【記事】キュン死警報！2頭のラッコがデンマーク水族館へ | Nuttethedsbarometeret sprænger - 2 nye havoddere flytter ind paa Den Blaa Planet

4年前、ラッコのモジョとアグネスがアラスカから、海を臨み製氷機が設置されたデンマーク水族館の新設の住まいへやってきました。人々がデンマークの地でラッコを見ることができるようになったのはこれが初めてのことです。そして今回、2頭のふわふわのラッコたちに間もなく、ディクソンとリグスという新しいラッコが仲間入りします。10月9日にプライベートのチャーター機でコペンハーゲンに到着します。ラッコたちが準備ができたと獣医師が判断すれば、一般公開となります。

ディクソンとリグスはどちらも親を失っており、アラスカの厳しい自然の中で大変な目に遭っているところを発見されました。

8月9日にディクソンが発見されたとき、ディクソンはまだ僅か生後収集艦でした。独りぼっちの赤ちゃんだったディクソンは大きな助けが必要な状態にあり、小さく消えそうな声で母親を探して鳴いていました。ラッコの赤ちゃんは、小さい時には母親に大きく依存しているからです。ディクソンが水際で保護されたときには、頭を上げる力もきちんと呼吸する力もありませんでした。

ディクソンは全力でアラスカシーライフセンターへ輸送され、ただちに治療を受けました。体重はわずか3.85ｋｇで、これは生まれたばかりの赤ちゃんとさほど変わりなく、身体の融通がきかず脱水症状や感染症もみられました。幸運なことに、センターはディクソンの命を救うことができました。ディクソンは生後6か月になるまで24時間体制のケアを受けました。

ラッコのリグスの物語も、ディクソンの話と似ています。リグスは海から400メートルほど離れた道路の近くで発見され、当時は生よりも死に近い状態でした。リグスはアラスカシーライフセンターですぐに哺乳瓶からミルクを飲むことを覚え、細かく切ったエサを食べるようになりました。リグスも同様に、6か月になるまで24時間体制のケアを受けました。

人生の始まりから厳しい状態でしたが、良いこともたくさんありました。どちら今健康で体重は15～20㎏になります。2頭はふるさとの海へ返すべきではないか。そう思う方もいらっしゃるでしょう。けれども、実際、この2頭は母親から現実の世界で生きていく方法を学んでいないため、海でしのいでいくことができないのです。2頭とも、動物ケアの専門家に100％依存しているのです。

外からやってきたこの2頭は、最高級の生活をすることになります。おいしい魚介類をたくさん食べることができ、専用の製氷機もあります。さらに、プライベートジェットでの旅行、また飼育員は定期的に新しいおもちゃを購入してくれます。甘やかしすぎでしょうか？ええ、そう言う方もいらっしゃるでしょう。しかし、ラッコが元気で暮らすためには、そのような方法が必要なのです。

みなさんに新入りラッコたちを見せるのが待ち遠しいですが、ラッコが関心を持つことが最も重要になります。ラッコが到着した際、以前の飼育員から新しい飼育員に慣れなければならない静かな以降期間が必要なのです。育ててくれたアラスカの飼育員がいなくなると、2頭は初めてデンマークの一員となるのです。

ラッコたちをみなさんにご覧にいれてもよい状態になったと当館の獣医師が判断したら、みなさんにお知らせします。

当館のラッコ展示では、心が解ける人が続出しています。フワフワの柔らかい毛皮のせいではありません。ラッコが氷を敷き詰めたたらいに横たわって氷をかじれば、感情が爆発しないよう心を石にしなければならないでしょう。モジョ、アグネス、ディクソン、そしてリグスの合計4頭のラッコたちになれば、可愛さのバロメーターが爆発してしまうでしょう。しかしラッコについて間違ってはいけません。ラッコは可愛い以上の存在なのです。道具を使い、ピョートルの子どもの絵本、ホジャに出てくる太った邪なスルタンよりもたくさん食べるのです。またラッコにはダークサイドもあります。詳しくはこちら（訳者注：原文）をご覧ください。

Den Blå Planet
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March 5, 2019