)は1頭の推すのラッコの赤ちゃんを受け入れた。この生後2週間のラッコの赤ちゃんは、アラスカ州セルドビア近くの浜で雪まみれになり鳥に囲まれて座礁しているところを発見された。

 

地元住民がストランディングホットラインに連絡し、この赤ちゃんが一人で他のラッコの姿が回りにないと報告した。米国魚類野生生物庁の許可を得たのち、スモーキーベイエアーが現地からホーマーまでのフライトを無償で提供し、そこからボランティアがセンターへ赤ちゃんを輸送した。

 

この赤ちゃんは現在生後7週間となり、野生生物対応チームから24時間のケアを受けている。「このラッコのように幼いラッコは、毛皮のグルーミングから水槽で泳ぐようやる気をださせることまで、常にお世話と注意が必要になります。私たちは1日中このラッコと一緒に過ごしています」と野生生物対応キュレーターのジェーン・ベルボラックは話す。現在、このラッコは調合ミルクと固形のエサの両方を3時間ごとに与えられている。チームはゆっくりとエサに貝を導入しており、それもうまくいっている。世話係は引き続き、このラッコに水の中で回ったり自分の思うほうへ泳いだりというようなきちんとしたグルーミング技術を練習できるよう尽力している。この幼いラッコは泳いだり水中でおもちゃを扱ったりしている様子から、非常に活発であるということを示している。

 

 

アラスカシーライフセンターは501(c)(3)の非営利団体で、アラスカ州において唯一海洋哺乳類のリハビリの認可を受けた施設である。ASLCの野生生物対応プログラムの資金の80%以上は寄付により成り立っている。センターは個人の寄付者、またマラソン・ペトロリアム、シーワールド&ブッシュガーデンズ保全基金、BPアラスカ、コノコフィリップス・アラスカ、ペットズー、GCI、HDRマリン、そしてグラフィックワークスなど、ラッコのような海洋生物のケアのためASLCをサポートしてくださる皆さんに感謝の意を表する。

 

 

アラスカシーライフセンターは33,904マイル(約54,000km)にわたる海岸に対応しているため、ストランディングパートナーや民間人はセンターの野生生物対応電話を支えるにあたって非常に重要である。動物が身動きできない状態にある場合、最初のアクションはその状況に対応することである。それが本当に動物が助けが必要な状態なのか通常の行動範囲なのかを見分けるのは困難な場合があり、対応を間違う場合もある。ラッコはエサを探している間、子どもを安全と思われる場所に残していく。親が戻ってきた際、人間やペットが子どものそばにいた場合、親は子ともを見放してしまう傾向にある。海洋哺乳類は海洋哺乳類保護法により保護されており、正式な政府当局の許可なしでは、いかなるディスターバンス(邪魔となる行為)も違法となる。病気あるいはけがをした動物に出くわした場合、ASLCのスタッフは一般の方には、まず電話すること、そして安全な距離を保って観察すること、動物のテリトリーを尊重すること、ペットや子どもを近づけないということをお願いしている。ASLCは24時間のストランディングホットラインを運営しており、そこで訓練を受けた専門家がその動物を助けるため、人々に適切な行動を指導している。座礁している動物を見つけた場合は、1-888-774-SEAL(7325)まで電話を。

アラスカシーライフセンターについて

1998年に開館したアラスカシーライフセンターは、民間の非営利の研究所兼水族館であり、野生生物対応や教育プログラムを行っている。またアラスカの海洋生態系への理解やスチュワードシップの祖s苦心のため、科学的知見を生み、またそれをシェアしている。ASLCは米国動物園水族館協会に認可された団体である。詳しくはwww.alaskasealife.orgへ。