【記事】カーメルビーチでラッコの子どもを保護 | Aquarium's Sea Otter Program Rescues Pup from Carmel Beach

 本日は2016年1月7日付けのMonterey Bay Aquarium Newsroomより、"Aquarium's Sea Otter Program Rescues Pup from Carmel Beach"をお届けいたします。
昨日カリフォルニア州カーメルビーチで保護されたラッコの子どもの保護の状況についての水族館からの公式報告です。

Google マップは現在の Cookie 設定では表示されません。「コンテンツを見る」を選択し、Google マップの Cookie 設定に同意すると閲覧できます。詳細は Google マップの[プライバシーポリシー]をご確認ください。Cookie の利用は、[Cookie 設定]からいつでも変更できます。
©Monterey Bay Aquarium
©Monterey Bay Aquarium

モントレーベイ水族館のラッコ保護プログラムは2016年1月6日水曜日、カーメルビーチでラッコの子どもを保護いたしました。
今回の保護に関する時系列と現在の子どものラッコの状態は以下の通りです。

  • 2016年1月6日午後1時半ごろ、カーメルビーチのナインス・アベニューとテンス・アベニューの間にラッコの子どもが打ち上がっているとカーメル警察のアニマルコントロールへ一般市民からの通報があった。
  • 当館のラッコ保護プログラムのチームが対応したが、高波と嵐という天候だったため、まずは付近で子どもを探している母親と思われるラッコを見つけようと試みた。
  • 母親を見つけ出すことができなかったため、ラッコの子どもはモントレーベイ水族館へ移送され、健康状態の検査が行なわれた。現在そのラッコはICU(集中ケアユニット)におり、ラッコ保護プログラムのスタッフが状態の安定をはかり、観察を続けている。
  • このラッコ719号はメスで、体重は6.4パウンド(約2.9kg)、およそ生後4週間とみられる。(この年齢からみて、このラッコは12月20日に当館のグレート・タイド・プールで生まれたラッコではない。)
  • モントレーベイ水族館と海洋哺乳類センターは国からの許可のもと、カリフォルニア沿岸で病気や怪我、親とはぐれるなどした生きているラッコに対応することをアメリカ魚類野生生物局に公式に認められている。
  • このラッコについては、3つの可能性が考えられる:
  1. 当館でメスの成体のラッコの都合がつけば、それをあてがい、この子どものラッコを野生に返し生きていけくことができるよう、数ヶ月間集中的なケアとモニタリングを行なう。
  2. アメリカの認定された水族館もしくは動物園の展示水槽に野生に返すことができないラッコを受け入れる余裕があれば、当館はこの子どものラッコをその施設へ任せる。
  3. アメリカ魚類野生生物局のカリフォルニアラッコ個体数回復計画の優先順位に基づき、1もしくは2が実行不可能であれば人道的に安楽死させる措置をとる。


最新情報についてや写真等は逐次こちらのニュースルームへ投稿いたします。

Monterey Bay Aquarium Newsroom
Aquarium's Sea Otter Program Rescues Pup from Carmel Beach
Jan 07, 2016