【記事】モロ湾のラッコの個体数、最高を記録 | Otter population at record high in Morro Bay

本日は2017年2月15日付のKSBYから、"Otter population at record high in Morro Bay"をお届けします。モロ湾はモントレーから車で2時間ほど南に位置しており、モスランディングと並んで、ラッコが集中しているエリアです。歩道から港の中をのぞくと親子のラッコたちをたくさん見ることができます。

ニュース動画は↓こちらから

最近モロ湾へ行ったことがあるなら、サウス・Tピア付近のラッコの数が増えているのに気が付いたかもしれない。

 

ラッコのメスとその子どもたちが数十頭浮かんでいて、驚く人もいるかもしれない。

 

「昔は1頭か2頭いただけでもラッキーでしたから、こんなにたくさんラッコが見られるなんて、自分の目が信じられません」とケン・カールソンは言う。

 

モロ湾では通年ラッコを見ることができるが、個体数は常にこんなに多くはなかった。

 

「2010年以前は、港の中にいるのは10頭未満というのが普通でした」とカリフォルニア州魚類野生生物局の上席環境科学者のマイク・ハリスが言う。

 

90年代もそうだった。さかのぼって2016年5月、ハリスはラッコの数が成獣36頭、幼獣9頭となり記録を破ったと語った。

 

しかし、ハラスメントという形で人間による脅威があり、またホホジロザメも脅威となっている。

 

「私たちはモロ湾のエリアにいますが、ピスモビーチエリアは実は最もサメによる噛みつきが顕著に増加しているところなのです」とハリスは言う。

 

絶滅に瀕する種の保存に関する法律で指定されているラッコにとって、個体数の増加はハードルが高い。

 

2016年、カリフォルニア州沿岸の一部で400頭のラッコの死体が回収された。その半数以上にサメの噛みつきが見られた。

 

カリフォルニアではラッコは1年を通じて繁殖するが、出産のピークの一つ、3月が近づいている。