【記事】パシフィック水族館のブルックを偲ぶ | Aquarium Pays Tribute to Brook the Sea Otter

本日は、2019年1月30日付のAquarium of the Pacificのブログより、"Aquarium Pays Tribute to Brook the Sea Otter"をお届けします。21歳のメスのラッコ、ブルックは心臓の病気にかかっていましたが、昨日息を引き取ったそうです。

パシフィック水族館は、1月29日火曜日に亡くなったカリフォルニアラッコのブルックを悼んでいる。ブルックは1月中旬に水族館の獣医チームにより鬱血性心不全と診断された。 21歳だったブルックは、動物園や水族館で飼育されている中で最も高齢のカリフォルニアラッコだった。野生のカリフォルニアラッコのメスの寿命は通常12歳から18歳だが、動物園や水族館の環境では20歳を超えるまで生きることがある。オスの寿命は短く、典型的には野生で10歳から14歳である。毎年開催されるオッターボウル(訳者注:アメリカンフットボールのチャンピオンを決めるSuper Bowlに便乗して水族館が行っているエンリッチメント)の代わりに、当館のスタッフがブルックへ敬意を表し、2月3日日曜日にソーシャルメディアにオマージュビデオを投稿する。

 

ブルックは、1998年に当館が一般公開される前当館に到着しました。ブルックは北カリフォルニアで生後2週間ごろの赤ちゃんの時に座礁しているところを発見され、保護された後海洋哺乳動物センターに収容された。ラッコの子どもは通常母親からサバイバルスキルを学ぶが、ブルックは学んでいなかったため、リハビリテーションプログラムを受けた後、ラッコ専門家はブルックを野生に戻すことはできないと判断した。

 

ブルックは写真写りの良さと、その堂々とした態度で知られていた。当館はそうしたブルックの写真ををバナー、パンフレット、そしてその他の水族館の出版物や広告に採用してきた。

 

ブルックと同じ頃に水族館に来たチャーリーという高齢のラッコは生きている。どちらも1997年、激しいエルニーニョの嵐の中で親を失った。 チャーリーは間もなく22歳になる(誕生日は3月)が、動物園や水族館で飼育されているカリフォルニアラッコで最高齢だ。長年、水族館のボランティアでありブロガーのヒュー・リョウノは、1998年当時まだ赤ちゃんだったブルックとチャーリーは水族館のラッコ水槽で戯れている動画を最近投稿した。

 

ブルックを悼んで寄付を希望される方は、ブルックを記念した私たちのサイトをご覧ください。
(記事下に寄付の仕方を説明しておきましたので参考にしてください。)

 

カリフォルニアラッコは、絶滅に瀕する種の保存に関する法の下で絶滅危惧種と指定されている。18世紀から19世紀にかけての乱獲により、ほぼ全ての個体群が一掃され、1938年までには50頭ほどしか残っていなかった。保全努力により個体数は約3,000頭に増加したが、ラッコは依然として海洋汚染や生息地の喪失などの脅威に直面している。

寄付の仕方

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anuary 30, 2019