【記事】ラッコの子どもたち、マックとクニクに会いに来て | MEET MAK AND KUNIK

本日は2016年11月22日付のVancouver Aquarium  Blogから、" MEET MAK AND KUNIK"をお届けします。バンクーバー水族館では最近不審者の侵入、ベルーガ(白イルカ)の死亡、その母親のベルーガも重篤な状態にあり、非常に大変な時期ですが、ラッコもきちんとケアされています。バンクーバー水族館のみなさんの不眠不休の仕事に敬意を表します。

バンクーバー水族館海洋科学センターにとって、ここ数日厳しい日が続いています。私たちは現在、ベルーガ(白イルカ)のオーロラのケアにほぼ集中しています。同じベルーガのキラが亡くなった後、多くの愛とサポートが寄せられています。

 

しかし、一番新しい水族館の仲間のことを忘れているわけでは決してありません。11月1日にバンクーバー水族館へやってきた2頭のアラスカラッコの子どもたちに名前を付けるのに協力してくださった何百人ものサポーターのみなさん、ありがとうございました。

 

アラスカ州カチェマック湾で座礁していたところを一般市民に発見されたオスの子どものラッコは、保護された場所にちなんでマックと名づけられました。

アラスカ州カチェマック湾近くで発見され保護されたオスのラッコの子ども、マックに会いに来てください
アラスカ州カチェマック湾近くで発見され保護されたオスのラッコの子ども、マックに会いに来てください

アラスカのホーマー湾で座礁し、アメリカ沿岸警備隊に発見されたメスのラッコの子どもはクニクと名づけられました。これはイヌクティトゥット語の言葉で伝統的なイヌイットの挨拶もしくは「キス」に由来しています。

アラスカ州ホーマーで発見され保護されたメスのラッコの子ども、クニクに会いに来てください
アラスカ州ホーマーで発見され保護されたメスのラッコの子ども、クニクに会いに来てください

マックとクニクの2頭は別々に発見され、母親がおらず、自力で生きていくために必要なスキルがないため、それぞれアメリカ魚類野生生物局から野生に返すことができないと判定されました。

 

生まれてから最初の6か月間、ラッコの子どもはほとんどの食べ物を母親に依存しています。母親のエネルギーの多くは子どものために費やされるため、その結果、子どもを養っている間に母親の健康状態が悪化することがあります。メスのラッコは毎年出産するので、環境的な要因やエサの入手可能性により、子どもが自立する前に捨ててしまうことがあるのです。母親がいなければ、子どもは生きていくことができません。

 

マックとクニクは第二の人生のチャンスを与えられ、バンクーバー水族館が長期的なケアを2頭に提供することになりました。

 

2頭はバンクーバー水族館の海洋哺乳類専門家らによる注意深く監視のもと、保護されたラッコのリアルトとともに新しい水槽で元気に過ごしています。ラッコの世話は非常に多くのリソースを必要とし、子どもたちが一緒になり、新しい住まいに適応できるよう、懸命に働いています。当水族館のラッコのケアを直接サポートするみなさんの寄付と、ラッコのライブカメラをご覧いただいている皆さんからのあたたかいメッセージに感謝申し上げます。

 

マックとクニク、そしてワシントン州で保護されたリアルトのケアをサポートしてくださるには、こちらをご覧ください。http://support.vanaqua.org/otterpups

Vancouver Aquarium  Blog

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November 22, 2016