【記事】親を失ったラッコの赤ちゃん「ウニ・スシ」がオレゴン動物園を新しい住まいに | Orphaned sea otter pup 'Uni Sushi' has a new home at Oregon Zoo

本日は2019年5月3日付のOregon Zoo Zoo Newsより、"Orphaned sea otter pup 'Uni Sushi' has a new home at Oregon Zoo"をお届けします。新しい住まいが決まってよかったですね。

カリフォルニアで保護されたラッコの赤ちゃん、生後5か月でオレゴン動物園のステラ―コーブハビタットにお引越し

親とはぐれたラッコ、ウニ・スシがステラーコーブマリンハビタットに到着し、オレゴン動物園のラッコファミリーに今週小さな仲間加わりました。24パウンド、生後5か月のこのラッコはすぐに落ち着き、現在バックヤードの養育室でケアを受けています。

 

12月にサンタクルーズ近くの浜で座礁しているところを発見されたウニは、小さな赤ちゃんの時にモントレーベイ水族館の保護リハビリプログラムに運ばれました。代理母と組むことができなかったため、最終的に米国魚類野生生物庁から野生に返すことができないと判定を受けました。

 

「ウニに住まいを与えることができることにとてもワクワクしています」と動物園のシニア海洋哺乳類飼育員であるニコル・ニカッシオ=ヒスキーは話しています。「ウニはすでに遊び好きな性格を見せています。ここで、リンカーンやジュノと共に、楽しく過ごすことができると思います」

 

海洋哺乳類ケアチームはそのラッコに「ウニ・スシ」(Uniは日本語でウニの意味)と名付けました。これは、ウニや他のラッコたちが食べる持続可能なシーフードに敬意を示したものです。ラッコは代謝が高いため、毎日貝やカニ、浴び、ウニ、ムラサキガイ、イカや魚などを体重の25%食べなければなりません。

 

来場者に最初に公開されるのは来月、ウニがステラーコーブで他の大人のラッコたちに加わった時になります。

 

ラッコはかつてオレゴン沿岸にも多く生息していましたが、乱獲され1900年代初めにここでは絶滅してしあい、その後1世紀以上永続的なラッコの個体群の生息が確立していません。ここ数年、2009年のデポーベイのように、訪れたラッコがわずかにいます。1972年の海洋哺乳類保護法で狩猟からは現在守られているものの、ラッコは依然として原油流出や漁網、感染症などに脅かされています。

 

ラッコはキーストーン種と考えられており、豊かなケルプの森の繁栄を促進しそれが多くの生物を支えているという、太平洋沿岸の海洋生態系に置いて非常に重要な役割を果たしています。オレゴン動物園のラッコたちについて、また野生のラッコをどのように守っていくかについては、こちらで学ぶことができます。oregonzoo.org/discover/animals/southern-sea-otter