【記事】ラッコ横断歩道の改善が必要 | Conservations say Moss Landing otter crossing needs improvement

カリフォルニア州モスランディング—保全活動家らは、モスランディングのラッコ横断歩道を改善するよう郡当局に申し入れしている。

1頭のラッコが路上で轢かれて死んだ後、2016年11月にモスランディングに標識とスピードバンプが設置された。

もともとあったハンプは、アメリカの障碍者法の問題があり撤去された。バンプは歩道のない道路の幅いっぱいに設置されていた。今年、モントレー郡は歩行者が路肩を歩くことができるスペースを残したアスファルト製の新しいスピードバンプを設置した。

モントレー郡はバンプの真ん中にあったラッコ横断注意の標識も倒されてしまったため撤去したが、新たな標識は設置しなかった。

この場所はラッコにとっては危険な場所だ。ラッコはモスランディングハーバーとモロコホ湿地帯の間を行き来することがあるが、ドライバーたちはまさか道路にラッコがいるとは予想だにしない。

この横断歩道はハイウェイ1号からすぐのところにあり、ドライバーらはスピードを上げたまま高速を出る。バンプにより車の速度を落とすことはできているが、新しいバンプは以前ほど役に立っていないと保全活動家は言う。

「前のバンプは反射板がたくさんついており、視認し易かったので、今のバンプよりはみんなスピードを落としていました」とエルクホーン・スルー・ナショナル・エスチュアリン保護区のロン・イービーは言う。

イービーは郡がバンプを作り直した理由については理解しているが、標識やライトも設置してほしいと言う。

ラッコは夜に道路を渡ることもある。湿地帯と港の間をエサを探して行き来する。防潮扉を隔てた2か所を泳いで移動し、潮が満ちて扉が閉まると片方に閉じ込められてしまう。

イービーは、そのラッコは2年前に夜間車にひかれて死んだと言う。

「ライトがあればハイウェイから降りてくる人に横断歩道の上に人やラッコがいてももっとはっきり見えるでしょう」とイービーは言う。

イービーは、州立公園局に対し、同じような問題が起こっているモスランディングのジェッティ・ロードにも同様の横断歩道を設置するよう、団体として働きかけを行っていると話した。

KSBW8

Conservations say Moss Landing otter crossing needs improvement

Jul 5, 2018